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(旧)小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

知覚過敏から歯髄炎に

2010-04-05 09:44:00 | 噛むと痛い

            

                      

レントゲンで何も問題がないのに歯がしみることがあります。

               

この状態を「知覚過敏」と診断します。

                 

しみる程度によりますが、「レントゲンで問題がないので様子を見ましょう。」

、となることが多くあります。

                      

しみる症状が悪化していく傾向になければ様子を見ても構いません。

                       

ただ、しみる症状が長期間(2ヶ月以上)続く場合は治療を要します。

                

まれに知覚過敏から歯髄炎になってしまうことがあるからです。

               

歯髄炎になると歯の神経を取ることになります。

                  

しみるのがひどい場合は仕方がないのですが、もったいないことです。

                      

長期に渡って歯がしみる場合は、しみなくなるまで治療を要します。


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スルメを噛みすぎて歯が痛い

2010-03-13 09:45:00 | 噛むと痛い

                   

                     

けっこう多いです。

            

スルメをたくさん噛んだら歯が痛くなった人。

                

1回や2回くらいでは痛くなりませんが、何度も何度も噛んでいると痛くなることが

あります。

            

そういう場合は、しばらくスルメをやめれば治るはずです。

                 

             

ただ、歯周病の初期症状として痛くなっている場合は治療の必要があります。

                     

初期の治療は治療回数も少なくすみます。

                    

(歯周病が進行していればスルメは食べられないはずですから、初期だと

考えられます。)

                     

1年以上歯科医院で検査をしていない場合は来院することをお勧めします。

                    

 

 

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


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痛いのを確認する

2009-10-20 09:47:00 | 噛むと痛い

歯ぎしりや食いしばりによって噛むと痛い場合は、その歯を安静にしていれば

治ります。

               

安静にするとは、歯ぎしり食いしばりを減らすことが一番です。

                

そのためには「自己暗示療法」や「マウスピースを作る」治療が有効です。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/parafunction.html

                     

             

もう一つ歯を安静にするコツがあります。

             

「歯が痛いかどうか確認しない。」ことです。

                           

歯が痛いときにはどうしても毎日確認したくなるものです。

                     

しかし、歯をギュッと噛んでみて痛いかどうか確認すると歯は安静になりません。

                      

歯が痛いかどうか確認しないことも痛みを減らすコツの一つです。


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傷んだ歯の神経は自然に治るのか

2009-09-30 09:36:00 | 噛むと痛い

                     

                               

歯がしみたり噛むと痛い場合は歯の神経が痛んでいる可能性があります。

              

具体的には歯の神経に炎症が起きている状態です。

                        

これを歯髄炎といいます。

                    

                   

この歯髄炎は自然に治ることもあります。

         

歯の神経も体の一部なので、自然治癒する力をもっているのです。

                           

ただし自然治癒するかどうかは予測できません。

                   

結果的に、しみたり痛んだりする症状がなくなれば自然治癒したという判断に

なります。

              

         

ただし、自然治癒しなくて痛みがひどくなると神経を取ることになります。

          

            

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


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自分で治せなかったら(噛むと痛い)

2009-07-29 09:31:00 | 噛むと痛い

ストレスや歯ぎしり、食いしばりのコントロールをしても噛むと痛いのが収まらない

場合は、治療が必要となります。

                   

とりあえずは「咬み合わせの調整」を行って様子をみます。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20080329


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病気は自分で治せる(噛むと痛い)

2009-07-20 09:03:00 | 噛むと痛い

歯ぎしり、食いしばりが原因で「噛むと痛い」場合は、自己暗示療法を行うことに

よって自分で治すことができます。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/parafunction.html

                 

歯ぎしりや食いしばりをすることは忙しかったりストレスが溜まっている時に多く

なります。

               

レントゲンを撮って何も問題がないのに噛むと痛い場合はストレスが原因の場合

が多いです。

                   

歯ぎしりや食いしばりのコントロールも有効ですが、忙しさやストレスから開放され

ると痛みがなくなることも多いです。

                 

生活習慣を見直すことで、自分で痛い歯を治すことができます。


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病気は自分で治せる

2009-07-13 09:24:00 | 噛むと痛い

岡本 裕著 「9割の病気は自分で治せる」を読みました。

          

Photo                

                     

                           

共感できることがたくさんありました。

                 

メタボリックシンドロームを中心として、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満症、

痛風、便秘症、頭痛、腰痛症、不眠症、自律神経失調症などは医者に頼らず

自分で治せるという内容です。

                 

                

本来これらの病気は生活習慣に大きく関わる病気なので、病気になった原因と

思われる生活習慣を改めることが大切です。

                   

ところが現在の日本の医療制度では患者さんの病気の背景を探るところまでは

目が行き届かないので、医療は症状に合わせて薬を処方することが中心になります。

                 

そして生活習慣を改善することなく薬で治療を続けることは病気を

完治させないことにつながります。

                 

この病気を完治させることなく薬を出し続ける治療は医療側にとっては

「おいしい治療」であり、医療費の無駄遣いに繫がります。

                     

9割の病気を患者が自分で治して無駄な医療費を減らし、その分難病や

不治の病の治療や研究に医療費を回すべきだというのが作者の結論です。

           

                   

歯科にも「自分で治せる病気」があります。

                

表面的な虫歯

歯石のついていない歯肉炎

歯ぎしり、食いしばりが原因の咬合痛(噛むと痛い)

歯ぎしり、食いしばりが原因の知覚過敏(歯がしみる)

             

                    

これらの病気は自分の意識改革で治療をせずに治せる病気です。(完治とは

いかなくても症状は改善します。)

                     

しかも病気になった生活習慣を改めることができれば、もし治療することに

なった場合にも「治りが良い」状況になります。

                     

                 


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硬いものは歯にいい?

2009-02-09 09:49:00 | 噛むと痛い

歯を強くするために硬いものをあえて噛もうとしている方がいらっしゃいます。

            

顎と同様、硬いものをたべても歯は鍛えられません。

                

特に歯周病で歯が弱っている場合は硬いものは無理に噛まない方が良いです。

                        

ただ、歯周病が悪化する大きな原因は「歯ぎしり 食いしばり」ですので、硬いものを食べることが即歯周病につながるわけではありません。

                 

ですから硬いものを一切食べないようにするというのも意味がありませんし、食事がつまらなくなってしまいます。

            

           

では、どのような硬さのものを選べば良いのでしょうか。

             

                 

噛んで痛みを感じる場合は避けるべきです。

              

食べようとするとなんか歯がうずくような気がする場合は要注意です。

                  

丈夫な歯であれば、硬いものを噛んでも何も感じません。

           

               

「噛むと痛い」というのは歯周病の重要な徴候ですので、硬いものを噛むと痛い場合は早めに歯科医院を受診してください。

             

               

                        

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/

                   

 

 

 


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閑話休題

2008-04-02 10:00:00 | 噛むと痛い

「噛むと痛い」で検索している人が多いので、まとめて書いてみました。

              

何故噛むと痛いのか原因がわかれば、少し気が楽になります。 

         

原因がわからないと痛みが増幅するものです。

              

今回はなるべく単純に分類しましたが、実際は原因が複雑に絡み合います。

              

虫歯、歯周病、かみ合わせ、歯ぎしり、食いしばり、がいろいろ作用し合って

痛みが生じることもあります。

         

さらに体調の良し悪しが痛みの程度に大きく関わります。

           

治療する場合は、慎重に一つずつ原因を取り除いていくことが大切です。


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神経を取った後に噛むと痛い

2008-04-01 10:35:00 | 噛むと痛い

Photo_2 神経を取った後に噛むと痛い

(左図参照)

神経を取った(黒)後、取った部分(赤)

が痛む

               

                

                

神経を取った後 噛むと痛い」という検索が多くあります。

            

「神経を取ったのだから、痛くなるのはおかしい。」と思われることでしょう。

           

ところが、これはよくあることなのです。

          

まず、神経を取ること自体が痛みの原因になります。

                

この痛みは通常1週間あればなくなりますが、2週間~1ヶ月くらい長引く方も

いらっしゃいます。

           

この神経を取った後の痛みがどれくらい続くかは、「患者さんの体質」と「歯科医

の技術」によって決まります。

           

たとえば神経を取り残すと痛みは引きません。

             

また、神経を取る操作が乱暴ですと痛みが残りやすくなります。

          

歯の状況としましては、痛みがひどくなってから神経を取ると後で痛みが続き

ます。

             

ですから、患者さんは痛みがひどくなるまで放っておかないことが大切です。

        

そして、歯科医は神経を取る治療を丁寧に行い神経を取り残さないことが大切

です。

          


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ひび割れた歯が噛むと痛い

2008-03-31 10:00:00 | 噛むと痛い

Photo_4 歯にヒビが入って痛い

(左図参照)

歯に入ったヒビが神経に近い

ところまで達する

          

             

              

                 

                 

                 

歯にヒビが入ることがあります。

         

歯は毎日使っていますので、ヒビが入ることは珍しいことではありません。

            

浅いヒビなら痛みは出ません。

           

歯の神経に近いところまでヒビがはいると、しみたり噛むと痛くなります。

          

このヒビはなかなか発見できないこともあります。

        

ヒビはレントゲンに写りませんので、目で確認するまで診断できません。

           

治療方法は、「ヒビを削ってその部分だけ埋める」か「ヒビが広がらないように

歯を全周削って義歯でかぶせる」方法です。

           

前者は最小限の治療で、後者は予防も含めたもっとも積極的な治療です。

           

実際は、歯が割れてしまうまでヒビが確認できないことがほとんどです。

            

そして、かみ合わせの調整で様子をみることが多いです。

           

なお、ヒビがあっても痛みがない場合は治療の必要はありません。

             

             

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/index.html


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歯髄炎で噛むと痛い

2008-03-30 10:42:00 | 噛むと痛い

Photo_6   歯髄炎

(左図参照)

歯髄=歯の神経(赤)に炎症が

起こる

         

             

                 

           

                     

                  

歯の神経に強く炎症が起きると、「噛むと痛く」なります。(歯の神経に炎症が

起きると普通は「歯がしみる」ようになります。)

           

歯の神経に炎症が起きる原因としては、虫歯、虫歯の治療、知覚過敏、歯ぎしり、

食いしばり、が上げられます。

           

虫歯は、虫歯菌が歯の神経を刺激することで炎症が起きます。

            

虫歯の治療では、歯を削ることが神経を刺激します。

           

知覚過敏で歯がしみる場合は、それが長期間持続すると神経に炎症が起きる

ようになります。

           

短期間の知覚過敏であれば、神経に炎症が起きることはありません。

              

歯ぎしり、食いしばりがあると、歯を強く噛んだりこすったりすることが歯の神経

に刺激を与えてしまいます。

            

歯の神経に回復力があれば、軽い歯髄炎は自然に治ることがあります。

           

歯髄炎がひどくなれば、神経を取るしか方法がなくなります。

         

             

小幡歯科医院

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歯の根の化膿で噛むと痛い

2008-03-28 10:31:00 | 噛むと痛い

Photo_7

歯の根の化膿(左図参照)

歯の根の先に膿(赤)が

たまる

             

                   

              

            

            

                 

歯の根が化膿すると、歯の根の先に膿がたまるので噛むと痛くなります。

          

余程の初期でなければ、レントゲンに写るので、診断しやすいです。

         

ただ、歯の根の化膿は大きくなければ痛まないものです。

          

ほとんどの場合、慢性化していて痛みがないのでレントゲンを撮らなければ発見

できません。

           

痛みがなく進行傾向になければ急いで治療する必要はありません。

         

定期的にレントゲンを撮って大きくなりそうなら治療する、という方針です。

           

治療は歯の根の治療です。

                  

               

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/

            


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虫歯を治療した後に噛むと痛い

2008-03-26 10:29:00 | 噛むと痛い

噛むと痛い場合で最も不快なのは、「虫歯の治療をしたのに、その後噛むと痛む

ようになった」場合です。(「虫歯の治療をしたのに、その後しみるようになった」

場合も同じ原因です。)

           

実は、これはよくあることで一番歯医者が不信感をもたれる事です。(これを経験

していない歯医者はいないと思われます。)

           

「虫歯を取り残しているのではないか?」という疑いが出るからです。

           

虫歯を取りきっていて、なおかつきちんと詰め物をしているのに後で痛みが出る

ことがあるのです。

          

診断は歯髄炎(歯の神経が軽い炎症で傷ついている状態)です。

           

何故歯髄炎が起きたか、というと歯を削ったからです。

           

つまり治療として歯を削ることが、逆に歯を痛めつけてしまっているわけです。

        

これは虫歯が大きくなくても起きてしまうことがあります。

          

その場合、痛くなかった虫歯を治療したら痛くなってしまうので不信感は極地に

達します。

          

ただし多くの場合、2週間以内に自然に痛みはなくなります。

              

かみ合わせの調整をしてやっと痛みが収まることもあります。

            

まれに、歯髄炎が治まらずに歯の神経を取らなければならなくなることもあります。

              

痛くない虫歯を治して、結果的に神経を取るのはとてもつらいことです。(こうなる

ことは稀ですが。)

              

こういう事態を避けるために、可能ならば「麻酔をしないで虫歯の治療をする」

ようにしています。

         

           

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/ 


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虫歯で噛むと痛い

2008-03-25 10:27:00 | 噛むと痛い

Photo_2 噛むと痛い虫歯

(左図参照)

虫歯(黒)によって歯髄(赤)に

炎症が起こる         

                  

                    

                     

                     

                       

虫歯が原因で噛むと痛い場合は、歯の神経がやられています。

           

歯の神経がやられている、というのは「歯髄炎」になっているということです。

(「歯髄」とは歯の神経のことです。)

                              

大きな虫歯が原因ですので、必ずレントゲンに写ります。

            

虫歯が原因で噛むと痛い時は、ほとんどの場合で神経を取ることになります。

            

10代、20代でまだ歯の神経に回復力がある場合は、神経を取らずに治せる

こともありますが、ほとんどの場合神経を取る必要があります。

             

神経を取れば確実に痛みは治ります。


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