備忘簿

日常の呟きを記録する。

川越市、時の鐘

2005年12月28日 07時08分11秒 | Weblog
川越市の時の鐘は、明治26年の大火で消失し、翌年再建されたものという。高さ16mほどの櫓の上に半鐘がつるされていた。江戸時代も明治の当時も高い建物など無い時代に16mの高所から打ち鳴らされる鐘の音はどれほどの距離まで届いたのだろうか。時鐘の音の到達距離について川越市のホームページなどを見たが記されていなかった。ただ、騒音を発するものもない静かな環境なので、市街を越えて遙か彼方まで聞こえたのだろう。江戸の時鐘は火災の報知と混同するのを避けるため、初め3連打してから時を打ったという。これもやはり同じようにしたのだろうか。
しかし、それにしても16mは高い。5階建てのビルに相当する。当時お城や寺などしか高い建物はなかっただろうから、関東平野を一望できたに相違ない。もしできるならばその時代に戻って、この櫓に上って眺めて見たいものだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする