田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社(Illuminated)

2021年02月15日 15時35分20秒 | 日記

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「イルミナティ映画」の画像検索結果

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 ダン・ブラウンのベストセラー小説「天使と悪魔」やスタンリー・キューブリック監督の「アイズ ワイド シャット」をはじめ、数々の小説や映画で描かれてきた謎の秘密結社「イルミナティ」の真相に迫ったドキュメンタリー。1776年ドイツで創設されて以来、世界の政治・経済や文化・芸術も陰で操ってきたとされ、全容については明らかにされることがないイルミナティ。その歴史と真実の全貌を明らかにしようと決意した映像作家でフリーメイソン研究家のジョニー・ロイヤルが、数々のタブーに切り込み、貴重な資料の数々をもとに詳細な調査とイルミナティの正体を知る人物たちの証言を得て、驚くべき伝説と真実にたどり着く。(映画.comより)

 

 

 

<2021年2月14日鑑賞>

 知らなかったです。「KKK」とか「フリーメイソン」は聞いたことがあっても、イルミナティは知らなかった(「アイズ ワイド シャット」は見ているのに!)。でも、結構フリーメイソンと重なっている部分もあったみたいです。この映画は実録というか、識者たちの冷静な意見を聞きながら再生画像を取り入れ、それで「イルミナティ」とは何かを説明してゆく形になっています。私のような素人にもわかりやすかったです。

 イルミナティは、ドイツで始まりました。創始者は裕福で頭がよく、優秀な学校にも通っていました。それだけに、自分の理想とする社会を実現したいと思うようになったようです。組織を作るに当たって彼が参考にしたのはフリーメイソン。最初は自らメンバーとなり、その組織に深くかかわったようです。もちろん、本人に悪気はなく、本気で世の中をよくしたいと思っていたようです。しかし、理想が高ければ高いほど規律が厳しくなり、メンバーが増えれば増えるほどヒエラルキーができてしまうのは自然な道理。形式的な儀式もたくさん存在したようです。

 しかし、結論から言いうと「KKK」や「フリーメイソン」は現存しますが、イルミナティは消滅してしまったようです。実際にはわからないのでは、とも思いますけれど。若かりし頃、クリス・オドネルの「チェンバー/凍った絆」(1996)を見てKKKの存在を知ったのでした。パンフレットにも詳しく解説されていて、結構驚いたのを覚えています。そんな怖い組織がいくつもあると想像できなかったアホな私は、永らくロマン・ポランスキー監督の妊娠中の妻が惨殺された事件もKKKだと思っていました。ごめんなさい。イルミナティは暴力的な事件は起こさなかったようです。その時代にそういう思想も、また必要不可欠だったのかもしれません。

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フレンチ・ラン(Bastille Day)

2021年02月11日 15時09分05秒 | 日記

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 「パシフィック・リム」や「マイティ・ソー」シリーズで活躍する俳優のイドリス・エルバが主演を務め、CIAのはぐれ者捜査官とスリの天才がコンビを組み、テロ事件の犯人捜索のためパリを奔走するバディムービー。革命記念日前夜のパリ市街で爆弾テロが発生。過去に命令を無視してテロリストを射殺したこともある、CIAきってのアウトロー捜査官、ブライアーが捜査を担当することになる。ブライアーは早速、容疑者として浮上したスリの若者マイケルを確保するが、マイケルが濡れ衣を着せられていることを感じ取る。マイケルのスリの腕前を買ったブライアーは、無実の証明のために捜査に協力するよう持ちかけ、マイケルもそれに応じ、2人は真犯人を探してパリの街を駆けめぐる。マイケル役は「シンデレラ」のリチャード・マッデン。監督は「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」のジェームズ・ワトキンス。(映画.comより)

 

 

 

<2018年11月3日鑑賞>

 これ、案外評価高いんですね。私はイドリス・エルバが好きだから、最初からハードル上げていたのかもしれません。リチャード・マッデンのスリ技と、巻き込まれた女の子の悪気なさはホンモノだと思うけど、どうにも主演二人が賢くなくてがっかりしました。よく考えずに行動するというか、考え自体が浅いというか。もっと緻密な頭脳戦を期待していたんです、なんとなくイドリス・エルバのイメージで。しかし、よく考えると、「善き人に悪魔は訪れる」など、乱暴そうなのに女にあっさり裏切られてやられる、なんて役もありましたね。門番はいつも凛々しかったけれど。

 スリ役の男がリチャード・マッデンだとは最後まで気づきませんでした。フランス人かなぁ、くらいに思ってて(笑)。しかし、この映画はその面白さよりも(いや充分おもしろいのだが)、出来事の予言性に注目が当たったみたいですね。その後すぐ、フランスではこの映画のような爆破事件が起きたり、映画では未遂に終わるけれど、それと知らずにそれを担っていたのが、若い他国籍の女性だったり(金正男殺害事件そっくり)、映画全般は既視感のあるものであったにも関わらず、時間を置かずに似たようなことが起きたので驚かれたようです。

 そういう意味では、今見るとまた新たな発見があるかもです。

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ズーム 見えない参加者(Host)

2021年02月10日 14時34分49秒 | 日記

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 2020年、新型コロナウイルスのパンデミックによる外出自粛などで世界的に一気に広まったWEB会議ツール「Zoom(ズーム)」を題材にした新感覚ホラー。ロックダウンされたイギリスを舞台に、Zoomを介して死者と交信を行う「Zoom交霊会」をはじめた男女6人が、次々と不可解な現象に見舞われる姿を描いた。新型コロナウイルスのパンデミックのためにロックダウン中のイギリスに暮らすヘイリーらは、仲間たちと週に一度はZoomで顔を合わせていた。ある時、ヘイリーが霊媒師をゲストに招き、みんなで「Zoom交霊会」をしようと提案する。仲間たちも賛同し、いつもの飲み会のノリで和気あいあいと交霊の儀式が始められるが、そのうちそれぞれの部屋で異変が起こりはじめる。ヘイリーらは恐怖から逃れようにもロックダウンのため屋外へ逃げ出すことができず……。(映画.comより)

 

 

 

<2021年2月7日鑑賞> 

 意外にイギリス映画だった!「zoomに何か映ってる」なんてアメリカ映画だと思い込んでました。偏見です、すみません。話なんてありません。ロックダウンだからズームで飲み会をしたら、何かが現れた・・・それだけのことです。しかし、出かけられなくて退屈だからって、なんで「霊」とか「宗教」とか語る人とオンラインミーティングするのかな。実際に会わないから安全だと思ったのかな。友人を誘うほうも誘うほうだけど、友人もそんなものに乗るなよ、って感じ。まぁそれは、私がズームなんかやらないおばさんだからそう思うのかもしれないけれど。

 しかし、簡単に「zoom開催」といっても、難しいね。どこかで開催を見知った”呼んだつもりのない友人”が顔を出したり、背景に”ふてくされているパートナー”が映ったり、気を遣うことも多いんだね。やっぱり「出かける」という行動を伴わない分、宅配便が来たりとか(笑)、「映画館へ行くのと在宅でDVDを見る」のと同じくらいの差が出るのですね。まぁ自由に酔えて気楽なのかもしれないけれど。

 個人的には「パラノーマル・アクティビティ」と「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を混ぜたような感じだな、と思いました。既視感ありまくり。古くてすみません。ただ、1時間20分の見やすさで、料金も1000円でした。こういう見やすい映画もたまにはいいかもしれません。

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燃ゆる女の肖像(Portrait de la jeune fille en feu)

2021年02月09日 16時13分50秒 | 日記

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 18世紀フランスを舞台に、望まぬ結婚を控える貴族の娘と彼女の肖像を描く女性画家の鮮烈な恋を描き、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィアパルム賞を受賞したラブストーリー。画家のマリアンヌはブルターニュの貴婦人から娘エロイーズの見合いのための肖像画を依頼され、孤島に建つ屋敷を訪れる。エロイーズは結婚を嫌がっているため、マリアンヌは正体を隠して彼女に近づき密かに肖像画を完成させるが、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを批判されてしまう。描き直すと決めたマリアンヌに、エロイーズは意外にもモデルになると申し出る。キャンパスをはさんで見つめ合い、美しい島をともに散策し、音楽や文学について語り合ううちに、激しい恋に落ちていく2人だったが……。「水の中のつぼみ」のセリーヌ・シアマが監督・脚本を手がけ、エロイーズを「午後8時の訪問者」のアデル・エネル、マリアンヌを「不実な女と官能詩人」のノエミ・メルランが演じた。(映画.comより)

 

 

 

<2021年2月7日鑑賞>

 美しい、美しすぎる。個性こそ違えど、美女二人の主演。画家はこっそり肖像画を描くため、彼女(お嬢様)を凝視する。カメラも、これでもかと被写体に近づき、じっと美しい女性たちを映し続ける。もちろん、彼女たちは行動し、生活しているから、ただ顔を映しているわけではないが、肌のアラさえはっきり見えるかと思うほど、近づいて静止する。でも、美しい彼女たちは、肌も美しく、毛穴さえ見えない。若い女性はおしなべて皆美しいが、監督はそのなかでも選りすぐったに違いない。

 主人公は裕福な貴族ゆえ、館も瀟洒でお手伝いさんも常駐しています。この女の子も、またかわいい。小柄で、お嬢様のような華やかさには欠けますが、ここに年輩の女中を持ってこなかったのも、わざとかと。

 話の途中、3人で「オルフェ」の感想を論じるところがあるのですが、約束を守れず振り向いてしまったオルフェに対し、お手伝いさんは「言いつけを守らなかった方が悪い。決して振り返らないと約束したのだから、守るべき」と言い、お嬢様は「妻との思い出を振り返りたかったのかも」と言う。

 女性画家(父親が画家)は、多分結婚はしないと言い、お嬢様は「選べる人がうらやましい」と言う。貴族のお嬢様は、会ったこともない他国の貴族との結婚を強いられるのですから。

 お手伝いさんの女性が妊娠してしまい、産めないからと堕胎に出掛けるシーンも。相手の男については一切触れられず、女性二人が同行します。堕胎を行うベッドに赤ちゃんや幼い子供が乗っていたり、そこにお手伝いさんを招き入れる女性が少女だったり、心を締め付けられる演出も。

 結ばれないとわかっていた、一生に一度の恋。でも「人は一度でも本気で愛された経験があれば、生きて行ける」・・・どこかで読んだ、そんな言葉を思い出したのでした。そんなお話をこんなにも美しい映画に昇華させた監督の才能に脱帽です。これからも注目してゆきたい。

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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(Stuntwomen: The Untold Hollywood Story)

2021年02月08日 16時23分40秒 | 日記

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 ハリウッド映画を支えてきたスタントウーマンにスポットを当て、その闘いの歴史とプロフェッショナリズムに迫ったドキュメンタリー。ハリウッドでは1960年代からスタントウーマンが活躍し、男性中心のスタントパフォーマーの世界で自分たちの地位や権利を守るべく闘い続けてきた。「トゥルーライズ」「ワイルド・スピード」「マトリックス リローデッド」といった名作に参加したスタントウーマンたちの証言により、映画史に残るアクションシーンの裏側に迫る。さらに日々のトレーニングの様子や危険なスタントに挑む姿を通し、最前線で活躍する彼女たちのプロフェッショナルな姿を映し出す。「ワイルド・スピード」シリーズの女優ミシェル・ロドリゲスが製作総指揮に名を連ね、ナビゲーターとして出演。(映画.comより)

 

 

 

<2021年2月7日鑑賞>

 実録ものです。自分も見たことがあるような「ワンダーウーマン」がガラスを破って飛び降りるシーンとか、ブラックウィドゥが戦ってるシーンとか、サッと映っただけでも見覚えのあるシーンの連続で、そっか、これらは全部彼女たちがやってのけてるんだもんな、と改めて感服しました。「マトリックス」のキャリー・アン・モスのバイクシーンが特にすごいと思いました。あんなことができるんだ。どんな運動神経!小さい頃から走ってもいつもビリだった私には、考えられません。天賦の才能を持って生まれたのですね。

 しかも、彼女たちは女優のスタントダブルをやるわけですから、美しいのです。ぱっと見にはそれと見分けがつかないくらいの容姿でなくてはならないのですから。背格好も、もちろん美しい。女優と同じ体格ですから。そのまま女優になれるのではないかと思いました。

 パム・グリアのスタントだった黒人女優さん(彼女は最初の黒人スタントウーマンだったらしい)の「パムと入れ替わって普通に演じていても、誰も気づかないのよ、本当に」には笑いました。白人さんには、見分けがつかないのですね。いや、私もそうかもしれませんが。

 大好きなゾーイ・ベルもちゃんと紹介されていてうれしかったです。彼女はスタントウーマンだったのだけれど、タランティーノが彼女を気に入って映画に出したから、私も彼女に気づき、いくつか見ることができました。「デス・プルーブinグラインドハウス」では車から身を乗り出してアクションをこなしていました。「ヘイトフルエイト」では普通の女の子だったので「な~んだ」と思いましたけれど(笑)。

 実録なので、興味のない人にはつまらないかもしれません。私は同じ女性として、憧れるとともに映画も楽しめました。この作品、都会ではいつ頃どれくらいの規模で上映されたのかなぁ。

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