田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ベンダ・ビリリ!~もう一つのキンシャサの奇跡

2010年10月08日 22時52分09秒 | 日記
モーニング・ショーで見てきました。
ちょっと「ブエナ・ヴィスタ・ソシアル・クラブ」みたいな感じかな~とか想像しながら。

舞台はコンゴ。(そういえば昔、「コンゴ」というつまんないアメリカ映画がありましたね・笑)
路上でくらし、動物園で演奏する障害者の人たち。
しかし、情報として知っているからわかるものの、彼らが自分仕様に改造した乗り物であまりに自由自在に動くので、障害者なんて一見わかりませんでした。

冒頭、足が悪いのか、ヒザをついてみんなと一緒に踊っている男性がいるのですが、あまりに自然で軽々踊っているのでわざとヒザをついているのかと思い、目を凝らしてしまいました。

ともかく、みんなが明るく元気で生き生きしているので、悲惨さはみじんもありません。

彼らが歌う歌も、現実から来ている歌詞なのですが、なるほどと思えることばかりでまるで教えを受けたような感じがしたり。

私は音楽の才能がないので、彼らの音楽自体を魂で聞いてうち震える、ということはできなくてとても残念だったのですが、それでも「すごいなぁ」と思うことは多々ありました。

まず、どの人もボーカルができること。楽器を演奏していながら、誰もが突然ふられても歌えるのです。
あと、一番若かった彼!
捨てるような空き缶と、なにやらミニ弓みたいなものを弦1本でつないだだけのもので、全音階が出せる、いえそれどころか半音も出せる・・・そんなことが可能なんですか?
素晴らしすぎる!

素晴らしすぎる彼らが、これからのコンゴを豊かにしていってくれることを願います。


そういえば、上映終了後、走って出てきて「CDください!」と言って買い求めていたお兄さんがいました。感動したんですね。
コメント
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