岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

11月10日 特別委員会の視察で静岡です。①移住・定住、②「森のようちえん」企業内保育について

2015-11-10 | 議会








今日から「岡山へ人を呼び込む魅力調査委員会」の視察です。初日は静岡市で、①移住・定住と②企業内保育の取り組みです。

写真は、静岡ガス、静岡銀行、静岡鉄道の三社で共同事業として運営している事業所内保育所「森のほいくえん」です。2010年からスタート。静岡ガスの敷地内にあり、自然のなかでの伸び伸びとした保育をということで、園舎もできるだけ木材を使っておられます。遊び道具も手作りが多いです。園をとりまく環境も少しずつ遊歩道などを整備中でした。
静岡ガスは、オール電化の流れのなかで女性の感性が必要だと、営業の第一線に女性を入れ始めました。でも、これからという時に、結婚や出産で女性が退社して家庭に入るので、事業所内保育所の必要性を感じたということです。
一事業所では大変ということで、トップダウンで三社で取り組むことになったそうです。事業としては成り立たないという声もあったとのことですが、女性が辞めずに働き続けるような環境をとの社長の強い意志を感じました。定員30名のところ現在22名ですが、これから定員に近づくと思います。結婚・出産で辞める方がほとんどなくなっているということでした😊。
国からの助成金が10年間はあるそうですが、市からはありません。事業所内保育所はニーズはあるものの設置や運営費の負担が大きく全国的に伸び悩み。この春からの子育て新制度で、一定枠で地域の子どもを受け入れれば、認可保育園のように運営費が補助されるようになっています。ちなみに岡山市では、今年度募集をして、3事業所が予定者になっています。

「森のほいくえん」の前は、静岡市役所で移住・定住施策について。
人口ビジョン策定にあたって、小学校区ごとに分析をしているのには感心をしました。岡山市は全市だけでしたから。人口目標として2025年に総人口70万人の維持をめざし、従来の取り組みだけでは、市民になりえなかった人びとを未来市民と総称して増やしていくということで、総合戦略の対象期間となるこの5年間は「これから移住してくる市民」の対策に重点的に取り組んでいくということです。
静岡市移住支援センターをNPO法人ふるさと回帰センターに委託をし、静岡市出身の相談員2名配置をしているということでした。岡山市は来年度から東京事務所に相談員を配置して行いますが、発信の仕方、受け入れ側の工夫など、これからも情報共有していきたいものです。
静岡市は、中山間地域への移住に向けた支援事業として、空き家バンクの空き家利用の場合、引越し・片付け・イノベーションに上限で200万円の経済的支援を行っているということでした。



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