認知神経リハビリテーション(旧 認知運動療法)の話が日本で出たのは、1990年代頃だそうで、イタリアにいた日本人リハビリ療法士が片麻痺は治るかもしれないと発見している。 現に重度の片麻痺のとき、私は全力疾走できるようになったわけではなかったが足の装具が不要になったことがある。 この解放感は忘れられない。 ぶん回し歩行でなく、地面を感じて歩いた(動画、携帯で撮った3gpファイル) 認知神経リハビリテーションは新しいリハビリ療法。
以前、認知神経リハビリテーション学会の会員に配られたTemiという冊子で、認知神経リハビリテーションを受けた患者の感想みたいなものを読んだことがある。
とても上手な文章だったし、読み応えがあったと覚えている。
認知神経リハビリテーションを受けた人の生の文章で、貴重である。
ブログでこんな文章を読みたいけど私は見つけてない。
偶然私は1回目脳出血で認知神経リハビリテーションを受けはじめた。(2002年頃) 脳出血で頭がすっきりしないときから、質問が多くて考えさせられるが、自分のイメージとは違うリハビリだと思っていた。
知らない人が多そうだと、かっこ悪いHPで公開したが、「読む人はいない、自分しか見ないものだよ」「はずかしい・・・」といいイメージを持たれなかった。 でもHPに載せ続けてしまったが。
神経患者が質問に答える言葉には、患者本人が感じた独自の感覚の言葉が出るときがある。 でも確かに人のHPで見てその言葉を真似して表現しても、リハビリの意味は持たない。 リハビリ中に自分の感覚が変化して、「今はこう感じました」と言いセラピストに伝わり、セラピストの施術は成功になるわけだから・・・
認知神経リハビリテーションを受けている人の言葉を、患者は読まなくてもいいのかな。
2006年リハビリ制限が始まるまでは、通院リハビリは週2回もあるような状態で、その頃セラピストの質問に答えられず答えを知りたいとか、どうして質問をするのか聞いていたのを覚えている。 でもセラピストは、種明かしはできないと言った。
考えて自分で質問の答えを見つけなさい、と言われたと思う。