「おまけ」というと何か軽い。すぐに壊れる、だめになるというイメージがある。しかし、50歳代のわれわれは、何がしか特別の思いがある。机の中の小箱や押入れに大切にしまってある人もおられよう。
古くは、グリコのおまけ、狼少年ケンの起き上がりこぼし、丸美屋ののり玉ふりかけの8(エイト)マンのシールがあった。何より、少年雑誌の正月号は、年に1回、雑誌を買うならこのときしかないというほど、たくさんの付録があった。「少年」「少年画報」「ぼくら」など、雑誌社が中身を競った。たしかに、すぐにだめになるものもあったが、それはあくまでも付録なので、仕様が無いという思いがあった。
「ステレオ」は、音楽之友社が出している月刊誌、1963年昭和38年創刊。中学時代は、国産のメーカーが出しているスピーカーやアンプなど、セパレートのオーディオが花盛りで、もちろん買う金もない田舎の生徒には、ダイアトーン、ローディ、トリオ、ビクター、オンキョー、ヤマハ、デンオン、テクニクス、パイオニア、サンスイ、ケンウッド、ソニー、オットー、オーレックスといったメーカーの宣伝紙面を見ているだけで幸せだった。ほんとうに多くのメーカーが競い合った花形時代だった。もちろん、ハンドメードのコーナーや視聴室といったオーディオの本道から、レコード評や店の紹介といった楽しみな欄もあった。アメリカのブラスロックバンド「シカゴ」の4作目ディスク「カーネギーホール」の評を切り取り、大切にしていたのを思い出す。
そんな「ステレオ」の2012年1月号に、なんと「ラックスマン」のアンプが付録でついているというので、早速買った。
「ラックスマン」は、日本のオーディオメーカー。1925年創業というから、大正の終わり、14年から100年近い歴史を持つ。特にアンプは有名で、そのスタイル、音色に人気が高い。
古くは、グリコのおまけ、狼少年ケンの起き上がりこぼし、丸美屋ののり玉ふりかけの8(エイト)マンのシールがあった。何より、少年雑誌の正月号は、年に1回、雑誌を買うならこのときしかないというほど、たくさんの付録があった。「少年」「少年画報」「ぼくら」など、雑誌社が中身を競った。たしかに、すぐにだめになるものもあったが、それはあくまでも付録なので、仕様が無いという思いがあった。
「ステレオ」は、音楽之友社が出している月刊誌、1963年昭和38年創刊。中学時代は、国産のメーカーが出しているスピーカーやアンプなど、セパレートのオーディオが花盛りで、もちろん買う金もない田舎の生徒には、ダイアトーン、ローディ、トリオ、ビクター、オンキョー、ヤマハ、デンオン、テクニクス、パイオニア、サンスイ、ケンウッド、ソニー、オットー、オーレックスといったメーカーの宣伝紙面を見ているだけで幸せだった。ほんとうに多くのメーカーが競い合った花形時代だった。もちろん、ハンドメードのコーナーや視聴室といったオーディオの本道から、レコード評や店の紹介といった楽しみな欄もあった。アメリカのブラスロックバンド「シカゴ」の4作目ディスク「カーネギーホール」の評を切り取り、大切にしていたのを思い出す。
そんな「ステレオ」の2012年1月号に、なんと「ラックスマン」のアンプが付録でついているというので、早速買った。
「ラックスマン」は、日本のオーディオメーカー。1925年創業というから、大正の終わり、14年から100年近い歴史を持つ。特にアンプは有名で、そのスタイル、音色に人気が高い。