■群馬県中にダンプトラックで不法投棄された有害スラグ問題は、未解決なまま２０２０年新春を迎えました。群馬県のスラグ不法投棄問題は２つの排出事業者があります。
一つは大同特殊鋼（株）渋川工場が排出し、（株）佐藤建設工業が天然石と混合し、毒を薄めたとみせかけた、有害スラグ問題で、こちらは群馬県により「廃棄物」に認定されています。
もう一つは、東邦亜鉛（株）安中精練所が排出し、岡田工務店グループがリサイクル砕石や違法盛り土に見せかけてばら撒いた鉛ヒ素入りスラグ問題で、こちらは監督官庁の群馬県や高崎市がノラリクラリ不作為を続け廃棄物に認定すらされていません。
そしてこの二つの問題の共通点は、本来は真っ先に責任をとらせるべき不法投棄実行犯を排出事業者がかばい続け（株）佐藤建設工業や岡田工務店グループが異常な発展をとげていることです。
スラグ不法投棄特別調査チーム「リットン調査団」が今年も新春特別調査を行ったようです。さっそく調査結果報告を見ていきましょう。
↑大同スラグを群馬県中にばら撒いた(株)佐藤建設工業の事務所が新しくなっていた。↑
＊＊＊＊＊リットン調査報告書（新春編）＊＊＊＊＊
■有害スラグ特別調査チーム「リットン調査団」集合(^^)／。
団長Ａの訓示：皆様明けましておめでとうございます。本年も老体に鞭打ってスラグ徘徊調査に邁進しましょう！
団員Ｂ：いや～群馬県によるスラグ撤去が、進んでいないからあまり芽出度くもねぇ～な～。
団員Ｃ：そうですね。しかし渋川市は少しですがスラグを撤去している話は聞こえていますね。しかし廃棄物の許可を取り消された悪質な（株）佐藤建設工業に対して、スラグ撤去の措置命令が発出されませんね。「許可取り消すだけなの？」「お目こぼし？」と怒鳴り散らしたいですな。
団員Ｄ：片や東邦亜鉛の鉛ヒ素入りスラグ問題では、廃棄物になかなか認定されないのに岡田工務店グループが人知れずスラグを片づけているらしい。岡田工務店グループもさぞかし大変だろう。
団長Ａ：ようし、群馬県中にスラグをばら撒いた悪しき連中がどうなったか？新春調査に行ってみよう！
■まずは群馬県渋川市からレポート開始じゃ！
↑あれま～。群馬県により廃棄物の許可を取り消された(株)佐藤建設工業は、不法投棄問題を逃げ切ったとばかりに事務所を建て替えていますね。それもかなり立派な事務所じゃ！たとえ刑事事件が不起訴であっても民事は別ですね。まだまだスラグマネーを持っていそうなので、許可を取り消された原因のスラグを撤去してもらいましょう。群馬県や渋川市はなぜ佐藤建設工業にスラグ撤去の措置命令を発出しないのか？今年もスラグ撤去させるべく調査に邁進するぞ！↑
以前の事務所の様子はこちらです。↓↓
※動画 ⇒ https://youtu.be/OCKaBF8-9Gc
↑群馬県中にスラグをばら撒いたスラグ運搬車も健在だ！次なる不法投棄に虎視眈々？と狙いをつけて、備えを固めているようだ。一回禁断の蜜の味を覚えてしまったブラック企業は、このまま大人しくなるのだろうか？↑
■次は、高崎市箕郷町に移動し、(株)岡田工務店の徘徊調査レポートじゃ！
↑おいおい、鉛ヒ素入りスラグ撤去でお金を使い、さぞかし困窮しているだろうと思いきや、なんと(株)岡田工務店も事務所を新築したようじゃ！こいつらはお金が余って自慢したくてしょうがないようじゃのう。↑
↑「昭和 平成 令和 から未来へ 株式会社 岡田工務店」 なのだそうだ。ちょっと意味不明ですな。昭和～平成と続けてきた鉛・ヒ素入りスラグ投棄を、令和になっても未来永劫続けよう？ということなのかな？↑
↑やはり(株)佐藤建設工業同様、入り口の上に燦然と輝く「株式会社岡田工務店」の会社名が……。ん？入り口の横に何かのモニュメントが？↑
↑なんじゃ、これは。入り口に置かれたのは、この会社を象徴するモニュメントなのか？どうやら、タヌキに似せた置物のようじゃ。我々リットン調査団の鉛・ヒ素入りスラグ調査をあざ笑う？かのようなモニュメントじゃ。鉛・ヒ素入りスラグを群馬県中にばら撒いても、ちぃっとも悪いと感じていないようじゃの？↑
＊＊＊＊＊スラグ新春調査その２へ続く＊＊＊＊＊
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
