「犯罪都市」シリーズのマ・ドンソクが製作・主演を務め、人生崖っぷちの2人の男がタッグを組んで美容整形業界の頂点を目指す姿を描いたコメディドラマ。
ソウル江南地区の狎鴎亭(アックジョン)で生まれ育ち、何を本職としているのか誰も知らないのに街の住人たちから慕われている“狎鴎亭の主”テグク。ある日彼は、弟分の実業家テチョンが手を組もうとしている天才美容整形外科医ジウが、かつての同級生の弟であることを知る。ジウは何者かに騙されて医師免許を剥奪され、借金まで抱えていた。ジウの技術と容姿を生かした美容整形ビジネスを思いついたテグクは、テチョンを出し抜いてジウを口説き落とし、画期的な手術システムと宣伝方法で成功を収めるが……。
天才美容整形外科医ジウ役に、テレビドラマ「イルタ・スキャンダル 恋は特訓コースで」のチョン・ギョンホ。「守護教師」のイム・ジンスンが監督・脚本を手がけた。(映画.comより)
<2023年9月10日 劇場鑑賞>]
待ってました、ドンソク兄貴!今回もアホアホな役を軽快に演じて笑わせてくれましたね。そしてラストにはきちんとホロっとさせる。人情、心得てます。
話は簡単です。野望溢れる男たちの出し抜き合戦。噓八百に口八丁手八丁。よくもまぁこんなに人を騙せるんだね、みんな。と思いました。金さえ稼げれば何をしてもいいのか!いいんでしょうね(笑)。
それにしても、韓国の美容業界の凄まじいこと。そんなに皆がきれいになってどうするんでしょうね。もちろん、女性は美しいほうが生きてて得だとは思いますが。男性もね。美容代を払うために働いているのかな。こんなに整形を繰り返して、究極の目的は何なのかな。素敵な男性をゲットしても終わりじゃないのかな。永遠にきれいでいて、それでどうだっていうのかな。もちろん、本人の人生だから、それで幸せならいいんだろうけれど。
映画はコメディだから笑える展開もあるけれど、騙し騙され、お金が動くとなれば人をハメることなどものともしない人たちに、少し閉口したのでした。
マブリーことドンソク兄貴は、いつもの兄貴です。着ているファッションがイケてないとは思いましたが、ぶっとい腕を振り回し、歯向かう奴らを殴り倒していました。疲れているときなんかにいい映画かもしれません。