田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

イエスマン イエスは人生のパスワード

2010年10月05日 22時56分30秒 | 日記
ちょっと古いですが、ジム・キャリーの映画を鑑賞しました。

冒頭はなんだかくら~いジム、友人からの誘いもいいわけしまくって断るわ、だるそうに仕事してるわ、とにかくネガティヴオーラ放ちまくりのジム。
ブラッドリー・クーパー扮する親友が根気よく誘ってくれたり、自分の婚約パーティーに呼んだりと、あきらめずに友達してくれてる姿を見ると、「主人公は、昔はきっとすんごくいい人だったんだろうな」と思ってしまいました。

で、あまりのネガティヴオーラに、ついにある友人がある自己啓発セミナーに誘います。それこそが「yes!yes!yes!」が合言葉の「なんでも”yes”と答えよう」の教えだったのです。な、なんと、驚いたことに教祖さまがテレンス・スタンプ!思わず吹き出してしまいました。

これは知らなかった!ラッキー!実はテレンス、好きなのですぅ。
一番好きなのは「私家版」か「イギリスから来た男」かな。もちろん「コレクター」や「プリシラ」、もっとも美しく撮られていると個人的に思う「テオレマ」まで、他にも好きなものはたくさんありますけどね。


すみません、脱線しました。ともかく、この教祖さまに無理やり誓わされたジムは何に対しても「yes」と答えなければならなくなります。もちろん、最初は「noと言ってもバレないさ」くらいに思っていたでしょう。
しかし、「yes」と言うといいことが起きるのに、「no」と言うとやっぱりうまくいかないことが起きたりするのです。

それで、だんだんジムもその気になってきます。
この辺は映画なのでおおげさに描かれていますが、なんとなく「でもそうだろうなぁ」と思わせられたりします。

なんにでも「yes」と答える必要はないにしても、やっぱりポジティヴ・シンキングが大事なんだろうな、と妙に納得したりもしました(笑)。

で、若くて可愛い女の子に出会ったり(これがズーイー・デシャネル!公開時期は前後するけど「(500)日のサマー」の不思議ちゃん)、出世したりもするんだけれど、やっぱりどこかにきしみは出てきますよね。そこで、ジムは教祖様に質問をぶつけるのです。

そして教祖さまは答えてくれます。「なんにでも”yes”と言えと言ってるのではないんだよ。慣れるまではそう言って、そのうち自分で心から言えるようになる、ということなんだよ」と。

そして、ジムの映画らしくハッピーエンディング。よかった、よかった。

よく見るとハンサムなジム・キャリーもそろそろ中年。でも、顔芸は健在でした。


強く勧めるほどの映画ではないけれど、楽に見れて気分良くなる映画だと思います。あ!そうだ!味わい深いルイス・ガスマンも出てました。チョイ役ですけど。うれしいですね。
コメント
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