パンダ イン・マイ・ライフ

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音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

ビートルズのすべて 5 4人はアイドル(2)

2011-07-18 | ビートルズ
アルバム作品は、これまでのアルバムと趣を異にしている。発表当時は映画のサウンドトラックとして捉えられたが、後に音楽的に評価されることとなる。それは、初期のロックンロールを主体とした意識したものから脱皮し、多様で多彩な音楽性を取り入れ、音楽的な幅を広げ、姿勢に変化の兆しを見せ始めたアルバムとして。

「ヘルプ! (Help!)」は、当時のジョンの私的な叫びだという。ビートルズの何もかもがわからなくなり、豚のように飲み食い、肥え、太る自分に嫌気が差していた。無意識のうちに助けを求めていたという。
そのジョンの歌詞に変化の見られたのが、「 悲しみはぶっとばせ(You've Got To Hide Your Love Away)」だ。
これは、12弦のアコーステックギターで、弾き語りで歌われるこの作品は、あきらかにフォークであり、それもボブ・ディランの影響を受けたものである。
それは、前作の「ビートルズ・フォー・セール(Beatles For Sale)」の「アイム・ア・ルーザー( I'm A Loser)私は敗残者、負け犬」である。
コメント
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