最近市民権を得ているインプラント治療ですが、誰でもできるというわけではあり
ません。
インプラントは直径4ミリ、長さ8~16ミリのスクリュー型のボルトを埋め込むのが
標準です。
つまりインプラントを埋め込む顎の骨の部分の幅が4ミリ以下ですとインプラントは
入りません。幅が6ミリないとインプラントが良い状態で入りません。
また骨の長さが7ミリ以下ですとインプラントが良い状態では入りません。
骨の幅や長さが短い人のために直径3ミリのインプラントや、長さ6ミリのインプ
ラントもあります。
ただ直径や長さを短くしたインプラントでは寿命が短くなる可能性があります。
骨の状態はお口の中を見ただけではわかりません。
レントゲンを撮らないと診断できません。
さらに、幅や長さがギリギリの場合はCTを取らないと正確には診断できません。
面倒なのですが、大学病院に行って頂いてCTを撮ってから、インプラント治療が
できるかどうか判断する場合もあります。