カワラナデシコ＜河原撫子＞

ナデシコ科ナデシコ属の多年草。花弁は５枚だが、上端が深く細裂しており、複雑な感じに見えるのが特徴。山野の日当たりの良い草地や河原に生えるのが普通だが、今ではそんなところに咲いていればすぐに持ち去られてしまうだろう。だから普通にはほとんど見られなくなってしまった。この公園の草地でも、よく見渡せるところに咲いていたのだが、それはすぐになくなってしまった。草深く人があまり入り込まないようなところで、他の草に埋もれて咲いているのを見つけた。この花には不本意な環境だろう。７月２８日、千葉市内で撮影。