岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

11月5日 名古屋市の保育行政 & 京都府がん総合相談支援センター

2015-11-05 | 議会







保健福祉委員会視察2日目。まず、名古屋市の保育行政についてでした。
局長をはじめ、まるで委員会のような職員受け入れ体制でした。初めてのことでありびっくりしましたが、熱意を感じました。
名古屋市は2011、2012年度と待機児童が全国ワースト1。解消にむけて市全体で取り組み、2014年4月に待機児童ゼロを達成しました。
施策として有効だったのは、賃貸方式による民間保育所の設置ということです。店舗、倉庫等の空き物件を活用して設置する保育所に対し、改修費や賃貸料等を10年間補助するものです。園庭は子どもの足で10分以内に公園があればと緩和しています。
また、名古屋市は昭和49年度から、民間保育所に市立保育所と同等の給料を支払えるよう市独自に補填してきたということです。これからも保育所整備を進めていくので、保育士不足が深刻化しかねないと、養成校との連携強化や宿舎の借り上げ費用の補助を2013年度から行っています。
認定子ども園については、公立ではまだ移行を行っていませんでした。課題が多いので、費用対効果も含め、ニーズとその解決策を見据え慎重に審議しておられること。見切り発車していないことには好感を持ちました。





次は、京都府がん対策について。京都府は2011年にがん対策条例をつくり、2013年に推進計画を策定し、がん総合相談支援センターを設立。相談員7名、事務員1名の体制です。病院に相談しにくい医療従事者への不満やセカンドオピニオンの希望、不安など心の問題などにあたっておられます。
全国で11番目の設立ということで、2014年度の相談件数は1410件。ニーズは多いと思います。相談者に寄り添い、ていねいに対応されているので、これからも件数は増えると感じました。
写真は、センターのドアと面談相談室です。




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