市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

【世界は今】北朝鮮のロケットと千葉のハゲコウ+千葉刑務所の大サギの話

2009-04-06 01:55:00 | 国内外からのトピックス
日本中が北朝鮮のロケット打ち上げで騒いでいた頃、千葉市若葉区では、大トリ物のまっ最中でした。北朝鮮のロケットは11時50分ごろ太平洋に自分で落ちましたが、千葉では、午後2時半ごろ、ようやく獲物が落ちました。

 この獲物の名前は、ハゲコウ。アフリカに広く分布するのでアフリカハゲコウと呼ばれます。体を表すその名前には、個人的にもたいへん親近感?をもっているのですが、4月2日の午後、関東で吹き荒れた強風により浮力を得た雌のハゲコウが、飼育されていた千葉市動物園から飛び立ちました。とはいっても、その後3日間は、動物園から半径1キロ以内を転々としていたようですが。

 せっかく塀の外に出たのに、わずか3日で御用となったハゲコウ。アフリカでは、広々とした空や森を自由に飛び回っています。

 写真は、ケニアのナイロビ市内の緑地で、営巣しているハゲコウ軍団。大きな木の上に、たくさん巣をつくり、日が暮れ出すと、木の上の巣にもどってきます。昼間は、近くのサッカー場を歩き回って、えさ探し。体長が人間の背丈もあるため、近くで見ると迫力があります。

↑人家のすぐ脇の木の上で群れをなすハゲコウ(ナイロビ、08年7月撮影)↑


↑樹上で営巣するハゲコウの群れ↑


↑近くのサッカー場や公園で、ミミズをついばむハゲコウの群れ↑

 千葉で脱走したハゲコウは、体長120センチ、体重6キロと小柄だったようです。

 ところで、千葉市動物園は、千葉市若葉区にあります。若葉区と言えば、我らが安中市役所が生んだ史上最大の巨大サギが1996年4月からお世話になっている千葉刑務所があります。脱走したハゲコウが、もうあと1キロ半、南に飛べば、また塀の中だったのに。やはり、自ら塀の中には落ちたくなかったのでしょうね。

 安中出身の大型サギが仮出所さえしてなければ、ハゲコウとの大トリ同士の出会いがあって、大トリ物に花を添えたかもしれませんね。

<ハゲコウ>
分類:脊索動物門 鳥綱 コウノトリ目 コウノトリ科
学名:Leptoptilos crumeniferus
英名:Marabou stork
特徴:アフリカ全域に分布し、草原や湿地などに群れで暮らしています。ハゲコウの仲間は数種が知られますが、いずれも首と頭部の皮膚が裸出しており、これはハゲワシなどと同様、腐肉を食べるときの衛生上の問題に対処しているものです。カエルやヘビなどを自力で捕らえて食べることもあるようです。寒さには弱いようで、千葉市動物公園では冬季の間室内に収容しています。ハゲコウも春を待ちかねていたんですね。

【日本産ハゲジイ】

コメント (2)
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