ぶらぶら人生

心の呟き

五島の椿 その3

2007-01-06 | 旅日記

 五島は、椿の多く群生する島だ。
 その原生林の生い茂る、凸凹の山道を歩き、丘に立ったとき、眼下に広がる東シナ海を望むことができた。あれは五島の一つ、久賀島(ひさがじま)だったと思う。
 その丘には句碑があった。

 落椿踏みつつ来れば海近し(内海朝生)

 私の体験したとおり!

 五島は、キリシタンと深い関わりを持つ島なので、当然教会の数が多い。また、大陸との貿易の中継地でもあったため、史跡の残る島でもあった。
 海の美しさは言うまでもない。海水浴場にも恵まれている。
 自然の美しさという点では、鬼岳のなだらかな山も忘れがたい。
 島全体は素朴さを残し、のんびりとした空気に包まれていた。

 異郷にありながら、ほっとした気分を味わえる島だったなあ――と、今は過ぎし日の旅の思いを懐かしむばかり。椿にちなんで……。

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五島の椿 その2

2007-01-06 | 旅日記
 椿の季節は終わりかけていたが、それでも五島の椿に遭遇する機会はかなりあった。
 私の見た、最も大輪の花。(写真)
 大きければいい、というものではないけれど……。
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五島の椿 その1

2007-01-06 | 旅日記
 二年前、2005年の3月、五島列島を旅した。
 椿鑑賞が一つの目的の旅であったが、椿の季節は、もう終わりに近かった。

 現在ブログに、「この冬の椿」を投稿しているので、五島で見た椿のことを思い出し、アルバムを開いてみた。
 写真の玉之浦という品種は、この地のものらしく、行く先々で、よく見かけた。
 花弁の白い縁取りが特徴のようだ。
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この冬の椿 5

2007-01-06 | 散歩道
 <花作り名人>と、私が勝手に呼んでいる人の家にさしかかったとき、一点の華やぎが、右目に飛び込んできた。
 椿? と思いながら立ち止まった。
 主の姿は見えないので、断りなしに近づいてみた。
 幾鉢か並んでいる、その一つの鉢に、ピンクの花弁に赤い斑の入った椿が、一輪だけ咲いていた。
 なかなか可憐で品がいい。
 他の鉢の椿は、まだ蕾を硬く閉ざしていた。
 私の家の椿も、ほころびそうな気配さえない。
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この冬の椿 4

2007-01-06 | 散歩道

 朝の散歩で必ず通る道に、石垣を高く築いた家がある。民家の石垣にしては立派だと、いつもその技に感心しながら眺めて通る。
 今朝も、その石垣を見上げた時、裏庭にピンクの椿が咲いているのを目にした。まだ低木だが、結構たくさんの花をつけている。(写真)
 向かいの山から昇った朝日の光ををまともに受けて、ピンクを輝かせていた。
 撮影は、崖下から。したがって、一輪の花を撮ることはできず、風景として収めるより仕方なかった。
 左脇には、水仙の花も見える。
 今日は全国的に荒れ模様の天気になると、昨夜来、予報はしばしば報じていたが、今朝は穏やかな冬の朝であった。
 崖の上には、青い空も広がっている……。

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