■約十年前、長野高専において発生していたという同校学生の連続自殺事件。群馬高専での寮生連続自殺・不審死事件の調査を行っていた途上、隣県の長野高専からも2009年に1件、2012年に3件もの学生自殺が発生していたとの情報と調査要請が当会に寄せられたため、国立高専組織が慢性的に抱える腐敗体質の是正を目指す当会として、県境を跨いでの調査を進めてきました。そして、2012年にはたった半年の間に3名の学生が亡くなっており、群馬高専を上回る異常なペースで自殺が連発していた事実や、内部関係者に対して常習的に死因を偽った嘘の通知を行っていた事実などが明るみに出ました。
しかしながら、長野高専側は本件に関して徹底的な情報隠蔽の姿勢を貫いており、自殺事件発生の事実関係すら明らかにしようとしません。当会では、調査の足掛かりを得るための第一歩として、まずは自殺事件発生の年月日を同校に認めさせようと裁判所に提訴し、高裁まで争いましたが、奮闘及ばず全面敗訴してしまいました。そのため、同校に連続自殺事件発生の事実関係を認めさせ、全容解明・真相究明と責任所在の明確化を求めていくという道は、残念ながらスタート地点の段階で閉ざされてしまいました。
そのため当会として、このたび、当時の内情を知る関係者の方々に対し、あらためて長野高専連続自殺事件に関する情報提供をお願いすることにしました。
■当会が現状において把握している長野高専連続自殺事件(2009~2012)の概要は以下のとおりです。
【1件目】
2009年5月17日発生。死因について、内部関係者に対し、「急病」などと虚偽通達があったという。
【2件目】
2012年1月発生。当時、同校電子情報工学科4年生の学生で、担任は伊藤祥一氏であったという。
【3件目】
2012年4月27日発生。同校専攻科2年の学生が自宅で自殺。当時の所属研究室の指導教員は戸谷順信氏。(戸谷順信氏は、その後、2017年4月に高専機構本部の国際交流センター副センター長として栄転異動)
【4件目】
2012年7月28日発生。同校環境都市工学科3年生が学生寮で自殺。当時の担任は西川嘉雄氏。死因について、内部関係者に対し、「心臓疾患」などと虚偽通達があったという。事件発生により、学生寮が大騒ぎになったにも関わらず、内部教職員に対しては8月2日の教職員研修会まで一切の指示も説明もなかったため、パニック状態の学生らに何も対応ができず混乱が起きたとのこと。更に、学校と遺族が長期間揉めていたという情報もある。
このように、これまで当会が入手できている情報は断片的ですが、それでも長野高専の体質と対応の異常さが十分に垣間見えてきます。
■ここで、長野高専自殺事件に関し、当会の調査追及の経過と長野高専側の対応をあらためて振り返ってみましょう。
群馬高専で発生した寮生連続自殺・不審死事件に対する当会の調査追及の様子に勇気付けられた長野高専内部関係者の告発によって、長野高専における過去の学生連続自殺事件が明るみに出たことから、当会では2018年6月に当ブログで本問題の初報を掲載しました。
○2018年6月24日:【出張!オンブズマン】校長自ら警察呼んで訪問OB叩き出し?更には連続自殺に独裁体制…続・長野高専の実情↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2678.html
そして、連続自殺事件に関する内部情報を明かさせるべく、2018年7月3日、石原体制下の同校に対して法人文書開示請求書を提出しました。その結果、同年8月29日に、同校から開示文書一式が当会へ郵送されてきました。しかしその内容を見ると、事件経過のほとんどが案の定黒塗りなうえ、なんと記載されている一切の年月日まで黒塗りとされていたのです。これでは、「いつ発生したのか」という極めて基本的な情報すら分かりません。
○2018年7月5日:【出張!オンブズマン】長野高専をめぐる諸問題に関して同校に法人文書開示請求書を提出!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2685.html
〇2018年9月7日:【出張!オンブズマン】長野高専に係る諸問題に関して同校から開示された文書(その2-1)「自殺等関連」↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2746.html
〇2018年9月7日:【出張!オンブズマン】長野高専に係る諸問題に関して同校から開示された文書(その2-2)「自殺等関連」↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2747.html
〇2018年9月7日:【出張!オンブズマン】長野高専に係る諸問題に関して同校から開示された文書(その2-3)「自殺等関連」↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2748.html
■しかし、群馬高専の寮生連続自殺・不審死事件に関する文書開示では、日付や時刻を余すところなくちゃんと開示していたにも関わらず、長野高専では一切開示しないというのは腑に落ちません。この差異について高専機構側にメールで問いただしたところ、「群馬高専の時は、新聞で取り上げられ、日付も報道されたので開示した。長野高専の件は一切報道されていないので開示しない。不服があるなら審査請求しろ」という回答が寄こされてきました。
そこで2018年10月26日、当会担当者が長野高専を直接訪れ、開示担当の金井係長(当時)に対して、自殺事件に関する日時を明らかにするよう直談判しましたが、「そこの部分はどうしても伝えられない」と一切拒否されてしまいました。
○2018年10月29日:【出張!オンブズマン】文科省天下り校長を持て余す長野高専と関係先を電撃訪問↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2797.html
とはいえ、事件発生の年月日については、文書開示請求の対象を区切ることによって、容易に明らかになってしまう情報です。実際、当会関係者から事件発生の年月を変えて複数の文書開示請求をしてみれば、開示されてくる文書の内容から、対応する事件の発生年月は明らかでした。このように、簡単な手法で事実上明らかになるような情報をひた隠しにしようとする長野高専の姿勢は、なりふり構わぬ強硬な隠蔽対応と評さざるをえません。
○2018年11月23日:【出張!オンブズマン】長野高専自殺事件について事実上外された発生年月日黒塗り↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2824.html
■そこで当会では、「高専過剰不開示体質是正訴訟」プロジェクトの一環として、2019年10月、この長野高専連続自殺事件の発生年月日情報不開示の取り消しを求めた訴えを東京地裁に提訴しました。
○2019年10月19日:高専組織の情報隠蔽体質是正は成るか?オンブズが東京地裁に新たなる提訴!(その1)↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3055.html
○2019年10月19日:高専組織の情報隠蔽体質是正は成るか?オンブズが東京地裁に新たなる提訴!(その2)↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3056.html
新型コロナ禍による裁判所の機能停止や、被告高専機構とその訴訟代理人である銀座の弁護士による幾度もの卑怯な法廷戦術といった苦境に見舞われつつも、ようやくこの訴訟は結審し、2020年11月24日に地裁判決が下されました。しかしそれは、高専機構側の主張を全面的に素通しし、「年月日等に係る情報が開示されると、報告書に記載されている事件・事故をより具体的に特定できるようになり、その結果、長野高専内の者や長野高専の関係者において、死亡した学生を特定することが容易となる」などという理由で、自殺発生関係の年月日情報が個人識別情報に該当すると認定し、不開示が妥当であると結論したものでした。
○2020年11月25日:【高専過剰不開示体質是正訴訟・報告】第一次訴訟98%敗訴・第二次訴訟全面敗訴のダブル不当判決に仰天!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3244.html
当会ではこれを不服とし、東京高裁に控訴しました。新たに証拠を提出しながら緻密に立証を重ねて臨んだ控訴審でしたが、2021年6月16日に下された高裁判決も、年単位での開示すら認めず、自殺事件発生にかかる年月日情報の全面不開示を認めるものでした。
○2020年12月10日:【高専過剰不開示体質是正訴訟・報告】隠蔽体質追認のダブル不当判決に抗うべく東京高裁に両件控訴!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3252.html
○2021年1月31日:【高専過剰不開示体質是正訴訟】第一次訴訟控訴審の弁論日が3/17に決定&控訴人当会が控訴理由書提出↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3274.html
○2021年6月30日:【高専過剰不開示体質是正訴訟】6/16第一次訴訟控訴審判決…またも機構の杜撰主張全部素通しで全面敗訴↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3338.html
■こうして、遺憾ながら、裁判を通じて情報隠蔽のベールを剥がす試みは頓挫してしまいました。長野高専連続自殺事件について、その発生年月日というごく基本的な情報すら公に認めないという同校の頑なな隠蔽姿勢が、裁判所に太鼓判を押された形になってしまいました。
これでは、連続自殺問題について、長野高専と正面から向き合い、当時の学校側の体質や対応に問題点はなかったか、原因究明と再発防止はしっかり行ったのかといった事実追及を行おうとしても、「不開示情報(発生時期)を明らかにしてしまうことになる」などとして一切回答拒否にされてしまうことは目に見えています。
したがって、約十年前の長野高専連続自殺問題について、学校側と向き合って真相を紐解いていくという方向での活動は極めて厳しいものとなってしまいました。したがって、当会独自の情報収集に基づき、当時起こっていた事態の全容解明に取り組んでいくことになりました。
■そのため、今回あらためて、当時を知る関係者の方々に対し、約十年前の長野高専連続自殺問題に関する情報提供をお願いさせていただく次第です。
当会への非公開のコンタクトは、当ブログの拍手コメント欄・メッセージBOX・または当会代表小川宛メール(ogawakenpg@aol.comもしくはogawakenpg@gmail.com)で取ることができます。全ての手段で匿名性・秘密性は完全に担保されます。
当会からの折り返し連絡や、情報提供後のやり取りを希望する場合はメールを推奨しております。個人のメールアドレスを使いたくない、または素性を絶対に明かしたくないという場合は、Yahooメール等、フリーメールアドレスの取得を推奨しております。
その他、当会・市民オンブズマン群馬宛ての電話、投書、FAXでも情報提供を随時受け付けております。当会事務局の電話・FAX番号及び窓口住所については、市民オンブズマン群馬ホームページ(https://www.ne.jp/asahi/ombudsman/gunma/)のトップページ下部をご覧下さい。
以上、当時の事情を知る関係者各位におかれましては、長野高専連続自殺事件の真相究明と責任所在の明確化、そして高専組織の腐敗体質是正と悲劇の再発防止のため、当会への情報提供について前向きにご検討賜りたくよろしくお願い申し上げます。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
しかしながら、長野高専側は本件に関して徹底的な情報隠蔽の姿勢を貫いており、自殺事件発生の事実関係すら明らかにしようとしません。当会では、調査の足掛かりを得るための第一歩として、まずは自殺事件発生の年月日を同校に認めさせようと裁判所に提訴し、高裁まで争いましたが、奮闘及ばず全面敗訴してしまいました。そのため、同校に連続自殺事件発生の事実関係を認めさせ、全容解明・真相究明と責任所在の明確化を求めていくという道は、残念ながらスタート地点の段階で閉ざされてしまいました。
そのため当会として、このたび、当時の内情を知る関係者の方々に対し、あらためて長野高専連続自殺事件に関する情報提供をお願いすることにしました。
■当会が現状において把握している長野高専連続自殺事件(2009~2012)の概要は以下のとおりです。
【1件目】
2009年5月17日発生。死因について、内部関係者に対し、「急病」などと虚偽通達があったという。
【2件目】
2012年1月発生。当時、同校電子情報工学科4年生の学生で、担任は伊藤祥一氏であったという。
【3件目】
2012年4月27日発生。同校専攻科2年の学生が自宅で自殺。当時の所属研究室の指導教員は戸谷順信氏。(戸谷順信氏は、その後、2017年4月に高専機構本部の国際交流センター副センター長として栄転異動)
【4件目】
2012年7月28日発生。同校環境都市工学科3年生が学生寮で自殺。当時の担任は西川嘉雄氏。死因について、内部関係者に対し、「心臓疾患」などと虚偽通達があったという。事件発生により、学生寮が大騒ぎになったにも関わらず、内部教職員に対しては8月2日の教職員研修会まで一切の指示も説明もなかったため、パニック状態の学生らに何も対応ができず混乱が起きたとのこと。更に、学校と遺族が長期間揉めていたという情報もある。
このように、これまで当会が入手できている情報は断片的ですが、それでも長野高専の体質と対応の異常さが十分に垣間見えてきます。
■ここで、長野高専自殺事件に関し、当会の調査追及の経過と長野高専側の対応をあらためて振り返ってみましょう。
群馬高専で発生した寮生連続自殺・不審死事件に対する当会の調査追及の様子に勇気付けられた長野高専内部関係者の告発によって、長野高専における過去の学生連続自殺事件が明るみに出たことから、当会では2018年6月に当ブログで本問題の初報を掲載しました。
○2018年6月24日:【出張!オンブズマン】校長自ら警察呼んで訪問OB叩き出し?更には連続自殺に独裁体制…続・長野高専の実情↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2678.html
そして、連続自殺事件に関する内部情報を明かさせるべく、2018年7月3日、石原体制下の同校に対して法人文書開示請求書を提出しました。その結果、同年8月29日に、同校から開示文書一式が当会へ郵送されてきました。しかしその内容を見ると、事件経過のほとんどが案の定黒塗りなうえ、なんと記載されている一切の年月日まで黒塗りとされていたのです。これでは、「いつ発生したのか」という極めて基本的な情報すら分かりません。
○2018年7月5日:【出張!オンブズマン】長野高専をめぐる諸問題に関して同校に法人文書開示請求書を提出!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2685.html
〇2018年9月7日:【出張!オンブズマン】長野高専に係る諸問題に関して同校から開示された文書(その2-1)「自殺等関連」↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2746.html
〇2018年9月7日:【出張!オンブズマン】長野高専に係る諸問題に関して同校から開示された文書(その2-2)「自殺等関連」↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2747.html
〇2018年9月7日:【出張!オンブズマン】長野高専に係る諸問題に関して同校から開示された文書(その2-3)「自殺等関連」↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2748.html
■しかし、群馬高専の寮生連続自殺・不審死事件に関する文書開示では、日付や時刻を余すところなくちゃんと開示していたにも関わらず、長野高専では一切開示しないというのは腑に落ちません。この差異について高専機構側にメールで問いただしたところ、「群馬高専の時は、新聞で取り上げられ、日付も報道されたので開示した。長野高専の件は一切報道されていないので開示しない。不服があるなら審査請求しろ」という回答が寄こされてきました。
そこで2018年10月26日、当会担当者が長野高専を直接訪れ、開示担当の金井係長(当時)に対して、自殺事件に関する日時を明らかにするよう直談判しましたが、「そこの部分はどうしても伝えられない」と一切拒否されてしまいました。
○2018年10月29日:【出張!オンブズマン】文科省天下り校長を持て余す長野高専と関係先を電撃訪問↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2797.html
とはいえ、事件発生の年月日については、文書開示請求の対象を区切ることによって、容易に明らかになってしまう情報です。実際、当会関係者から事件発生の年月を変えて複数の文書開示請求をしてみれば、開示されてくる文書の内容から、対応する事件の発生年月は明らかでした。このように、簡単な手法で事実上明らかになるような情報をひた隠しにしようとする長野高専の姿勢は、なりふり構わぬ強硬な隠蔽対応と評さざるをえません。
○2018年11月23日:【出張!オンブズマン】長野高専自殺事件について事実上外された発生年月日黒塗り↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2824.html
■そこで当会では、「高専過剰不開示体質是正訴訟」プロジェクトの一環として、2019年10月、この長野高専連続自殺事件の発生年月日情報不開示の取り消しを求めた訴えを東京地裁に提訴しました。
○2019年10月19日:高専組織の情報隠蔽体質是正は成るか?オンブズが東京地裁に新たなる提訴!(その1)↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3055.html
○2019年10月19日:高専組織の情報隠蔽体質是正は成るか?オンブズが東京地裁に新たなる提訴!(その2)↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3056.html
新型コロナ禍による裁判所の機能停止や、被告高専機構とその訴訟代理人である銀座の弁護士による幾度もの卑怯な法廷戦術といった苦境に見舞われつつも、ようやくこの訴訟は結審し、2020年11月24日に地裁判決が下されました。しかしそれは、高専機構側の主張を全面的に素通しし、「年月日等に係る情報が開示されると、報告書に記載されている事件・事故をより具体的に特定できるようになり、その結果、長野高専内の者や長野高専の関係者において、死亡した学生を特定することが容易となる」などという理由で、自殺発生関係の年月日情報が個人識別情報に該当すると認定し、不開示が妥当であると結論したものでした。
○2020年11月25日:【高専過剰不開示体質是正訴訟・報告】第一次訴訟98%敗訴・第二次訴訟全面敗訴のダブル不当判決に仰天!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3244.html
当会ではこれを不服とし、東京高裁に控訴しました。新たに証拠を提出しながら緻密に立証を重ねて臨んだ控訴審でしたが、2021年6月16日に下された高裁判決も、年単位での開示すら認めず、自殺事件発生にかかる年月日情報の全面不開示を認めるものでした。
○2020年12月10日:【高専過剰不開示体質是正訴訟・報告】隠蔽体質追認のダブル不当判決に抗うべく東京高裁に両件控訴!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3252.html
○2021年1月31日:【高専過剰不開示体質是正訴訟】第一次訴訟控訴審の弁論日が3/17に決定&控訴人当会が控訴理由書提出↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3274.html
○2021年6月30日:【高専過剰不開示体質是正訴訟】6/16第一次訴訟控訴審判決…またも機構の杜撰主張全部素通しで全面敗訴↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3338.html
■こうして、遺憾ながら、裁判を通じて情報隠蔽のベールを剥がす試みは頓挫してしまいました。長野高専連続自殺事件について、その発生年月日というごく基本的な情報すら公に認めないという同校の頑なな隠蔽姿勢が、裁判所に太鼓判を押された形になってしまいました。
これでは、連続自殺問題について、長野高専と正面から向き合い、当時の学校側の体質や対応に問題点はなかったか、原因究明と再発防止はしっかり行ったのかといった事実追及を行おうとしても、「不開示情報(発生時期)を明らかにしてしまうことになる」などとして一切回答拒否にされてしまうことは目に見えています。
したがって、約十年前の長野高専連続自殺問題について、学校側と向き合って真相を紐解いていくという方向での活動は極めて厳しいものとなってしまいました。したがって、当会独自の情報収集に基づき、当時起こっていた事態の全容解明に取り組んでいくことになりました。
■そのため、今回あらためて、当時を知る関係者の方々に対し、約十年前の長野高専連続自殺問題に関する情報提供をお願いさせていただく次第です。
当会への非公開のコンタクトは、当ブログの拍手コメント欄・メッセージBOX・または当会代表小川宛メール(ogawakenpg@aol.comもしくはogawakenpg@gmail.com)で取ることができます。全ての手段で匿名性・秘密性は完全に担保されます。
当会からの折り返し連絡や、情報提供後のやり取りを希望する場合はメールを推奨しております。個人のメールアドレスを使いたくない、または素性を絶対に明かしたくないという場合は、Yahooメール等、フリーメールアドレスの取得を推奨しております。
その他、当会・市民オンブズマン群馬宛ての電話、投書、FAXでも情報提供を随時受け付けております。当会事務局の電話・FAX番号及び窓口住所については、市民オンブズマン群馬ホームページ(https://www.ne.jp/asahi/ombudsman/gunma/)のトップページ下部をご覧下さい。
以上、当時の事情を知る関係者各位におかれましては、長野高専連続自殺事件の真相究明と責任所在の明確化、そして高専組織の腐敗体質是正と悲劇の再発防止のため、当会への情報提供について前向きにご検討賜りたくよろしくお願い申し上げます。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】