■岩井地区の東邦亜鉛安中精錬所隣接地に、高崎市並榎町にあるオサカベ自動車が進出するという情報が、昨年2月に岡田市長による地区別の市政懇談会の席上、明らかにされました。
そして、オサカベ自動車の敷地にはまだ、何も建物や施設が出来ていないのに、敷地に沿って、突然、道路工事が開始されたので、不審に思った当会では、情報公開で関係書類を請求したところ、入札調書や、道路工事用図面等が開示され、さまざまな事実が明らかになりました。
その結果、このオサカベ自動車の保有地にかかる一連の開発行為では、不可思議な点が多々判明したのです。
そこで、既に報告したように10月16日付で、住民監査請求書を安中市監査委員に対して提出しましたが、このほど、住民監査請求人に意見聴取の機会も与えられないまま、次の内容の却下通知が当会事務局に届きました。
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【住民監査請求の却下通知書】
安監発第16921号
平成21年11月 9日
請求人 小 川 賢 様
安中市監査委員 猿 谷 祐 康
安中市監査委員 中 里 稔
安中市職員措置請求書について(通知)
平成21年10月16日付けで提出されました地方自治法第242条第1項の規定に基づく標記請求書につきまして次のとおり通知します。
記
1 この住民監査請求を却下する。
2 理由
本件請求書の市道岩35号線道路改良工事事業の執行については、すでに判断し通知している。
本件請求書の砕石が違法不当な支出により調達されているということについては、建設部土木課より事情の聴取を行い、事実関係を審査した。その結果、本件の砕石の敷き均しは、安中市において通常行われている道路補修作業で、使用された砕石についても、安中市が市内全域の市道の維持補修用に単価契約事業者から購入し、資材置き場に備蓄してあったものを使用したものであり、砕石が違法不当な支出により調達されたとは認められない。
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■口利き道路という当会の指摘に対して、事実確認のための調査をしようとせず、アスコンという仕様の舗装をするよう設計図に示されているにもかかわらずそのような舗装をした形跡もなく、砕石に至っては、単価契約事業者から購入して、資材置き場に備蓄してあった、などと言いながら、情報開示ではまったくそのような事実を証明する証拠も提示しないまま、このような回答を出してきたことは、安中市監査委員が岡田市政に対して全く機能していないことを、あらためて証明したと言えます。
【ひらく会事務局】