触っていない足に感覚  2011.11.12

2011-11-12 21:22:27 | 入院リハビリ
坐位;右足の痛み

最初は左足同様に、膝から下が固く緊張していた。
左足の足底が地面につくように調整していたら、右足の痛みが、つま先から膝までだったのが、股関節まで、腰まで、わき腹を通ってわきの下まで上がってきた。

ストレッチ

足の曲げ伸ばし

最初左からだったが、足全体が雲に包まれていて、その雲の中心でストレッチが行われているみたいで、感覚がほとんどわからない。仕方がないので、今日は目で見ながら感覚を確認した。私は足首の感覚わかってないんだなと思いながら・・・よくよく感じてみると、さわられていない右足の感覚もある。先生にどんな感じと聞かれても答えることができなかった。霧かもやで所々感覚の強弱らしきはあったがその場所の特定はできなったので、「何となくそんな感じ」と曖昧な記憶にするしかなかった。でも実際に右足の足首をさわられると、さっきさわれていない右足の曖昧な感覚の記憶とそっくりであった。これはどういうことなのだろう??

不気味・・と思ったが、ひょっとしたらマヒのない人間ならできることかもと思った。以前、認知運動療法を受けていたとき(1回目の脳出欠、片マヒのとき)、人間は脳に正確な身体像があって、だから目をつぶっても、例えば自分の手の指がどこにあるかを正確に指し示すことが可能だと聞いた記憶がある。


今日リハビリで、さわられていない右足の感覚を感じたのは、脳の身体像の右足を感じたのか。
左足の足首がさわられているとき目で確認していたが、このとき左足首があそこにあるのなら、右足首はこの辺?みたいなことを脳は予見したのかも・・その脳が予想した右足首の位置がさわられていない右足の感覚の中に記憶され、実際に足首をさわられたとき感じた感覚と重ね合わせたらそっくりだったのかもしれない。マヒ患者の脳の身体像も、生身の身体のコピーみたいに正確であったとするなら。
今日は何が起きたのかわからず、考えてみた。。 

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2 コメント

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2011.11.12② (PT鈴木)
2011-11-13 22:52:59
触られていない右足に感覚があったのは、その脳内の身体像がある影響かもしれませんね。

脳内の感覚を感じている部分には「異種感覚分別再現仮説」というのがあります。

長い間、皮膚の感覚受容器の分布に対応して触覚、温度覚、関節覚などの領域が個別に集合して組織化されていると考えられていたそうですが、ある神経整理学者がサルで調べたところ、手の再現箇所が十か所以上あることを発見したそうです。

中島さんの脳内でも左足を触られることで右足の領域を担っている部分が賦活されたと考える事ができるのではと思います。
脳って不思議ですね。
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難しいお話ですね。。。 (なかしまゆうこ)
2011-11-15 17:35:45
感覚が起こるのは、実際に感覚を起こされたところと、何も原因がないと思われるところでも起こりうるという仮説があるってことでしょうか? でもわけもなく感覚が起こる場所があるようにみえることにも何か理由があるんでしょうね。。 

怖いとか不気味に思ってしまいましたが、少しほっとしました。ありがとうございました。
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