市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

7月8~14日にWEBで開催!2年ぶりの台湾フェアin群馬2021…乞うご期待!

2021-05-26 23:33:00 | 国内外からのトピックス
■2016年からスタートした台湾フェアin群馬。回を重ねるごとに、群馬県民の皆様に親しまれており、「今年はいつ開催?」と訊かれる機会が増えた矢先、昨年は中共由来の武漢肺炎ウイルス(COVID-19)の世界的感染拡大のため、中止せざるを得ませんでした。それから1年。新型コロナ禍で、経済社会の在り方が揺れ動く中、群馬県台湾総会では、渡航できなくても何とかして群馬県民の皆様に台湾の最新事情と日台交流の歴史と今後についてお伝えすべく知恵を絞って参りました。その結果、WEB方式を取り入れて7月8日(木)から14日(水)にかけて、「WEB台湾フェアin群馬2021」を開催することに決定しました。現在、コンテンツのさらなる充実に向けて、群馬県台湾総会会員一同、総力を挙げて取り組んでいます。ぜひご期待ください!

2年前の令和元年7月5・6日に開催された台湾フェアin群馬2019のポスター

【6/25お詫び】
 この記事は、5月26日に一旦掲載しましたが、その後、一部のマスコミで、このブログ情報をもとに6月4日付で記事化したところ、群馬県から群馬台湾総会に対し、山本一太知事の意向として、サプライズを演出する必要があるため、事前公表を控えてほしいとの要請が寄せられました。
 そのため、6月5日から一旦掲載停止を余儀なくされましたが、このほど、公表できる状況になったことが確認できたため、掲載を再開することとしました。
 ご心配をおかけした読者の皆様に対し、この場をお借りしてお詫び申し上げます。


 これまでの台湾フェアin群馬についての記事は以下のとおりです。
○2016年7月10日:7月8日(金)~10日(日)に県庁1階県民ホールで「台湾フェアin群馬」が開催されます!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2027.html
○2016年7月12日:台湾フェアにお越しくださった1万人余りの皆様に厚く感謝もうしあげます。
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2087.html
○2017年7月15日:昨年大盛況だった台湾フェア・・・今年もご要望に応えて7月15・16日に群馬会館で開催決定
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2329.html
○2017年7月16日:楽しさテンコ盛り・・・大盛況の台湾フェアin群馬の初日
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2364.html
○2017年7月17日:大盛況のうちに終了した今年2017年の台湾フェアin群馬
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2366.html
○2018年5月30日:例年大盛況の台湾フェア・・・今年もご愛顧に応えて7月6~8日に県庁1階で盛大に開催決定!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2655.html
○2018年7月6日:思い立ったら台湾日和・・・台湾フェアin群馬2018がいよいよ今日から群馬県庁1階ホールで開催中
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2687.html
○2018年7月8日:台湾フェアin群馬2018・・・初日に続き二日目も大盛況
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2689.html
○2018年7月9日:大盛況だった台湾フェアin群馬2018を振り返って
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2692.html
○2019年7月7日:関東三大台湾イベントのひとつ台湾フェアin群馬・・・今年も7月5・6日に県庁1階で盛大に開催!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2960.html

■現時点でのWEB台湾フェアin群馬2021の最新プログラム案は次のとおりです。

*****プログラム案*****
テーマ:WEB台湾フェアin群馬2021
(令和3年7月8日(木)~14日(水)フェア開催中公開)

■内容:①展示区画
    ②交流区画(WEB)
    ③映像区画(WEB)
■期日:2021年7月8日(木)~14日(水)
   ・展示:10:30~未定(コロナ感染状況により最終決定)
   ・交流:7月8日(木)18:00~19:30
       7月9日以降(調整中)
   ・映像:随時
■場所:展示:群馬県庁1階県民ホール(群馬県前橋市大手町1-1-1)
    交流:WEB対談(群馬県庁32階Tsulunosスタジオ)
    映像:WEBデザイン中
■主催:群馬県台湾総会、群馬県、(公財)日本台湾交流協会
■協賛:台北駐日経済文化代表処、台湾観光協会東京事務所、台湾僑務委員会、(一財)台湾協会、前橋市、沼田市、桐生市、みなかみ町、東吾妻町
■後援:上毛新聞、NHK前橋放送局、群馬テレビ
【各区画のコンテンツ】
展示区画:1.群馬県台湾総会の20年間の活動記録
     2.群馬県と高雄市、台中市、彰化県との交流記録
     3.群馬県内の各市町村と台湾各地自治体との交流記録
     4.台湾観光協会東京事務所提供による台湾の風景ポスター
     5.台湾の「世界遺産」クラスの景勝地の写真
交流区画:1.オードリー・タン政務委員(デジタル担当)と群馬県知事・学生の皆さんとのWEB対談
映像区画:1.主催者&来賓ご挨拶(WEB動画)
     2.高雄市、台中市、彰化県、台南市の観光名所と空撮映像の観賞(3市1県が提供したオフィシャルWEB動画)
     3.高雄市、屏東県空撮風景(WEB動画)
     4.「南投県翠峰茶畑巡礼」映像観賞(WEB動画)
     5.「楽しい桃園市大渓エリア」映像観賞(WEB動画)
     6.台湾にいる日本人留学生による現地の大学の校風紹介(WEB動画)
     7.群馬県台湾総会の活動をふりかえる映像(WEB動画)
     8.写真で見る台湾総会20年の足跡(WEBスライドショー)
     9.台湾料理学習編:ルーローファン(滷肉飯)とパイナップル饅頭(WEB動画)(講師:会員)
     10.簡単語学学習編:華語・台湾語(WEB動画)  (講師:会員)
     11.台湾と日本の植物比較編(WEB動画)    (講師:会員)
     12.台湾ウーロン茶おもてなし編(WEB動画)   (講師:会員)
     13.台湾懐かしい流行歌編(WEB動画)     (講師:会員)
*********

■ご覧のとおり、一番の目玉イベントは、台湾のコロナ感染を水際でストップした台湾で、デジタル技術の専門性を買われて弱冠35歳で2016年10月に蔡英文政権下で行政院に入閣し、無任所閣僚の政務委員(デジタル担当)を務めるオードリー・タン氏とのWEB対談企画です。

 この企画を群馬県台湾総会が、群馬県側に伝えたところ、知事戦略部地域外交課の目に留まったのでしょうか。すぐさま山本一太知事自ら対談参加を買って出ました。案の定、総額2億円以上を掛けた県庁32階の動画放送スタジオ「ツルノス」でオードリー・タン大臣と若手世代の間に割り込んで、知事としてのスタンスをPRすべく、意気込みの程がうかがえます。

 しかし、山本一太知事は、新型コロナウイルスの感染拡大が日本でも不安視され始めた昨年2月6日、当時「武漢肺炎」と称された未知のウイルスによる疫病が拡大中だった武漢市に対し、県内にある日本精密測器(渋川市)と県立産業技術センターが共同開発した非接触型体温計100本と使い捨てのマスク2万400枚を、日本政府の武漢行きチャーター機に積んで送るなど、中共政府にのめり込む性向があるだけに、きちんと公平な目線で台湾の主要閣僚との対談をこなせるのかどうか、不安視する向きもあります。

2020年4月9日、中国から届けられた支援物資のマスクを県庁で紹介する山本一太知事

■現在、台湾では、中華航空の国際線パイロットが持ち込んだ新型コロナウイルスの変異株による感染急拡大に直面しています。この混乱に乗じて、中共が、さまざまなデマや嫌がらせをして、台湾独立を志向する蔡政権への揺さぶりをかけています。

 1年4カ月にわたり、新型コロナウイルス対策に成果を上げてきた台湾ですが、このままコロナ感染急拡大を許せば、台湾侵攻を狙う中共政府や、その意を汲んで、民進党政権の施策をことごとく否定する国民党の残党が息を吹き返すことが懸念されます。

 少しでも気を緩めると、あっという間に感染が拡がるタチの悪い、この中共由来の「武漢」ウイルスの脅威を台湾政府はあらためて痛感していることでしょう。現在、ロックダウン一歩手前の措置を講じていますが、今後の動静には目が離せません。

 そうした国際情勢も頭に入れつつ、来る7月8日から14日にかけて開催予定のWEB台湾フェアin群馬2021にご期待ください。

【群馬県台湾総会書記からの報告】

※関連報道
**********BBC2021年5月20日
台湾とシンガポールで感染急増 何がまずかったのか

マスクをして寺院で手を合わせる台湾の市民
 シンガポールと台湾は新型コロナウイルスの感染者がほとんど確認されず、対策に成功したと称賛されてきた。
 しかし今月に入り、この2地域で感染者が急増している。シンガポールは先週だけで新規感染者が248人を記録。台湾は域内での感染が1200人を超えた。
 どちらも一度に集まる人数を規制し、学校を休校にするなど、極めて厳しい社会制限を実施してきたのにだ。
 世界全体で見れば、いずれの感染者数もたいしたことないようにみえる。だが当事者にとっては、つい1カ月前までは想像できなかった人数だ。何があったのか?
◆台湾:十分だと満足
 中国が新型ウイルスの出現を報告した後、真っ先に海外からの渡航を禁止したのが台湾だった。厳しい水際対策はいまも続いている。
 だが台湾の中では、人々と政府の間に大丈夫だという感覚が広がり出した。
 病院は積極的な新型ウイルス検査をやめた。国立台湾大学の林先和副教授は、感染者に多い発熱の症状がある人に対しても実施されなくなったと話す。
 新型ウイルス関連のデータをオンラインでまとめている「アワ・ワールド・イン・データ」によると、台湾でウイルス検査を受けたのは、2月中旬時点で1000人あたり0.57人だけだった。同じ時期、シンガポールでは6.21人、イギリスでは8.68人だった。
 「症状が出ている人々の間でさえ(新型ウイルス感染症の)COVID-19になる可能性は実質的にゼロだという感覚が広がっていた」と林副教授はBBCに説明した。根底には、台湾の厳しい水際対策が新型ウイルスの侵入を許すことはないという思い込みがあったという。
 「医師たちは真剣に受け止めず、病院も警戒せず、接触者の追跡もあまりしなかった。これで十分だといった感覚が間違いなくあった」
 そのことをよく示していたのが、ワクチン未接種の航空機パイロットの隔離ルールだ。当初は14日間の隔離を義務付けたが、その後5日間に短縮され、さらに3日間に縮められた。
 それからまもなく、中華航空のパイロット数人が絡んだ感染クラスターが発生した。パイロットらは、台湾の桃園空港近くのホテル「ノボテル」に宿泊していた。後日、イギリス型変異株「B117」に感染していることが確認された。
 このウイルスが地域で拡大し、やがて台湾の「茶芸館」(風俗店)にも広まった。

台湾では風俗街で感染が拡大した
◆「日本から学ばなかった」
 「換気されている屋内で、人々が酒を飲んで歌い、接触を繰り返した。1カ所の茶芸館だけでなく、通りに並ぶ多くの店で同じ状況だった。ものすごい規模のスーパースプレッダー・イベント(感染を急拡大させた事案)だった」と、林副教授は話した。
 伝染病学者で元台湾副総統の陳建仁教授は、ウイルス検査で陽性と判定された人の多くが、風俗街に出かけたことを隠しがちなことも、接触者の追跡をいっそう難しくしていると話す。
 「ごく少数の人がルールを破っただけで拡大につながることを、今回のことは見せつけている」と陳教授は話した。
 陳教授はまた、台湾が日本の風俗業界を見習わなかった点も指摘した。日本でも風俗店で感染が急拡大したが、その後に休業が要請された。
 「台湾は日本から学ばず、同じ問題に直面すると考えなかった」
 シンガポール国立大学(NUS)のアレックス・クック准教授は、台湾の状況について、「水際対策を重視し過ぎ、国内での感染拡大防止対策を十分取らない戦略のリスクを示している」と述べた。
◆シンガポール:すき間から拡大
 シンガポールは、台湾と話が異なる。
 感染者が少ない状況が続く中、シンガポールでは常に厳しい対策が取られてきた。会合は8人までとされ、クラブは営業が禁止されている。結婚式のような大規模な集会は、いまも参加人数が制限されている。
 だが、ワクチン戦略にはまだ欠陥があり、今月半ばにはチャンギ国際空港が、今年の国内最大の感染クラスターとなった。同空港には人気ショッピングセンターがある。
 当局の調査で、東南アジア諸国など高リスク国からの渡航者が到着するゾーンで働く空港スタッフに、多数の感染者が出たことが判明した。
 それらのスタッフの一部は、一般の人々も利用する空港内のフードコートで食事をし、感染を拡大させた。
 これを受け、シンガポールは現在、同空港の複数のターミナルを一時的に閉鎖している。

シンガポール・チャンギ国際空港
 その後、感染した人の多くが、インドで最初に見つかった感染力の強い変異株「B1617」に感染していたことが判明した。
 シンガポールは、高リスクの国・地域からの航空機や乗客と、低リスクの場所から来た航空機や乗客を分けて対応すると発表した。スタッフも囲いを設けてゾーンごとに分離するとした。
 インターネット上では、なぜもっと早くそうした措置を取らなかったのかと疑問視する声が出ている。問題点は1カ月前から指摘されていたという。
 しかし、NUS公衆衛生学部トップのテオ・イク・イン教授は、新たな変異株がシンガポール国内に入り込むのは「不可避」だったとの見方を示した。
 「人々がいら立つのは理解できる。シンガポール国民の大半はとてもまじめに制限に従ってきた」
 「だが私たちは、国境を完全に封鎖できる中国とは違う。私たちの国としての評判や経済は、貿易のハブ(中継地)としての地位と関係している」
 「アメリカでは去年、最悪のウイルスは中国からではなく、ヨーロッパを訪れた旅行者からもたらされた。シンガポールは何カ国に対して国境を閉鎖できるというのか。1つの国を受け入れなければいいわけではないことを、理解しなくてはならない」
 NUSのクック准教授は、シンガポールはまだ、感染の拡大を抑えられる可能性は高いと話す。
 「『まずいことになった』と言うのはまだ早い。シンガポールは対策を強化してはいるが、かなりいい状態にある」
 「1日あたりの感染者数は、人口に合わせてイギリスと比較すれば、イギリスの10%ほどだ。言い換えれば、シンガポールは新型ウイルスが手に負えなくならないように、対策を強化しているところだ」

**********日経2021年5月23日21:02
台湾、コロナ感染者数を再修正 実際より3割少なく公表

台湾当局の陳時中・衛生福利部長は23日、再び新型コロナの感染者数を修正した(台北市)
【台北=中村裕】台湾当局は23日、新型コロナウイルスの感染者数の直近1週間の発表に誤りがあったことを明らかにした。22日に実際よりも400人少なかったと修正したばかりだが、23日は、さらに170人を上積みした。計570人の集計漏れがあったという。感染が急増するなか、当局の発表数字の信頼性が問われる。
 訂正したのは、16~22日までの7日間の感染者数で、合計は2535人だった。当初は1965人と発表しており、実際に比べ、約3割も集計を誤っていたことになる。
 当局で新型コロナ対策の指揮を執る陳時中・衛生福利部長は、23日に開いた記者会見で「(感染者が見つかった)地方から(中央の)当局への通報システムが複雑で問題があった。(感染急増で)システム上の渋滞も起こしてしまった。人手も不足していた」と、釈明した。
 感染拡大を受け、台北市の当局は23日、24日から飲食店での店内飲食を全面的に禁止すると発表した。
 新型コロナを抑えていた台湾では、中華航空(チャイナエアライン)の国際線パイロットが4月後半、隔離用のホテルで感染を大きく広げてしまった。隔離が徹底されず、ホテル従業員などに一気に感染が広がった。
 通常、台湾に入境後は2週間の隔離が必要だが、パイロットには3日間のみで隔離が済む特例が与えられていたことも、感染拡大につながったとみられる。
 5月初旬には、蔡英文(ツァイ・インウェン)総統が執務をおこなう官邸の「総統府」にも近い、台北市内・萬華区の風俗店周辺で、クラスター(感染者集団)が発生し、感染者が急増した。
 23日も感染拡大が止まらない。新たに290人の感染者を確認した。8日連続で200人以上の感染者が見つかった。台湾の累計感染者は4322人、死者は累計23人となった。

**********ロイター2021年5月24日2:59 午後UPDATED
新型コロナで中国がフェイクニュース拡散、台湾が批判
[台北22日ロイター] - 台湾内政部次長のChen Tsung-yen氏は22日、中国が新型コロナウイルスの感染状況に関するフェイクニュースを流していると批判した。
 同次長は会見で、中国の台湾に対するプロパガンダ(宣伝工作)や誤報がもたらす危険性を「はっきり認識している」と述べ、フェイクニュースの内容を説明し続けているのは注意喚起のためだと説明した。
 台湾の蔡英文総統が新型コロナに感染しており、それが隠されているなどといったフェイクニュースがネット上には流れていると指摘し、「これは非常に不快なフェイクニュースだ」と批判した。
 蔡氏は、総統公邸でスタッフのコロナ感染が確認されたため、ウイルス検査を受けたが陰性だった。

**********NHK News Web2021年5月25日19:12
感染拡大続く台湾 上から2番目の警戒レベル 来月14日まで延長

 台湾では新型コロナウイルスの感染拡大が続いていて、当局は、屋内で5人以上が集まることなどを禁じる警戒措置を、予定より半月以上延ばして来月14日までとすることを決めました。
 台湾では新型コロナウイルスの感染確認が今月中旬から急増し、海外から到着した人などを除いた域内での感染確認は今月14日までの累計が160人台だったのに対し、15日以降だけで4000人を超えています。
 当局は、感染者が特に多い台北市と新北市で15日から、そのほかの地域も19日から警戒レベルを4段階の上から2番目に引き上げ、屋内で5人以上、屋外で10人以上の集まりを禁じたり、学校での対面の授業を取りやめたりしています。
 この措置は今月28日までの予定でしたが、当局は半月以上延ばして来月14日までとすることを決めました。
 陳時中 衛生福利部長は「感染者に症状が出た日から検査結果が出るまで日数がかかっていて、知らないうちに家庭内や地域などで感染を広げているケースが懸念されるためだ」と説明しています。
 人口2350万の台湾にこれまでに届いたワクチンは70万回分余りにとどまっていますが、陳部長は8月末までには台湾製のものも含めて1000万回分を調達できるという見通しを示しました。

**********Bloomberg2021年5月25日18:08JST
日本と台湾が転落、10位の圏外-新型コロナ時代の安全な国ランキング
★日本は14位に急落-ワクチン出遅れが響き7位後退
★ワクチン接種を進めた米欧の順位上昇-アジアと明暗

 新型コロナウイルス感染症(COVID19)を巡りブルームバーグがまとめる世界で最も安全な国・地域の番付「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」には今月、大きな変動があった。シンガポールがトップの座を失ったのをはじめ、これまで感染を抑え込んできたアジアの国・地域が後退。一方、ワクチン接種で先行した国々は引き続き順位を上げた。
 5月の番付で最も順位を落とした7カ国・地域は全て、これまで新型コロナ対応が称賛されてきたアジア太平洋地域に位置している。日本と台湾はワクチン接種の出遅れと感染再拡大でトップ10から脱落。東南アジアと南アジアでは世界最悪の感染拡大に見舞われているインドを含む国々が順位を下げた。
 7月に予定する東京五輪を前に感染を抑え込もうと政府が緊急事態宣言を延長している日本は7位後退し14位。台湾は15位と、4月の5位から急落した。数カ月にわたり域内感染がなかった台湾だが、今月に入って感染者が急増し、緩やかなロックダウンに至っている。  
 対照的に、欧州の一部と米国は大流行が徐々に収まり着実に順位を上げている。ワクチンで抗体を得た人が増えるのに伴い各国は旅行を解禁、マスク着用の義務をなくし、COVID19から自由になろうとしているようだ。英国は7位躍進して11位、米国は13位に順位を上げた。
 欧米とアジアのこの逆転劇は、ワクチン、特に画期的なメッセンジャーRNA(mRNA)技術を採用したワクチンの効果を反映している。mRNAワクチンには重症化を防ぐばかりでなく、感染自体を抑える働きがあるようだ。欧州のワクチン接種が加速しロックダウン(都市封鎖)が解除されるのに伴い、フランスとポーランドはそれぞれ18段階、13段階も順位を上げた。



 COVID耐性ランキングは幅広いデータを用い、社会・経済への影響を最小に抑えつつ最も効果的な新型コロナ対応を取っている国・地域を特定する。死亡率や検査率、ワクチンへのアクセス、移動の自由などを勘案する。国(域)内総生産(GDP)2000億ドル(約21兆7000億円)超の国・地域を毎月比較する。
★ブルームバーグCOVID耐性ランキングの補足説明
 3月まで5カ月連続で首位だったニュージーランドは5月にトップの座に返り咲いた。同国は国内から新型コロナをほぼ駆逐し、国民は海外渡航を除きコロナ前と同じ自由を謳歌(おうか)している。
 しかし、ワクチン接種が始まったばかりで接種を受けた人が国民のわずか5%にすぎないニュージーランドには、かつての抑え込み成功組と同じ道筋をたどるリスクがある。
Staying Home
Singapore moves back toward lockdown as local infections rise
Source: Singapore Ministry of Health, Google Covid-19 Community Mobility Reports
Note: Data takes seven-day average to smooth out fluctuations.
  厳密な国境管理をくぐり抜けて感染が再燃したシンガポールと台湾は、経済再開を既に始めている欧米諸国の一部で今も見られる症例数をはるかに下回る感染例に対しても積極的に対応を講じるため、制限措置を繰り返し導入するサイクルに陥る恐れがある。わずかな感染例も許さない姿勢はランキング3位のオーストラリアと9位の中国、10位の香港にも見られるが、世界の他の国・地域が新型コロナの存在を受け入れ前へ進もうとする中で弱点になるかもしれない。
Slow Vaccinations
At current paces, it will take some Asia economies years to build immunity
Source: Bloomberg's Covid-19 Vaccine Tracker
Note: Based on current vaccination pace. Data as of May 25. Bangladesh and Vietnam need 10+ years.
  新たな変異株の出現が続く中、シンガポールはワクチン接種の方法について検討し、2回の接種の間隔を広げることを計画している。限られたワクチンを成人人口のより多くに行き渡らせるため、昨年12月に英国が採用した戦略だ。容赦ない感染拡大で1家族全員が死亡するという悲劇も起きたインドも同じ作戦を取る。1日の新規感染が約25万件、死者数が4000に上る同国は20位下げて53カ国・地域で下から4番目の順位となった。
  最下位はアルゼンチン。新規感染者が前回の最多を超え、制限措置を強化した。
  今問題なのは、インドや中南米で出現して懸念を深めている新しい変異株が、米国やイスラエル(4位)などでの正常化の取り組みを頓挫させないかということと、アジアがワクチン接種で先行組に追いつけるのかということだ。
Waning Waves
Covid cases have declined in vaccine front-runners
Source: Johns Hopkins University
Note: Figures based on rolling seven-day total
  6月のランキングでは、世界の旅行復活と経済再開への道筋が鍵になるだろう。

**********ロイター2021年5月26日6:31 午後2時間前更新
台湾と独ビオンテックのワクチン契約、中国が妨害=蔡総統

5月26日、台湾の蔡英文総統はドイツのバイオ医薬会社ビオンテックから新型コロナウイルスワクチンを購入するのを中国が妨害していると名指しで非難した。台北の検査会場で25日撮影(2021年 ロイター/Ann Wang)
[台北26日ロイター] - 台湾の蔡英文総統は26日、ドイツのバイオ医薬会社ビオンテックから新型コロナウイルスワクチンを購入するのを中国が妨害していると名指しで非難した。
 台湾は英アストラゼネカ、米モデルナ両社に数百万回分のワクチンを発注したが、およそ70万回分しか届いておらず、接種率は約1%にとどまっている。
 蔡氏は与党・民進党の会合で、アストラゼネカおよびモデルナとの契約は「円滑に」進んだとする一方で「ビオンテックについては、同社の独工場から調達する契約が完了寸前だったが、中国が介入したため合意できていない」と説明した。
**********

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【渋川硯石問題】令和元年秋... | トップ | 台湾のワクチン調達を妨害す... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

国内外からのトピックス」カテゴリの最新記事