パンダ イン・マイ・ライフ

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ビートルズのすべて 11 解散への足踏み(4)

2012-09-22 | ビートルズ
さて、ビートルズが、ゲット・バック・セッションに取り組んだ、69年前後、ロックミュージックは大きな変革期を迎えていました。これまで、60年代のロック革命といったことを触れてきましたが、それをリードしてきたのは、まぎれもなくビートルズとボブディランです。

9回目のエピソード、愛こそはすべてで触れてきたように、67年の夏、ヒッピームーブメントを背景にしたサマー・オブ・ラブがありました。それらと深いかかわりのあったサンフランシスコを本拠とするジェファーソン・エアプレーンやグレイトフル・デッドなどが脚光を浴び、サイケデリックロックが大きな盛り上がりを見せ、それはイギリスなどにも波及していきます。

前後して、60年代半ば以降、イギリスでは、リズム・アンド・ブルース、ソウルミュージックに続いて、ブルースロックが脚光を浴び、ブームを呼ぶことになります。そして、それはやがてハードロックの原点の一つとにもなっていきます。

社会的には、反体制運動、反戦運動が大きな盛り上がりを見せ、そうした動向を反映した作品も数も多く生まれていました。そうした中にあってビートルズとともに、60年代のロック革命の担い手として、時代の先端を歩み、ロックシーンに多大な影響を与えてきたボブディランが音楽的な方向を改め始めます。
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