市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

【緊急レポート】鉛・ヒ素入りスラグ問題…高崎市に続き榛東村にも飛び火!しかも大同スラグと無法コラボ!

2018-09-02 23:01:00 | スラグ不法投棄問題
■2018年7月27日に群馬県が「県道に使用された建設資材の基準値超過について(建設企画課)」と題して記者発表しましたが、その内容たるやビックリ仰天!鉛やヒ素が基準値を爆発的に超えて含まれているというものでした。テレビや新聞報道でも大きく取り上げられたことを、当会のブログでも皆様に報告済みです。
○2018年7月27日:【速報】群馬県スラグ行政を象徴!…当会の告発から1年かかってようやく公表の背後に東邦亜鉛の影か
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2708.html
○2018年7月29日:【速報】高崎渋川線バイパスにスラグ汚染報道・・鉄鋼スラグに続いて非鉄スラグの不法投棄か
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2710.html

今回、リットン調査団がスラグ調査に訪れたのは、「しんとうスポーツアリーナ」(群馬県北群馬郡榛東村大字山子田2020-1)の東側にある駐車場です。

 しんとうスポーツアリーナについてはこちらを参照してください。↓↓
http://www.vill.shinto.gunma.jp/sisetu/sisetu07.htm

 今回の調査場所はこちらです。↓↓


 衛星写真はこちらです。↓↓(写真からでも赤い非鉄スラグの存在が分かります)


 大同特殊鋼(株)が排出し、(株)佐藤建設工業がその販売する全ての建設資材に不法に混ぜ広く群馬県にばら撒いた、基準超フッ素入り鉄鋼スラグと同様に、鉛やヒ素が基準値を超過した非鉄スラグも群馬県中ばら撒かれているのではないか?と疑問を持った当会は、定評ある大同有害スラグ不法投棄特別調査チーム「リットン調査団」に非鉄スラグの調査を依頼しております。

*****リットン調査団の非鉄スラグレポート*****
 有害スラグ特別調査チーム「リットン調査団」集合(^^)/。

団長Aの訓示:今まで我々は(株)佐藤建設工業が群馬県中にばら撒いた大同有害スラグを調査してきましたが、これからは非鉄スラグも調査するように依頼が寄せられました。

団員B:鉛やヒ素が含まれている非鉄スラグも、大同有害スラグ同様、悪徳資材販売業者の(株)佐藤建設工業が情け容赦なくばら撒いたのかな?

団員C:どうやら(株)岡田工務店が、現在高崎渋川線バイパスで非鉄スラグの撤去工事を急ぎ進めているらしいが・・・。

団長A:未だに群馬県廃棄物・リサイクル課からのアクションは何も無く、まさに“謎に包まれた非鉄スラグ”だが、「リットン調査団」のやることは一つ!さっそくフラフラと徘徊調査に出発じゃ!


「しんとうスポーツアリーナ」のとなりには、「楽集センター」という施設も併設されている。


さ、いよいよ「しんとうスポーツアリーナ」駐車場のレポート開始じゃ!「しんとう総合グランド」については次回レポートするとしよう。


調査開始!その前に「アイドリングストップにご協力ください。」の看板を発見。群馬県の道路や畑・公園に、大同有害スラグを捨てまくった悪質販売業者の(株)佐藤建設工業と異なり「はい。アイドリングストップに協力します」と礼儀正しく看板に一礼する「リットン調査団」の団員たちであった。


アスファルト舗装は入り口のみで、すぐに赤い敷砂利になっている。赤い色だけでかなり怪しいね、ここだけ雑草が生えていないので、余計に怪しい。


おやおや~、白い小石に混じって、赤茶色の変な石を発見!


おっ!みさと芝桜公園にあったのと同じくグサグサした表面の小石を発見。鉛やヒ素が猛烈に含まれている非鉄スラグに間違い無し!白く見える石はコンクリートを砕いたものか?リサイクル業者が非鉄スラグを混ぜたように見受けられる。


その時、団員Cから「お~い」こっちのスラグは白く石灰が押し固まったようになっているぞ~」の声があがった。え?白く押し固まっている??


どれどれ、本当だ、アスファルトが終わる50cm程度に白く押し固まったようになっているね。もしやアスファルトの下地になっているのか?


おい!大同有害スラグ生一本ではないか!?いや赤茶けた非鉄スラグもあるぞ。


いやいや~。サビ浮き・角張り石ではないか?


ピンポン!正解。黒光り角張・サビ浮き石だ。(株)佐藤建設工業がばら撒いた大同有害スラグに間違えなし。アスファルト道路の下地が大同有害スラグで、その上に非鉄スラグを投棄したのか?はたまた、(株)佐藤建設工業が大同有害スラグを投棄するだけでは飽き足らず、非鉄スラグの投棄までやっていたのか?(株)佐藤建設工業のスラグ運搬車は渋川~安中を活発に走り回っているという情報もあるし油断できませんね?
**********リットン調査団レポート続く**********

■群馬県北群馬郡榛東村と言えば、ソフトバンクソーラーなどのソーラー発電施設で大同有害スラグが使用されていて、土壌まで汚染されている状況であるのに、「何もしない」という不作為な役所として悪名を轟かしています。

 ソフトバンクソーラーなどの発電施設では、土壌までフッ素汚染が進んでいるようです。
その様子はこちらです。↓↓
○2016年9月17日:【速報】大同有毒スラグを斬る!・・・群馬県内・榛東村5ヶ所でスラグ使用(最大7倍フッ素)!①↓ 
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2121.html#readmore

■上記報道のうち「創造の森のキャンプ場」などは下部に一般廃棄物処分場があるためか、スラグ撤去が進められたようですが、ソフトバンクソーラーなど発電施設では、そうした対策は何ら実施されていません。大同スラグは雨ざらし、風曝しで現在も放置されているのが現状です。

 そんな榛東村で、今度は非鉄スラグの投棄が発見されました。しかもその一部は大同有害スラグとコラボレーション(相乗り)投棄の疑い?があるというのですからビックリ仰天です。

■今回、リットン調査団が調査を行った北群馬郡榛東村の廃棄物の監督官庁は「群馬県廃棄物・リサイクル課」です。排出事業者と思われる法人が所在する安中市における廃棄物の監督官庁も「群馬県廃棄物・リサイクル課」です。

 ソーラー発電施設のスラグを放置してきた榛東村役場とともに、群馬県の環境行政が、住民の生活環境を保全するため、こうした実態を直視して、どのような判断をくだすのかどうかに注目が集まっております。

【市民オンブズマン群馬・有毒鉄鋼及び非鉄スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】

※参考資料1:「県による佐藤建設工業への行政処分」
**********
 (株)佐藤建設工業は、大同有害スラグを天然石と混合したことで群馬県より廃棄物の許可を取り消される行政処分を受けた悪質建設資材販売業者です。
 行政処分の内容はこちらです。↓↓
○2016年08月05日:【速報】佐藤建設工業に行政処分
http://blog.livedoor.jp/lytton_cyousadan/archives/5289331.html
**********

※参考資料2:「佐藤建設工業と榛東村との関係」
**********
 (株)佐藤建設工業は、榛東村より破格の値段で発電施設の造成を請け負って、大同スラグと知りつつ、造成工事を隠れ蓑にして自ら大量のスラグを投棄しています。
 また、(株)佐藤建設工業は大同特殊鋼(株)と逆有償取引の契約を結び、造成工事にまぎれてスラグを投棄することにより、処分料にあたるカネを受け取っていたことが群馬県により認定されています。
 榛東村から造成工事を請け負った建設業者が、スラグと知りながら故意に不法投棄した悪質なこの事件については、こちらをご覧ください。↓↓
○2016年2月24日:大同有害スラグ問題を斬る!…榛東村「地球環境に優しいソーラー発電は危険スラグの上に建っていた」の巻
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1905.html
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【速報】9月1日・2日に新潟市で開催された市民オンブズマン全国大会に当会が本年も参加

2018-09-02 20:24:00 | オンブズマン活動
■年一度の恒例の市民オンブズマンの第25回全国大会が平成30年9月1日(土)・2日(日)に、新潟市内で市民オンブズマンの全国大会が開催され、全国各地のオンブズマン組織の関係者の皆さんが集い、各地の行政や議会のムダ使い等に関する活動報告がありました。また、今大会では“オンブズマンの逆襲”として、入札制度や行政の情報公開、議員の政務活動費の使い方などで、行政や議会に改善を求め続けて、市民の意思が真に反映される社会を目指す決議が大会の締めくくりとして、満場一致で採択されました。当会からは代表、ア事務局長、監査、元代表の4名が参加しました。

↑会場の新潟ユニゾンプラザ。〒950-0994新潟市中央区上所2-2-2、TEL (025)281-5511/FAX (025)281-5512、[URL] http://www.unisonplaza.jp/ 、[利用時間]9:00~21:00 ↑
 地元の新潟日報では、9月1日と同2日にわたり、次の記事を掲載しました。

***********新潟日報2018年9月1日

18年度政活費 情報公開度 本件議会は41位
ネット対応・透明性に課題

 全国市民オンブズマン連絡会議(名古屋市)は31日、全国の都道府県議会の「2018年度政務活動費(政活費)情報公開度ランキング」を公表し、本県議会は47都道府県中41位と下位にとどまった。本県議会は会計帳簿の提出を義務付けず、インターネットでの領収書の航海をしていないなど、透明性を高める取り組みが他県より遅れていることが順位を下げる要因となった。
 都道府県や政令市など全国121の議会の事務局に対し、4月1日時点の情報公開の状況についてアンケート調査した。開示されている情報の種類や、ネット公開など住民のアクセスのしやすさを計100点満点で採点した。
 調査によると、本県議会は政活費の領収書や活動報告書、視察報告書などのネット公開をしておらず、会計帳簿の提出は義務付けていなかった。領収書はコピーを提出し、支払先が個人客の場合は氏名を非公開としていた。また、視察報告書の作成は県外や海外のみ義務付けていた。
 本県議会の得点は23店で、滋賀県と並んで41位。17年度の36位からさらに順位を下げた。1位は97点の兵庫県と奈良県で、大阪府、富山県が続いた。最下位は佐賀県の10点。平均は43.6点(昨年度39.8点)だった。
 新潟市議会は45点で20政令市中7位。順位は前回と変わらなかった。
 31日に県庁で記者会見した全国市民オンブズマン連絡会議の児嶋研二代表幹事は、領収書をネット公開する議会が増えていることなどを挙げ、いつまでも改革が進まないところが取り残されている。よそがやっているのになぜできないのか」と本県議会を批判した。
 同席した新潟市民オンブズマンのメンバーは「中でも領収書の原本提出とネット公開が不正の抑止力になる。(県議会に)今後も強く求めていきたい」と話した。
 同会議は1、2の両日、新潟市中央区の新潟ユニゾンプラザで「全国市民オンブズマン新潟大会」を開く。政活費を巡る調査の他、公共交通の在り方や、入札・談合問題などについて報告が行われる。

**********新潟日報2018年9月2日

行政監視のヒント探る
市民オンブズマン 本件初の全国大会

 全国市民オンブズマン連絡会議は1日、新潟市中央区の新潟ユニゾンプラザで全国大会を開いた。県内外の関係者約170人が各地の事例報告を通じ、行政監視のヒントを探った。
 毎年各地で開かれ、本県では初めて。冒頭、連絡会議の土橋実代表幹事が「各地の成果を共有し合い、希望を持てる市民社会へ取り組みを進めたい」とあいさつした。
 今回は公共交通がテーマの一つ。新潟市民オンブズマン副代表の斎藤裕さんは市のBRT(バス高速輸送システム)を紹介し、「『乗り換えが必要で不便』との声がよく聞かれる。市民の声を反映させる仕組みが必要が」と語った。
 仙台市民オンブズマンの担当者は、市の地下鉄東西線小需要予測が誤っているとして、市に着工差し止めを求めた運動を紹介。東西線は2015年に開業したが、利用者は当初見込みを大幅に下回ったとして「予測が外れても誰も責任を取らない」と指摘した。
 談合や政務活動費に関する報告もあった。
 参加した市民オンブズ千葉の熊倉俊勝さん(80)は「同じ思いを持つ人の話を聞いて活動のヒントが多かった」と話した。
 最終費の2日は行政の情報公開などをテーマに分科会が開かれるほか、大会宣言をまとめる予定。

**********NHK News Web 2018年09月01日20時22分

https://www.youtube.com/watch?v=rgIgtuhT2yE
【首都圏 NEWS WEB】
公共事業で「一者入札」7割超も

 自治体が発注する一定規模以上の公共事業の入札について市民オンブズマンが調べたところ、1つの事業者しか参加しないいわゆる「一者入札」が首都圏などで相次ぎ、山梨県では70%を超えていることがわかりました。
 市民オンブズマンは「競争原理が働かず制度が破綻している」と指摘しています。
 これは、1日から新潟市で始まった市民オンブズマンの全国大会で報告されました。
 それによりますと、昨年度、都道府県や政令指定都市など全国129の自治体を対象に、予定価格がおもに1億円以上の公共事業の入札について調べた結果、1つの事業者しか参加しない「一者入札」が首都圏などを中心に相次いでいることがわかりました。
 都道府県の中で割合が最も高かったのは山梨県で、73.8%と突出しています。
 次いで、千葉県が35.9%、広島県が35.2%だったほか、東京都も30.1%と6番目に高い割合でした。
 1日の大会では、一者入札が価格の高止まりを招いたり談合の温床になったりするとして、こうした入札方法を取りやめるなどの制度改革を呼びかけました。
 報告を行った全国市民オンブズマン連絡会議の新海聡事務局長は「山梨県では7割の入札で競争原理が働かず破綻していると言える。一者入札は税金の無駄づかいにもつながり、制度自体が機能不全に陥っている」と指摘しています。
 大会は2日も開かれ、政務活動費の使い道などについて報告が行われます。
**********

 詳細は追ってご報告します。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

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