夏本番、暑い日が続きます。
「熱中症予防にスポーツドリンク」という標語を聞いたことは
ありませんか。
脱水症状にならないようにスポーツドリンクを飲むことが
あるのではないでしょうか。
今回はこのスポーツドリンクにダメだしです。
スポーツドリンクにはかなりの量の糖分が入っています。
この糖分によって虫歯になる危険があるのが第一点。
この糖分によって血糖値が不安定になるのが二点目。
そして、糖分を含む飲み物を飲むとかえって脱水が進む
という第三点目が今回の本題です。
糖分は分子量が大きく浸透圧で水分を引き寄せます。
ですから、糖分が体の中にたまるとかえって水分と一緒に
体の外に排出されます(利尿作用)。
これは塩をふくむと水が欲しくなるのと似ていて、糖分を含む
飲み物を飲むとかえって喉が渇いて余計に水分が欲しくなる
という悪循環を生みます。
脱水防止には水分と塩分を補給するのがよいのです。
塩分は食事から摂って、「水」を飲むのが一番だと思います。
カフェインにも利尿作用があるので、脱水防止にはお茶も
よくありません。
脱水防止にはその名の通り、「水」を飲みましょう。
塩分は食事の塩っ気を少し増したり、日本の伝統的な
保存食「梅干し」を口に入れるのもいいでしょう。