そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

東京に負の遺産を残し続けている石原慎太郎

2016-10-10 | 国際・政治
">豊洲移転問題の総責任者、推進者は石原慎太郎である。このこと以前にも書いたが、時の最高責任者というだけではなく、特に自民党議員たちに良いように利用されてきた。軍事おたくの小説家が知名度をバックに、選挙で票を集めたに過ぎない知事であった。事務能力がゼロであるがために、週に2,3日しか登庁しないのである。書類を見せられても良く解らない。豊洲の言い訳は、メクラ判押しましたと言っているのである。
2億4千万円も使った出張という名の大名旅行についても、事務方が勝手にやってくれるので、俺知らんと嘯くしかない。弱い者いじめが得意なマスコミは、石原の足元にも及ばない舛添の大名旅行をバンバン叩く。ちんけな舛添のチョロマカシの方を、連日取り上げ辞任に追い込む。ほとんど同じ時期の甘利の口利きにはほとんど黙し、巨悪には甘く公用車を通勤に使ったり、家族旅行を政治活動としたと微細なことを、面白おかしく取り上げ続けた。

石原慎太郎の巨悪は、枚挙にいとまないが、なんといっても外交音痴の右翼が自らの思想を背景に尖閣列島を買うなどといったことである。中国革命第一世代が手を付けないでおこうと柔らかく出ているのに、あえて買うなどと言って火をつけたことである。それにまた、外交音痴の野田首相(現民進党幹事長が)もっと大きな火にしてしまったことである。その後のことは語るまでもない。石原慎太郎が巨悪の根源である。
都政では、誰もがお忘れだろうが、取り巻きに煽てられて作った、新銀行東京の破たんである。茶番劇のようであるが、ことはそんなに小さくはない。財政の豊かな東京都でしかなしえない、失態である。1000億円投資し、400億円追加したが、バブルがはじけて誰も金借りに来ない。典型的なお役人構想事業である。税金が尻拭いしてくれるようになっている。
築地市場の豊洲移転については、盛り土などの問題以前に、不自然な力が働いてすすめられたものである。石原が甘い汁を吸ったかどうかはわからないが、石原を支持した取り巻きは明らかにうまい汁を戴いている。
今騒然となっている、技術者会議が決めた盛り土を、反論もなく無視したのは、どう考えても石原の鶴の一声がなければできないことである。そのうち隠し切れなくなるだろう。
その後の、移転にかかわる業者の多くが自民党関係者のなどの関連企業が、数倍の金額まで膨らませ、落札させている。石原を利用した連中である。
東京オリンピックの誘致には失敗したが、意味もなく継承されて猪瀬の時に成功させている。一時の経済波及効果以外の意味はないオリンピック誘致である。見栄っ張りの石原のお好みのイベントであるが、これも豊洲と同じである。石原を煽て上げた利権を欲しいままにした、その象徴が豊洲であり、オリンピック誘致なのである。
コメント (1)
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