「オケラ」はキク科オケラ属の多年草。少し日当たりの良い林の縁などに白い花を咲かせている。高崎自然歩道の根小屋城址付近で撮った。オケラというと水辺の小動物か財布の中身がゼロになったときの状態ぐらいしか知らなかった。昨年まで存在さえ知らない花だったが、ブログのために調べ、妙な名前と言うこともありすんなり頭の中に残った。草丈は40センチほど。花径は2センチ弱で複雑な形をしており殆ど白く見える。
柔らかい毛をまとった若葉は食べられると言う。信濃の民謡に「山でうまいはオケラとトトキ、里でうまいはウリ、ナスビ。嫁に食わすも惜しいほど」と唄っているそうだ。そんなに旨い物なら、山菜として最っと有名になっても良さそうだが・・。ネットで見つけた若芽の画像を手掛かりに、来年は探してみようか?
根茎は白朮とよぶ生薬。精油を含み健胃薬などに使われるそうだ。