市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

タゴ出所から11日!何がなんでもタゴを保護したがる安中市監査委員の存在意義とは

2009-10-02 23:57:00 | 土地開発公社51億円横領事件
■9月16日の鳩山政権誕生日と同じ日に、当会が7月13日に東京高裁に提出していた控訴理由書に対して、東京高裁は棄却通知を送りつけてきました。

 一方、当会は、9月10日付けで、岡田市長が市民に相談もせず、公社がタゴの尻拭いの和解金を、今後さらに10年間支払うことを保証したことに対して、タゴに対しては損害賠償を免除したのに、なぜタゴの尻拭いをする公社の債務の連帯保証をするのか、それは絶対にまかりならん、として、岡田市長のやり方について、住民監査請求を行ってきました。


■ところが、3週間もたたないうちに、さっそく安中市監査委員から却下通知が来ました。当方の説明陳述の機会も設けずに、却下されたので、完全に門前払いです。安中市監査委員は、よほど岡田市長とタゴに恩義があるようです。市からの却下通知を見てみましょう。

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安監発第14224号
平成21年10月1日
請求人 小川 賢 様
     安中市監査委員 猿田祐康
     安中市監査委員 中里 稔
安中市職員措置請求書について(通知)
 平成21年9月10日付けで提出されました地方自治法第242条第1項の規定に基づく表記請求書につきまして次のとおり通知します。

1 この住民監査請求を却下する
2 理由
 安中市は、この民事訴訟における和解調書の和解条項について、安中市議会の議決を得ている。その後の「証」の連帯保証も和解調書に沿ったものであり、違法性、不当性はない。
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■10年前に、タゴの世話になった市会議員だらけだった安中市議会が、これ幸いに、群馬銀行への和解条項を議決しましたが、それがいまだに有効だというのです。和解条項は104年ローンを想定していますが、民事上では10年間で損害賠償権の消滅時効が厳然として存在します。なのに、岡田市長は、市民や議会にも承認を求めずに、今年の12月25日から今後10年間、安中市土地開発公社が、群馬銀行にタゴの尻拭いの和解金を支払い続けることをついて、連帯保証をすることを群馬銀行に約束しました。

 岡田市長が、タゴに対して再提訴しようとしないため、タゴへの損害賠償請求権が担保されているのかどうか、についても、監査委員はなにも確認しようとしません。

■本件についても、住民訴訟に踏み切るかどうか、慎重に判断したいと考えております。なぜなら、前橋地裁には、あの松丸伸一郎が手ぐすね引いて待ちかまえているからです。かといって、ここまま、出所したタゴに、安中市民の血税をつぎこんで、徳政令を出し続ける安中市に対して、黙って看過するわけにはまいりません。

【ひらく会法務部】

コメント
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