小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

インプラントの骨造成

2019-11-15 21:47:36 | インプラント

顎の骨が足りないところにインプラントを埋入する場合に、骨をつけ足す手術法を「骨造成」といいます。

               

骨を付け足して顎の骨のボリュームを増してインプラントを骨の中に入れます。

            

問題はつけ足す骨をどこから持ってくるかということです。

             

持ってくる骨は大きく分けて3種類あります。

    

1 人間の骨

2 動物の骨

3 人工の骨

              

1 人間の骨の場合

一般的には自分の顎から骨を取ります。自分の骨ですから拒否反応はありませんが、手術する場所が2か所になることと取る骨の量に限度があることがデメリットです。また、自分の骨は手術の後に吸収しやすいという特徴があります。

  

2 動物の骨の場合

安全に育てられた牛や豚から取った骨を使います。自分の骨と違い、いくらでも供給できるというメリットがあります。また、自分の骨ほどは吸収しないという点もメリットです(自分のものではないので吸収しにくいと考えられます)。

唯一のデメリットは感染のリスクを完全には否定できないということです。狂牛病が問題になった頃にその議論がよくなされました。観念的なものですが動物の骨を避けるドクターもいます。

 

3 人工の骨の場合

人工的に骨の成分を生成したものを使います。いくらでも供給できることと感染するリスクがないことがメリットです。生体(人や動物)由来ではないため、骨のできが悪いことがデメリットとされています。

             

当院では骨造成においては人工の骨をお勧めしています。一般的には骨のできが悪いことがそのデメリットとされていますが、2種類の人工骨を用いることによってそのデメリットを回避しています。

        

2種類の人工骨とはアパタイトとβ-TCPです。

 

アパタイトは歯磨き粉に入っていることで有名ですが、実際に骨の成分です。β-TCPはリン酸3カルシウムのことで、骨を燃焼させた時に得られる物質ですが、それを人工的に生成したものです。

 

アパタイト

        

β-TCP

                  

          

アパタイトは溶けません。β-TCPは溶けた後に骨に変わり(置換)します。この二つの人工骨を半分ずつ混ぜることによって、人工骨の骨のできにくいデメリットを回避します。溶ける人工骨と溶けない人工骨の特性のいいとこ取りをしようという考え方です。

      

当院でおこなうインプラントの骨造成には人工の骨を用いています。

       

       

小幡歯科医院

 

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/

 

 

 

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