ユリ科ユリ属の多年草。何と言っても、ユリの中でこのヤマユリが一番好きな花だ。子供の頃、山へ行ってはヤマユリの花を見つけて、その百合根を掘りとって持ち帰って、自宅の庭に植えたものだ。花には強い芳香があり、細い花糸の先に赤い葯がついており、これが衣服に着くとたいへん落ちにくいのだ。2017年7月、千葉市内で撮影。
ユリ科ワスレグサ属の多年草。名の通りヤブカンゾウは丘を好むが、ノカンゾウは水辺に咲いていることが多いようだ。やや小型だが、スッキリとして、見栄えの良い花だ。花のの色もやや赤みを帯びており、別名はベニカンゾウとも言うそうだ。2017年7月、千葉市内で撮影。
トウダイグサ科トウダイグサ属の2年草。燈台というのは、今我々がすぐ思い浮かべる塔状の航路標識ではなく、昔の室内照明器具のこと。上に灯心を立てた油皿をのせて火を灯す台のことだ。背が高く80cmほどにもなり、秋になるといわゆる草紅葉となり美しい。2017年7月、千葉市内で撮影。
フウロソウ科フウロソウ属の多年草。山地の草地などに生えていると図鑑にあるが、ここは自宅近くの公園の平地の草地である。初めてタチフウロを見たのは印旛沼捷水路の脇で、ただ一株咲いていたものだった。次は、佐倉市の市民の森の中にこれも一株見つけた。ところが、其後自宅近くの公園の草地に行ったときにたくさんのタチフウロが咲いているのを見つけ欣喜雀躍したのを今でも覚えている。2017年7月、千葉市内で撮影。
まめかクララ属の多年草。日当たりの良い山野に生えている。自宅近くの公園の草地にはたくさん生えているが、今年は花の時期に見に行けなかったので、今回はその実の画像となった。マメ科だけあって、6cmほどの莢(さや)がたくさんぶら下がっていた。また、苦参(くじん)とは、漢方生薬で、健胃薬、そして、茎葉の煎汁は蔬菜の殺虫剤などに用いられたそうだ。2017年7月、千葉市内で撮影。
ナデシコ科ナデシコ属の多年草。名にある通り河原などに見られると言うが、実際には日当たりのよい草地で見ることのほうが多い。画像のものも、自宅近くの公園の草地の中に咲いていたもの。花は紅紫色で、緑一面の草の中に大変華やかに咲いていた。2017年7月、千葉市内で撮影。
シソ科アキギリ属の多年草。秋のと、ついているくらいだから春や夏のもあるのかなと思って調べてみると、春の、も、夏の、もあるそうだ。山野の道端などに普通に見られる。茎の上に長い花穂を出して花と咲かせるが、花穂が一時に全部花を咲かせていることはなく、上のほうが咲いていなかったりしていて、なにかさみしげである。2017年7月、千葉市内で撮影。
キク科オグルマ属の多年草。日当たりの良い山野に生えている。見たところ、舌状花は細く葉はカサカサとしており、葉の裏面の葉脈が隆起して目立つようだ。いつも行く自宅近くの公園の草地に他の夏草に紛れて咲いていた。ただ、そこは他の草の高さが低くカセンソウの黄色い花が目立っていた。2017年7月、千葉市内で撮影。
アカバナ科マツヨイグサ属の2年草。北米原産だそうだ。まあ、至る所で見られるマツヨイグサだ。小さな割に花が大きいといった和名だろうか。背丈は15から20cmほどだ。花は直径4cmほど。2017年7月、千葉市内で撮影。
アカバナ科マツヨイグサ属で、北米原産の植物をもとに、ヨーロッパで作り出された園芸種と言われる2年草。「富士には月見草がよく似合う」と言った太宰治、「待てど暮らせど来ぬ人を宵待草のやるせなさ」と詠った竹久夢二。など、この草に纏わる話は多いそうだ。2017年7月、千葉市内で撮影。