インプラントは自分の歯よりも強い力で噛むことができます。
それでは、上の歯も下の歯もインプラントの場合はどうなるのでしょうか?
上下ともインプラントがしっかり入っている場合はインプラントがダメになることは
そうありません。
ただ厳密には噛むことに鈍感になっています。
それはインプラントには神経が通っていないからです。
人間の歯の周りにはとても敏感な神経が張り巡らされています。この神経がセン
サーになっていて、食べ物の中に変なもの(石のように歯では噛めないような硬い
もの)があればかんだ瞬間に気がつくようになっています。(「噛むと痛い」と感じる
のはこのセンサーによるものです。)
インプラントにはこの繊細なセンサーがありません。そのため噛んで痛くなると
いうこともありません。
そのため強く噛み過ぎることがあります。
上下ともインプラントの歯で強く噛みすぎた場合に、問題が起こるとすれば以下
の2つのことです。
インプラントに装着したセラミックの歯が壊れる
顎にダメージ(顎関節症)が生じる
上下にインプラントを入れた場合はこのようなことが起きないように注意する必要
があります。