一度インプラントが骨についてしまえば、最低でも5年くらいはもちます。
ただ、5年でインプラントがダメになった場合は失敗です。歯科の治療では
「10年もたせることができたら成功」という基準があります。
インプラントが10年以内にダメになる要因を以下に列挙します。
糖尿病がある
歯ぎしり、食いしばりが強くある
喫煙している
骨の密度が低い
歯(インプラント)磨きをしない
短いインプラントしか入らなかった
かみ合わせを適正に調整できなかった
放射線治療をしていた
経験上、歯周病になりやすい人で「糖尿病」「歯ぎしり、食いしばり」「喫煙」がある
人はリスクが高いです。
歯周病になりにくい人は、「糖尿病」「歯ぎしり、食いしばり」「喫煙」があっても
インプラントはうまくいきます。
「骨の密度が低い」人や「短いインプラントしか入らなかった」場合でも、噛む力が
弱い人はインプラントが長持ちします。
「かみ合わせを適正に調整できなかった」場合でも、噛む力が弱ければインプラン
トは悪くなりません。
噛む力が強い人にとっては、「骨の密度が低い」ことや「短いインプラントしか入
らなかった」ことはリスクが高いです。
上記のいろいろな要因が様々に影響しあってインプランとの寿命が決まるので、
簡単に予測はできません。
生活習慣で変えられること(禁煙、血糖値のコントロール、歯磨きなど)は、努力
して改善することによってインプラントの寿命はどんどん長くなっていきます。