今日は〈財団法人岡山市ふれあい公社〉の理事会がありました。「平成24年度事業計画・当初予算案について」を、文章による冊子ではなく、パワーポイントで説明をしてくださいました。グラフと春らしいカットが効果的に使われ、見やすくてよかったです。こうした〈議案書〉は、私にとってはじめてで(^^)、私も見習いたいと思います。
新規事業としては、「介護予防センター事業」と「定期巡回・随時対応型訪問介護看護(24時間型訪問介護)」がありました。
来年度からの高齢者施策として岡山市は介護予防にとりくみますが、ふれあい公社においても、そのための機構改革と「介護予防センター事業」がスタートします。高齢者が要介護状態になることを予防するために、専門職を配置し、高齢者全般を対象として、訪問型、通所型、地域での教室・啓発などを組み合わせて行なわれます。壮大な計画なので、どうなることやらというのが正直な想いですが、予防は岡山市の弱い点とも聞きますので、期待をしています。昨年10月5日のブログに、由布市の健康増進施策のことを書きましたが、工夫をして介護予防に実質的につながる取り組みをと。
もう一つの国が進めている「24時間型訪問介護」ですが、地方の岡山市でどこまでのニーズがあるのか。不採算部門となる可能性が大きいので、ふれあい公社で行なう意義は大きいとのご意見が。理事長である高谷市長は「採算のことだけなら、ちゃんとした福祉ができない」とその席で言われていました。
男性と女性、社会で置かれてきた状況が違います。統計も施策もその点にも着目をして把握・検討し、効果があがる取り組みをと申しました。また、介護に携さわっているのは女性が多い。でも、たとえば地域の安全・安心ネットワークを中心として岡山市が地域保健福祉モデル事業を進めていこうとしているが、すべての会長は男性ばかりで、女性は一人もいない。こういう視点からも検討が必要というご意見も。
…、全国政令市の市社会福祉協議会で、女性会長は岡山市だけということです(^^)。
この春から行なわれる〈財)岡山市ふれあい公社〉職員の待遇改善で、給与の前歴加算制度創設と契約社員の一般職登用が行なわれるとのこと。女性が多い福祉の職場です。望ましいことだと嬉しいです。なお、HPを見やすく改善されたとのこと。一番上の字の色が変わっているところをクリックしてみてください。いかがでしょうか。