田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ボス その男シヴァージ(sivaji-the boss)

2012年12月17日 23時55分14秒 | 日記

 


 インド映画界を代表するスター俳優ラジニカーントが主演を務め、インドで記録的ヒットを叩きだしたアクション・エンターテインメント。アメリカで成功を収めたインド人実業家シヴァージは、南インドの故郷チェンナイに無料の病院を建設することに。しかし、病院ビジネスを独占する悪徳企業家アーディセーシャンの妨害にあい、シヴァージの病院は建設中止に追い込まれてしまう。そこでシヴァージは、自らも裏工作を繰り返して計画を進めようとするが……。(映画com.より)


 本編だけでざっと185分。久しぶりに意気込みました。水分を控えたりしてね(笑)。

あらすじは上に書いてある通りで、あとはあり得ない話がぶっ続けで表現されるだけです。もちろん、歌と踊りはてんこ盛り。しかし、ラジニカーント、60歳もまわっているというのに、本当に本人が踊っているんだろうか。なかなかにキレのある動き。そう思って見れば、時々ずれてることもなくはなかったけれど、それにしてもすごいダンス。やっぱりすごい。まぁ、若い頃からずっとやってますものね。

インドにはそろそろ彼を凌ぐスターが出て来てもいい頃だと思います。だってね、アメリカで成功した息子がインドに帰ってくる、って設定なんだけど、お迎えに来ている母親がどう見てもラジニカーントより若い。「おじさん」になるという親戚もすごく若い。まぁ、若いおじさんというのはよくありますけど。

そして、「万年青年」のラジニは、生粋のタミル女性を捜して恋をするのです。いくつになっても求婚する役をこなすあたりは、まるでジャッキー・チェンみたい。

ともかく、あり得ないけれど楽しくて華やかなお話が、勧善懲悪で進みます。しかし、今回は「目には目を、悪には悪を」の精神で作られたらしく、ラジニもリベンジする時点でかなり悪いこともします。「この国って、なんでもアリ?」って感じです。

まぁ、賄賂の額ですべてが決まる、というのはどこの国でもある程度は真実でしょうし、学校や病院を無料で開放できれば、国民は喜ぶでしょう。そういう意味で、今までの映画とは趣を変えたのかもしれませんが、なんかこう・・・違うんですね、期待していたものと。

もちろん、映画は楽しかったですよ、華やかでしたし。無意味なスキンヘッドも笑えたし。でも、個人的には(予告しか見てないけれど)「ロボット」のほうがおもしろかったんじゃないかなぁ・・・と思います。

しまったなぁ、「ロボット」を見とくんだったな(笑)。

もうすぐシャー・ルーク・カーンの「ラ・ワン」も来ると聞いてます。この人たちって、よっぽどスーパースターなのね。

そろそろ第二のラジニカーントを渇望します。

コメント
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