写真の添付を忘れていました。これが真珠のように白く輝くフッキソウの実です。
「オオツリバナ」はニシキギ科の落葉小低木。今月の上旬だったろうか、家電量販店の主催するフォトコンテストに応募しようと思い、友人と玉原高原を歩いたが、尼ヶ禿山から下りた辺りの林の縁で赤い実を見つけ写真を撮った。応募できるような写真は一枚も撮れ無かったことはもちろん、名前も判らずそのままになっていた。
似た実や花をつける種に「ツリバナ」「ヒロハツリバナ」「クロツリバナ」があるという。花弁の枚数や葉の状態で区別する他に「5つに割れた殻丸みがあるのがオオツリバナで角ばっているのがツリバナ」と実で見分ける方法などネット上に書き込まれている。これらを総合して考え、図鑑の写真で決め付けたのがオオツリバナ。何とも妖しげな決め方である。
「フッキソウ」の実は間違いない。こちらはツゲ科の常緑小低木。透き通るほどの白い色をした実が印象的で写真を撮った。群馬フラワーパーク内で見かけたもの。この植物、今年の春に丹沢に出かけたとき、休憩した場所で白い花を見つけ写真に撮ったのを思い出した。
ネットで“フッキソウの実”を調べると、何だか北海道の人の書き込みが多い。そして、皆さんが「真珠のような白い輝き」を強調している。実は甘く「子供の頃に食べたことがある」という記事が何人かあったが「食べ過ぎると体に良くない」という話も。常緑で鹿が冬に集まってくることから、アイヌ語で“ユク・トバ・キナ”鹿の群れる草とよばれるそうだ。