啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「石尊山」

2011-11-10 11:38:57 | 低山歩き

「石尊山」(1668メートル)は浅間山の南西に伸びる裾野にあり、山頂からは豪快で雄大な浅間の山頂が目の前に望める。寄生火山と呼ぶのだそうだ。

単独でユッタリと歩くのが私の山歩きだが、日の暮れるのが早い晩秋になってくると1人では寂しい。山の楽しみを教えてもらったHさんの友人で、ここ3、4回同行していただいているAさん荷声を掛けていただいて、高崎ハイキングクラブのNさん、Sさん3人の山行に加えていただいた。N,Sさんはクラブの例会の下見登山だと言う。名だたる山々を歩いてきたベテランに気後れするが、息が切れても“会話のある山登り”も楽しいものがある。

国道18号で軽井沢を過ぎた追分宿が登山口。下見登山が目的のため、複数台の駐車スペースを探して回り込む。数百メートル北の林道脇に何台か駐車できるスペースがあり、ここから歩き出す。カラマツ、アカマツが植林されたほぼ平坦な緩い登りを30分ほど歩く。

作業車専用の林道を2回ほど横切ると赤滝入り口。ここから本格的な山道となるが、まだユッタリとした登り。赤滝は鉄分の多い酸性の水が酸化し赤っぽく見えるのでそう呼ばれているようだ。更に進んで“血の池”と呼ばれる小さな池がある場所で、直登するコースと源泉コースが分岐。直登コースを行くが、ここからはきついほどではないが急登となる。この辺は広葉樹林だが木の葉は全て落葉済み。樹林越しに浅間の姿が微かに望める。

2時間45分ほどで山頂に着いた。目の前(北)に浅間山が広がる。東ー南方面に大展望。富士山や八ヶ岳は見えなかったが、妙義や西上州の山並みなど見事だった。軽井沢の人工雪スキー場では降雪作業が進んでいるらしく、白い雪がコースの部分だけ際立っており異様。風も無くユッタリと1時間以上食事と休憩。

下りは、源泉コース。目印のテープをポイントごとにつけるなど、山の会の皆さんが安全に最新の注意を払っている様子が伺えた。70歳を越えた?と思えるNさんの力強い歩きにも感服!