そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

核廃絶などと平気で嘘をつく安倍晋三

2016-10-28 | 
国連総会第1委員会(軍縮)が27日に採択した、核兵器禁止条約交渉の開始を求める決議案に唯一の被爆国の、日本が反対した。この案に核廃絶宣言でノーベル平和賞をだまし取ったオバマのアメリカが、強く反対するのでこれに同調したのである。これまで「唯一の被爆国」である日本は、核兵器保有国と非保有国との「橋渡し役」を自任してきた。今回の反対理由の岸田外務大臣の、「実践的措置を積み重ねる我が国の基本的立場に合致しない」という言葉も、佐野軍縮大使の、「核軍縮を進めるには核保有国と非核保有国が協力することが本当に必要だ」という言葉も、何度読んでも意味不明である。少なくとも賛成する理由にはなっていない。彼らは「アメリカに配慮した」という言葉を隠している。
核兵器を法的に反対するこの法案には、123国が賛成した。北朝鮮もイランも賛成票を投じている。反対国は、核保有国のアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、イスラエルそして日本など38か国である。棄権したのは、核保有国の中国、インド、パキスタンなど16か国である。
安倍晋三は今年オバマを被爆地広島に連れて行くパフォーマンスをし、「唯一の被爆国として、核廃絶に向けて働き掛ける」といったのが嘘だったのが分かる。
決議案採択に向けて、日本の被爆者は大きく貢献した。安倍晋三は嘘をついたばかりか、被爆者たちに後ろ足で砂をかける行為をしたのである。広島長崎の被爆者たちは異口同音に、失望表明している。
今回の反対で、非保有国や核廃絶を求める市民団体から強い批判を受けるのは必至である。安倍晋三の嘘はもう聞き飽きた。TPPに消費税に平和主義に原発にアベノミクスにオリンピックにと、数え上げたらきりがない。
どんな言い訳をしようとも、安倍晋三は、お得意の嘘を国民について、「唯一の被爆国」日本は核保有国へ理解を示した。積極的核保有主義者の稲田を防衛大臣に据えるなど、核廃絶など安倍晋三は毛頭考えてもいないのである。
コメント (1)
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