田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales)

2017年07月20日 17時21分18秒 | 日記

「パイレーツオブカリビアン 最後の海賊」の画像検索結果

 ジョニー・デップ主演による世界的大ヒットシリーズの第5弾。孤高の海賊ジャック・スパロウと、ジャックへの復讐に燃える「海の死神」サラザールの因縁の対決を軸に、かつてジャックと冒険したウィル・ターナーとその息子ヘンリー、孤独な天文学者カリーナ、ジャックの宿敵バルボッサらの運命が交錯する。ジャック・スパロウに恨みを持つ「海の死神」サラザールが、魔の三角海域から解き放たれた。サラザールの復讐を阻止するには、「最後の海賊」だけが見つけ出せるという秘宝「ポセイドンの槍」を手に入れなければならない。一方、10年に1度しか陸に上がれない呪いをかけられたウィルの息子ヘンリーは、ポセイドンの槍を手に入れて父の呪いを解こうとジャックに近づく。ウィル役のオーランド・ブルーム、エリザベス役のキーラ・ナイトレイ、バルボッサ役のジェフリー・ラッシュらおなじみのキャストが再結集するほか、サラザール役を「ノーカントリー」のハビエル・バルデム、ヘンリー役を「マレフィセント」のブレントン・スウェイツ、天文学者カリーナ役を「メイズ・ランナー」のカヤ・スコデラーリオがそれぞれ演じる。監督は、海洋アドベンチャー「コン・ティキ」でアカデミー外国語映画賞にノミネートされたヨアヒム・ローニング&エスペン・サンドベリ。(映画.comより)

 

 

 

 

 このシリーズは、なんだかんだ言いながらも全部見てきてるのです。それでつい、「見とかなきゃ」という思いに駆られてしまいました。はっきり言ってそろそろ限界な気もします。役者さんたちはもちろん、みなとてもうまいのですが、内容がもう続きすぎて同じような感じに見えてしまいます。今回は、キャプテン・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)が再登場してくれていますが、それだけでは客を呼べないと踏んだのか、初回作に出ていたオーランド・ブルームとキーラ・ナイトレイを登場させるという秘策を打ってます。見ている方としては、素直にうれしい。二人ともいつまでも若々しいから、息子がなんだか大きすぎるように感じたりもしましたが、一観客としてうれしかった。

毎回フレッシュな若い俳優も必ず登場しますが、今回はオーリーたちの息子にブレストン・スウェイツ。彼はオーストラリアの俳優さんで、「キング・オブ・エジプト」で器用なコソ泥(?)、「マレフィセント」で活躍の場がなかった王子を演じていた人ですね。目立つほどのハンサムではありませんが、愛嬌のある顔立ちです。女優さんは、カヤ・スコデラーリオ。こちらはイギリスの人みたいです。「メイズランナ-」に出てたのですね。ごめんなさい、私覚えてないです。「2」「3」を見なかったから余計かもしれません。でも「月に囚われた男」や「タイタンの戦い」「17歳のエンディングノート」なんかにも出てたみたいですね。自分は前2作を見ましたが、全然記憶にないです。今回は、優秀だけれど大変気の強い女性の役でした。時代が時代なので、女性が少しでも優秀でものを知ってると「魔女だ!」と決めつけて処刑しようとする男たちには呆れましたけど。

画面はすごい迫力です。さすがのビッグ・バジェット!その技術に感嘆します。しかしながら、エンディングはまたもや思わせぶりな終わり方。何を基準に(あ、儲かったかどうかか)どこまで作るのか。ここまで来ると、少し節操がないような感じもします。もうそろそろ終わりにすれば、と大多数の観客が思っているのではないでしょうか。それでも、次回作が作られると見に行ってしまうのが映画ファンの悲しいサガなんでしょうけれど(笑)。

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ありがとう、トニ・エルドマン(Toni Erdmann)

2017年07月18日 15時57分21秒 | 日記

 

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正反対の性格の父娘が織り成す交流をユーモラスに描き、ドイツで大ヒットを記録したヒューマンドラマ。陽気で悪ふざけが大好きなドイツ人男性ヴィンフリートは、ルーマニアで暮らす娘イネスとの関係に悩んでいた。コンサルタント会社で働くイネスは、たまに会っても仕事の電話ばかりしていて、ろくに会話もできないのだ。そこでヴィンフリートは、ブカレストまでイネスに会いに行くことに。イネスはヴィンフリートの突然の訪問に戸惑いながらも何とか数日間一緒に過ごし、ヴィンフリートはドイツへ帰っていく。ところが、今度は「トニ・エルドマン」という別人のふりをしたヴィンフリートがイネスの前に現われて……。監督・脚本は「恋愛社会学のススメ」のマーレン・アーデ。第69回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞するなど、世界各地の映画祭で高く評価された。(映画.comより)

 

 

 

 かなり特殊な映画でした。上映も3時間近くありますし。見始めたとき、その特異性に「北欧の映画?」と思いました。「散歩する惑星」みたいにね。でも違うんです、ドイツ映画なんです。イメージ違いますねぇ。

主人公はキャリアを積むことに燃える女性、イネス、独身。端から見ていたら滑稽でも、本人は必死なんです。石油を手がけるコンサルタントというのも聞こえがやくざですね。毎日がトゲトゲしているイネス、わかるわぁ。今の日本だって、こんなものでしょう。とにかくキャリア志向で実績を積みたいイネス(と言っても、ある程度は成功してるから、生活に困っていることはないし、大きなパーティに出席したりしている)は、いつも電話ばかりしているし、誰かそれらしい人が絡む場所には積極的に顔を出してコネをつくることに余念がありません。でも、会社の人や、例えばどこそこの大使などは、みな社会的常識はわきまえてるから、あからさまなセクハラをすることはないのですが、微妙~に男女で態度に差があったりします。「おい、飲み会に行かないか」なんて席にこそ、イネスは顔を出したい。でも、両隣の男性は誘われていても自分は飛ばされる。この場合は仕方がない面もあるのでしょうが、やっぱり微妙に扱いが違うところなんか、上手に描かれています。

そんな必死な娘の姿を目の当たりにしてしまった父親。彼は元来陽気で、音楽教師として学校勤めもしましたが、今は引退してピアノを教えたりしています。が、先日その生徒は辞めてしまいました。高齢の母親と憎まれ口をたたき合いながらもそこそこ生きてきましたが、飼っている犬も高齢で病気。やがて亡くなってしまいます。

そんな父親が、余りに追い詰められてる娘を心配し、いったん帰ったふりをして、誰でもわかる変装で娘の周りに「やぁこんにちは。トニ・エルドマンです」と言って神出鬼没に現れる・・・基本はそんなお話しです。変な髪型、出っ歯の入れ歯。ギョっとする娘を尻目に、素知らぬ顔で娘の周りの人々に挨拶し愛嬌と蘊蓄を振りまくその姿は爆笑ものです。娘にとっては迷惑千万。「おまえが心配で」と言われても、早く帰って欲しくて仕方がありません。でも、父親は、やっぱり現れます。ときには「クケリ」となってでも。この「クケリ」、日本ではなじみがありませんが、かの国では伝統的な生き物で、日本で言えば「なまはげ」みたいなものだそうです。

でもね、この愛情に勝るものはないのです。リーアム・ダディ・ニーソンだって、体を張って娘を救出していましたね。やがて娘も落ち着いてくるようになるのです。

もちろん、陽気で多くを望まずに暮らす、父親の生き方のみを絶賛するつもりはありません。人それぞれ。イネスだって、傍目に痛々しくても本人は必死だったし、そういう生き方だって肯定します。この映画は「娘を心配する父親」を描いたものなのです。ちなみにジャック・ニコルソンでリメイクするんだそうです。

かなりスローテンポな、独特な間延びを持った映画。疲れてない時を推奨します。でも、最後はほっこりすること請け合いです。

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ライフ(Life)

2017年07月17日 10時23分38秒 | 日記

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 「デッドプール」のライアン・レイノルズ、「サウスポー」のジェイク・ギレンホール、「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」のレベッカ・ファーガソン、「ウルヴァリン:SAMURAI」の真田広 之が共演し、地球外生命体を調査していた6人の宇宙飛行士が密室の無重力空間で直面する恐怖を描いたSFスリラー。火星で未知の生命体の細胞が採取され、世界各国から集められた6人の宇宙飛行士が国際宇宙ステーションで極秘調査を開始した。しかし、生命体は次第に進化・成長して宇宙飛行士たちを襲いはじめる。高い知能を持つ生命体を前に宇宙飛行士たちの関係も狂い出し、ついには命を落とす者まで現われる。「デンジャラス・ラン」でもレイノルズと組んだダニエル・エスピノーサ監督がメガホンをとり、「デッドプール」のポール・ワーニック&レット・リースが脚本を担当。(映画.comより)

 

 

 

 これは・・・出演陣が豪華な割には中だるみしたゆるい映画でした。ただ、ラストは好きです。個人的にこういう展開というか、終わり方は好きなんですけどね、映画がゆるすぎました。なにかしメリハリがなくって。

日本からは真田広之が参戦。でも、他のメンバーより目立って年配なのに、リーダーじゃない。しかもちょうど火星生命体の発見に湧いていたころに「子供が無事生まれた。メイだ」って、え~いくつの時の子?なんか、アジア人は若く見えるという慣例を踏襲してますね。いろんな国のメンバーが集まっているという設定なんだけど、キャプテンがロシア人、女性。また彼女が頼りないのよ。いざ生命体が暴れ出したときも「どうすればいい?」とか言ってるし、メンバー自体もその時々で「閉めろ!」「いや、助ける」とか意見が飛び交うばかりで全然統率がとれてないんだけれど、それをちっとも束ねることができてないんです。映画全般、そんな感じでゆるく仕上がっちゃってます。

火星に生命体がいるかもしれない、というのはもはや定説で、私もそうではないのかな、と根拠なく考えたりします。で、彼らが見つけた”シンプルで無駄のない細胞”が信じられないスピードで進化するわけです。かなりの知的生命体です。何に取りついてもエネルギーや自分の栄養(?)として取り込んでしまうし、学びも驚異的に早い。人間は絶対にかないません。逆に、ヒトがこれほどのスピードで学べたらすごいでしょうね。だから、どんなに逃げようと工夫しても所詮勝てないのです。まぁ、人間の端くれとしてヒトの側に立って見ていると、憎たらしいほどの進化、実力。んんんん・・・。

で、この知的生命体「カルビン」に襲われるシーンは、結構グロテスクです。心臓や気の弱い人はやめておいたほうがいいかも。最初に書いたように、ラストの展開は好きです。この映画は評価が別れると思うので、DVDでもいいかもです。

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ハクソー・リッジ(Hacksaw Ridge)

2017年07月16日 07時50分32秒 | 日記

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 メル・ギブソンが「アポカリプト」以来10年ぶりにメガホンをとり、第2次世界大戦の沖縄戦で75人の命を救った米軍衛生兵デズモンド・ドスの実話を映画化した戦争ドラマ。人を殺してはならないという宗教的信念を持つデズモンドは、軍隊でもその意志を貫こうとして上官や同僚たちから疎まれ、ついには軍法会議にかけられることに。妻や父に助けられ、武器を持たずに戦場へ行くことを許可された彼は、激戦地・沖縄の断崖絶壁(ハクソー・リッジ)での戦闘に衛生兵として参加。敵兵たちの捨て身の攻撃に味方は一時撤退を余儀なくされるが、負傷した仲間たちが取り残されるのを見たデズモンドは、たったひとりで戦場に留まり、敵味方の分け隔てなく治療を施していく。「沈黙 サイレンス」「アメイジング・スパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィールドが主演を務め、「アバター」のサム・ワーシントン、「X-ミッション」のルーク・ブレイシーらが共演。第89回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞など6部門でノミネートされ、編集賞と録音賞の2部門を受賞した。(映画.comより)

 

 

 

 ちょうど先日「沖縄戦慰霊の日」でしたね。ニュースで一日中流れていたので、「これが”ハクソー・リッジ”のことか」と思って見ていました。映画の宣伝では、それが沖縄戦であることを前面には出さずに、”武器を持たずに兵士を救った男”の話として大々的に流していたそうですが、まぁそれでもなんとなくは耳に入ってきていましたので、私はきちんと認識して臨むことができました。

ハクソー・リッジは沖縄・浦添市の「前田高地」のことです。映画では、本当にその名の通り切り立った断崖で、素人目に「こんなところを上らなあかんのか。他に方法はなかったのか」と思いました。危険すぎる。それが戦争なんだろうけれど。

主人公は野山で育ったアンドリュー・ガーフィールド。その育ちゆえ、運動神経は抜群。ただ、第一次世界大戦で親友たちを失い、自分一人が生き延びたことでPTSDを患って家族に暴力ばかりふるう父との、ある事件により、「絶対に銃は手に取らない」という信念を持っています。また、自分の行き過ぎで弟に怪我をさせ「死んでいたかもしれない」という恐怖を味わったこともあり、敬虔なクリスチャンでもあります(もともと一家はクリスチャン)。そんな彼でも、皆が参戦している中、自分だけは故郷にいられないと軍を志願します。ただ「良心的兵役拒否」という形で。

これは、私にはわかりづらかったですね。軍に志願しておいて、拒否ってなんですか。軍の訓練でも、銃を取らないから、訓練が完了しないんです。走ったり、もぐったりとかはするんですけどね。そしたら、上官も迷惑だし、「臆病者」がいる部隊は軽んじられたりして、みんな迷惑するんですね。本人は「衛生兵に」と言うんですが、衛生兵でも、一通りの訓練は受けなきゃいけないんです、一応軍に所属する軍人なのですから。

それで、「おまえ、もういいから帰れ」とか言われるんです。「俺たちが戦うから、おまえはもう帰れ」ってね。そうですよね、それが合理的だと私も思います。どんな奴でも、自分の部下だったら守らなきゃいけないし、却って足手まといだと思われるのも無理はないんです。

しかしまた、アンドリューの理論もぶれません。「自分は武器は取れない。安息日には休んで祈りたい。でも、衛生兵として、一人でも多くの命は救えるはず。皆が戦っている時代、自分だけ帰れない」。難しいですね。宗教って、信念って、一度持ってしまうと強固ですからね、絶対に変わりません。

結局は信条の自由が認められた形で、彼は戦争に参加することになります。そして、武器を取らずとも、何十人もの兵士を助け出すことになるのです(敵兵も含む)。すごいですね、あんまり関係ないけど「プライベート・ライアン」のアパム曹長を思い出しました。細くて弱っちい感じってことで(笑)。

見るからに切り立った断崖での戦争は、壮絶なものでした。日本軍だって強い。すさまじい場面の連続です。心臓の弱い人はやめておいたほうがいいかも。そういえば、メル・ギブソン監督の作品って「パッション」でも心臓発作を起こして亡くなった高齢の女性がいたと聞きましたね。

それが必要だったかどうかは別問題として、日本人の「ハラキリ」も出てきます。この映画で描かれなかったのは、現地の住民の被害。実に住民の44.6%が巻き込まれて亡くなったと言われています。今回の映画は、戦闘場面に力が入っているので、この辺は全く描かれず。バランスが難しいですね。

とにかく、ありきたりな言葉で締めて申し訳ないけど、やっぱり戦争はいけません。あんなこと、誰が勝者にもなりません。尊い若者の命、誰が奪っていいものですか。悲しすぎます。

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ジョン・ウィック チャプター2(John Wick: Chapter 2)

2017年07月13日 17時39分44秒 | 日記

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 キアヌ・リーブスが伝説の元殺し屋に扮し、銃とカンフーを融合させた新銃術「ガンフー」を取り入れたアクションでヒットを記録した「ジョン・ウィック」のシリーズ第2弾。前作でニューヨークを舞台にロシアン・マフィアを相手に繰り広げた壮絶な復讐劇から5日後。平穏な生活を送りたいジョンは、イタリアン・マフィアのサンティーノからの殺しの依頼を断るが、それにより自宅を爆破されてしまう。ジョンはサンティーノへの復讐を開始するが、命の危険を感じたサンティーノに7億円もの懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋から命を狙われる事態に巻き込まれてしまう。チャド・スタエルスキが前作に引き続き監督を担当。ジョン・レイグイザモ、イアン・マクシェーンら前作からのキャストに加え、グラミー賞ラッパーのコモン、「トリプルX 再起動」のルビー・ローズらがジョンを狙う殺し屋として出演。リーブスの代表作である「マトリックス」シリーズのローレンス・フィッシュバーンが独自の組織を束ねるキング役で出演。(映画.comより)

 

 

 

 

 あははははは!アホな映画!ここまでアホだと笑える。冒頭から爆音全開。自分の車のありかを突き止めたジョン・ウィックが取り返しに来るんだけど、当然マフィアたちは抵抗する。ほとんどあり得ないほどの攻防戦が爆音とともに展開し、扉がないどころか、ほとんど原型をとどめない愛車をとにかく取り返したキアヌはさっそくジョン・レグイザモに連絡。「修理できるか?」このやりとりはほとんどコメディ。笑えます。

私、この冒頭のシーンの爆音に腰を抜かすほど驚いたのだけど、これって通常より大きな音?それとも私が単に久しぶりに映画を見たからそう感じたのかな。映画の音量って決まってて、そんなことありえないのかな。誰か知ってたら教えて下さい。

前作は、見ていた私も「犬まで殺すこと、ないやんか!」って一緒に憤慨し、大いにキアヌを応援したものですが、今回は戦う理由もアホらしい。コンティネンタル・ホテルの支配人イアン・マクシェーンに「サンティーノなんかと”血の誓い”を交わしたおまえが悪い」と言われるのですが、その通りなんですね。「交わした以上、守らなければならないことはわかっていたはず」とも。そうなんですね、いちいちもっともなんです。

あとはもう、「死」あるのみの展開。こんなに人を殺していいのか。コモン演じる殺し屋と音のしない銃で、こっそり市街戦、なんかは爆笑です。そりゃ一般人を巻き込んじゃいけないだろうけれど、普通にエスカレーターとか上りながら、お互いを「プシュン、プシュン」とこっそり撃ち合う。可能?

突然現れるスモウレスラー、豹変する路上バイオリニストなど、もうバカウケです。なんでもいいんですが。

その割には「トリプルx」のルビー・ローズちゃんが使い切れてなかったり。今回彼女はしゃべれないっていう設定です。なんと、キアヌは手話までできる!なんてマルチなんでしょう。

ともかく、中身はほとんどありません。ホテルの渋いレセプショニストなど、前回から引き続き出演している俳優さんもいますし、まさかのローレンシュ・フィッシュバーンがキアヌと並んでいたり、カッコいい「武器ソムリエ」がいて「デザート」まで揃えてくれたり、見所も満載なのですが、話はあってないものと思ったほうがいいと思います。まぁ「視覚を楽しむ」って感じでしょうか。

もうやめておかないと、そろそろイアン・マクシェーンとか、出てくれなくなるよ、プロデューサーさんたち。当たってる限り作るのかしらんけど。

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