前回は「歯の糖化」についてお話ししましたが、今回は
「歯ぐきの糖化」についてです。
歯ぐきはタンパク質でできていますから、糖化するイメージが
湧きやすいと思います。
歯ぐきと肌は同じ「体の表面の皮」ですから、歯ぐきを糖化から
守ることは肌の健康を保つことにもつながります。
歯ぐきが糖化すると、炎症が起きやすくなります。
これは糖化が起こると同時に活性酸素が発生する「酸化」も起こり、
炎症が生じやすくなることが原因です。
実際、糖化した歯ぐきは色が赤くなっていて炎症(腫れたり出血
したりする)がいつ起きてもおかしくない状態になっています。
このような状態になると、歯ぐきの状態を良くしようと歯磨きを
一生懸命していても奏功しなくなります。
体の内部からの炎症が起きているので、外からどんなに歯磨きを
しても、洗口剤や薬を用いても効きません。
食事を見直さなければ、この炎症は取れません。
もちろんその食事は糖質を控え、タンパク質と脂質をしっかりと
摂ることです。
それは肌にもいいことなのです。
小幡歯科医院