ウリ科の1年草。ツツジの植え込みの中に絡まってたくさんの瓜がぶら下がっていた。要するに烏瓜より小さいので雀瓜だ。やや水辺寄りに生えている。夏の花の咲いたところはあまり見たことがないが、秋になってその実が白く連なっているところはよく見かける。まあ目につきやすいのだろう。大井川鉄道の蒸気機関車を撮りに行ったついでというか、時間待ちで、大井川の河原を散策していたときに見つけたもの。10月2日、静岡県川根本町で撮影。
カモ科の鳥。カモ中の鴨と言ったところ。雄は青首と言われる。アヒルは本種を家禽化したものという。そして、アイガモはアヒルと本種との雑種。だから、アイガモはマガモと同じ種と言うことになるそうだ。鴨南蛮に入っている肉はこのアイガモの肉であることが多く、歯ごたえがあり、噛めば噛むほど肉のおいしさが出てくる。私の大好物と言うことになる。だから、マガモとアイガモとが一緒にいることもあり、その判別に苦慮することがある。11月28日、成田市内で撮影。
ハシビロガモの採餌行動で面白いのは、数羽から十数羽のハシビロガモが集まってぐるぐると渦を巻くように水面を回り始め、盛んに採餌している姿だ。たぶん渦を巻くように回ることで、餌となるものが浮き上がってくるのか、中央の集まってくるのかするのだろうと思う。注意してみていなかったのだが、この周り方が左回りが多いように見えた。そして、もう1つの集団でする採餌方法に、数羽のハシビロガモが直線になって、車で言えばバンパーツーバンパーのように連なってするものがある。これは、前のカモの起こした波に餌が浮かんでくるのかもしれない。11月28日、成田市内で撮影。
カモ科マガモ属の鳥。マガモよりやや小型のカモで、なんと言っても和名の通り、嘴が平たく大きくて目立つ。それは、水面に嘴をつけて水ごと食物を吸い込み、嘴で食物だけを濾し取り水だけを吐き出して採食を行うからだ。これはプランクトンを好み、甲殻類などのプランクトンや植物の破片などの水中浮遊物、軟体動物、昆虫、草の種子・果実を食ペるからだろう。それと共に水中に嘴を突っ込んで採餌することもある。マガモによく似ているので、マガモと間違うこともあるが、嘴を見れば一目瞭然だ。11月28日、成田市内で撮影。
セキレイ科の鳥。昔私の若い頃には、夏場は東北地方にしか居ないと言われていたが、最近では夏でも見られる。と言ってもそれほど夏には多くはないが。だから、昔は関東では冬鳥だった。夏場ねと冬バネが少し異なり、画像のものは冬バネになっているようだ。水辺を好むが、それほどでもないようで、水辺のないところでも、たとえば町中の私の家の周りでも見ることができる。11月28日、成田市内で撮影。
カモ科の鳥。日本のカモの中でも最小種の1つと言われている。日本全国に渡ってくるが、秋早くから渡ってきて、春遅くまで滞在している。それに、市街地の池や小川などにも居て、見る機会も多い。我が家の近くの小川にも毎年20羽ほどが渡ってきている。小川の両岸は市民のウォーキングの場所になっているのだがあまり気にしていないようだ。ウォーキングしている市民もまた、コガモに全く興味を示さないので、両者相まってかもしれない。11月28日、成田市内で撮影。
カワセミ科の鳥。画像のものは雄だと思われる。とすれば、漢字の翡翠の翡である。翡翠と書くが、翡が雄で、翠が雌を差す。古くはソニドリ→セミドリ→カワセミとなったようだ。またセミドリ色→ミドリ色となり、いわゆるミドリ色の語源だという。
池でコガモなどを撮っていると、目の前、と言っても10mほど離れているところに立っていた竹の杭にどこからかカワセミが飛んできて止まってくれたのだ。3ショット撮らせてくれたところで、また飛んで行ってしまった。ただいかんせん離れすぎていたので小さな画像となった。11月28日、成田市内で撮影。
池でコガモなどを撮っていると、目の前、と言っても10mほど離れているところに立っていた竹の杭にどこからかカワセミが飛んできて止まってくれたのだ。3ショット撮らせてくれたところで、また飛んで行ってしまった。ただいかんせん離れすぎていたので小さな画像となった。11月28日、成田市内で撮影。
クイナ科の鳥。クイナの中では最も大きく太っている。体も翼も黒いが次列風切の先端は白い。それに嘴とそれに続く額板も白い。そして、目が赤く良く目立つ。結構色々なところにいて、黒一色なので、よく目につく鳥だ。あまり飛んでいるところは見たことがなく、泳いで移動している。飛ばないわけではないので、飛ぶときはコハクチョウなどと同じように水面を蹴って助走して飛び立つ。11月28日、成田市内で撮影。
サギ科アオサギ属の鳥。大変大きなサギだが、オオダイサギよりはやや小さいと言われている。まあ、そうかもしれない。世界的に見れば、南北アメリカとオーストラリアを除いた地域にせい即位していると言うから、ほぼ汎世界的に見られると言うことなのだろう。日本ではほぼ留鳥だが、北海道のものは冬期九州などへ渡るらしい。しかし、よく目につく鳥である。決して多くはないのだろうが、何しろ大きいし色も独特なので居ればすぐに目につく。11月28日、成田市内で撮影。
カモ科カモ亜科の鳥。マガモよりやや大きいという大型のカモ。雄の尾が長いのが特徴。だから結構スマートに見える。何しろ大量に渡ってくるようで、画像のものは印西市本埜地区(旧本埜村)のコハクチョウ渡来地に、数百羽、いや、数千羽毎年来ている。まあ、数千羽は大げさかもしれないが千羽は優に超している。いつだったか、あの谷津干潟では一面オナガガモで覆われてしまったことがあるほどだ。11月28日、印西市内で撮影。