備忘簿

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首里城「園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしばし)」

2015年02月20日 07時51分12秒 | 魚類等
園比屋武御嶽と書いて、琉球語で「そのひゃんうたき」と読むそうだ。そして、御嶽「うたき」とは、資料には「琉球の信仰における祭祀などを行う施設のことを言う」とある。
だから、門とは言いながら出入りすると言うよりは「石門の背後にある森が園比屋武御嶽である。この御嶽は国王が各地を巡航する旅に出る際必ず拝礼した場所であり、また聞得大君が就任する時にまず最初に拝礼した、いわば国家の聖地だった」と言うことなのだろう。
首里城は世界遺産に指定されているとは言いながら、建物は1992年に復元されたものであり、その世界遺産に指定されている部分は首里城跡であり、建物の床下というかその基礎の部分の遺構である。首里城内にはその遺構を見られるところが1箇所しつらえてある。
ところが、この園比屋武御嶽石門は「1519年に第二尚氏王統第3代王の尚真のときに造られた」もので、この門自体が世界遺産に指定されている。
そのすぐ後に歓会門があり、そちらへ人々が行ってしまうので、この石門は見る人も少ないようだが、何にもまして引きつけられる石門ではある。1月28日、首里城内で撮影。
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