セミ科アブラゼミ属の蝉。鳴き声が鍋で油がはねている音に似ているからと言う和名。体色が油に似ているからと思っていたが、由来はその鳴き声にあった。秋最中で台風18号が通過しようとしているこの時期にアブラゼミの話題もないものだが、撮ってきた写真がたくさんあり、時候とはかけ離れてしまった。まあ、で致し方ないところではある。
この蝉の最盛期は8月で、ジージーというその鳴き声は油の煮えたぎる熱い音に似て、いかにも夏の暑さをおぼえさせるが、この蝉の合奏は蝉時雨と言って、一転して一種の涼しさを感じさせる言葉であるのが面白いところだ。我々日本人の自然の感じ方の一端を物語っているのだろう。8月6日、千葉市内で撮影。
この蝉の最盛期は8月で、ジージーというその鳴き声は油の煮えたぎる熱い音に似て、いかにも夏の暑さをおぼえさせるが、この蝉の合奏は蝉時雨と言って、一転して一種の涼しさを感じさせる言葉であるのが面白いところだ。我々日本人の自然の感じ方の一端を物語っているのだろう。8月6日、千葉市内で撮影。