少し前に見たのですが、思ったよりどうってことなかったので(笑)、感想が遅れてしまいました。
公開されていたときは評判もよく、例のアン・ハサウェイとメリルの映画(「プラダを着た悪魔」ね)も楽しめたので、期待していました。結局、都会での限られた上映だったので、見ることができなかったのですが、ずぅっと心の片隅に残っていたわけです。
自分自身、若くないとはいえ、ファッションには興味がありますし。
で、今回鑑賞する機会を得たわけですが、私が凡人だからか、な~んか期待していたほどではなくてがっかりしました。
ひょっとして業界の人が見てウケるタイプの映画??
なんとはなしに、素人は置き去りにされているような・・・。
冒頭、アナが独白する場面。そこでの彼女の発言には大いに共感しました。
人はやっぱり見かけって大事だと思うし、ファッションに興味を持ってきちんとする、ということは実はとってもエネルギーのいること。
それゆえ(?)、私は「キューティ・ブロンド」が好きだし、彼女のように、前向きで優しくてしかもおしゃれも手を抜かない、そんな女性が大好き。
でも、共感したのはそこまで。あとはなんか延々業界の裏側を見せられてるだけ、みたいな感じでした。それこそが目玉なのかもしれませんが。
これは、メリルの映画を見たときも思ったんだけど、いくらアナに多大な才能があるとはいえ、なにもかも1人で決めてしまうと、傾向が偏るというか、なんか、価値観が決まってしまうことってないんでしょうか。
それでいいのかな。流行って、そうやって独断で決まっていくものなのかな。
素人にはよくわからないけど、「プラダを・・・」のほうが楽しめました、私個人的には。