「イヌタデ」はタデ科タデ属の1年草。畑や道端、草むらなどどこにでもある雑草。イヌを飼う人が増えているようだが、植物の世界で“イヌ”がつくと「役に立たない」とか「ありふれた」など余り良いイメージは無いようだ。この草をもう少しスマートにしたような“ヤナギタデ”と言う種があり、こちらは「香辛料として薬味や刺身のツマなどに使われる」のに対し、辛味が無く役に立たないことからイヌを冠することになってしまったようだ。
花期は6-11月と幅が広く、いつでも咲いていると言う感じがする。草丈は20-40センチほどで、今時のものは寒くなり成長しにくいのだろうか20センチ程度のものが多い。花の種類が少なくなってしまった今の時期に、しぶとく咲いてくれる。私にとっては貴重で可愛い存在である。