「諏訪山」(1207メートル)は群馬県南西部、埼玉県との県境にある静かな山。山頂付近の広葉樹は紅葉して見事。南側にそびえる両神山が厳しい山容で迫ってきた。
藤岡から神流川沿いに遡り、神流町(旧・中里村)から志賀坂トンネル(秩父方面)に左折。恐竜の足跡を売り物にする場所、小さな集落を抜けたところに“谷コース”での登山口。この近くに車を止めるが、車道をトンネル方面に20分ほどノンビリと歩く。トンネル手前にも登山口があり、ここから登る。
同行のAさんは今回で4回目とか。私もかなり昔に登ったことがあるが殆ど記憶は無くなっている。紅葉が始まりかけた広葉樹林、植林された檜や杉の針葉樹林を快調に抜けると埼玉県との県境尾根。東に二子山、樹林越しの後方に叶山が岩肌を見せていた。好天に加えて急登もあり、汗がじんわりと出てきた。
県境尾根の埼玉県側ではヒノキ林の伐採が進んでいた。そのため、南側に両神山が厳しい山容をくっきりと浮かび上がらせていた。8年ほど前に登ったが“あんなに厳しい山だったろうか”と思う程だった。山頂には小さな祠が祭られている。両神を眺めながら、ユッタリと昼食をとった。片道で約2時間。
帰路は車を停めた間物(集落の呼称)登山口を目指す周回コース。山頂付近は紅葉の盛り。西上州の山々の遠望と紅葉を愛でながらゆっくりと降りた。
写真は両神山方面の展望。