岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

5月16日 講演とシンポ「議会の仕事」

2009-05-16 | 議会

 

 自治体議員政策情報センター主催でありました。写真は、「議会改革と議会基本条例」と題して基調講演をされた、広瀬克哉さん(法政大学法学部教授、自治体議会改革フォーラム代表)と。
 2006年5月に北海道の栗山町で議会基本条例が制定されてから、現在54議会で制定され、この6月議会制定を目指しているのが8議会、検討中が65議会です。
 たくさんのことに気づかせていただきましたが(感謝!)、その一つが、合議制代表機関である議会がもつ「討論の広場」という役割です。議決以上に、「討議過程を通して論点・争点を発見し、公開することを重視する」と。議員になる前に栗山町・条例を読んだときには「当たり前」としか読めなかったのですが、実際には、自分の意見表明はできても、公開の場での議員同士の討論というのはないのです。
 議会による「議会報告会」、市民からの多様な意見表明機会・参加の場の設定(例えば、請願者の意見を聞く)、議会の一問一答方式など、多くの自治体で具体化され始めています。全国的には風が動いているとのことで、少しずつでも実践していく機運がほしいところです……。
 もう一人の基調講演は、前我孫子市長の福嶋浩彦さん。市民も議会も自治の力=意見・利益が違う人と対話と議論を通して合意する力をつけなくてはならないと。私自身も「自治の力」を育んでいかなければなりません。
 

 
 


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5月15日 女たちの戦争と平和資料館〈wam〉訪問

2009-05-16 | 平和



 新宿区にある〈wam〉。入り口では、155人の女性たちのポートレートが迎えてくれます。私の写真の後ろのポートレートで、〈wam〉での名前と顔と戦時性暴力の被害体験の公開に同意してくださった女性たちだそうです。その前に立つと、ふと温かな気持ちになりました。たぶん、同意にいたる信頼関係というか、絆の深さを多くの写真のまなざしに感じるのだと思います。
 オープンしてもうじき4年。行政からの支援を受けないで、自立・自力で運営しているアクティブ・ミュージアムです。多くの人の熱い想いと活動のなかで展示が行われているためでしょうか、展示パネルから、崇高なエネルギーを感じます。今は、第6回特別展「ある日、日本軍がやってきた-中国・戦場での強かんと慰安所」の最中。〈wam〉運営委員長の池田恵理子さん(私の横)による〈鬼木向けバージョン〉説明で、展示パネルにパワーをプラスしてくださいました。池田さんのリズムのいいイキイキとした言葉には魅了されます。戦時性暴力被害を受けた女性たちをジャーナリストとして追い続ける池田さん。お会いできて、説明までいただいて、嬉しかったです(^^)。



 常勤2名、非常勤2名、アルバイトと多くのボランティア。資料データベースも作成中で「慰安婦」裁判の資料も整理されています。支える会員は全国に1500人。私の大好きな故・松井やよりさんの遺志が受け継がれた平和資料館です。彼女が使われいたという机とイスに座らせていただきました(写真)。感激!
 岡山市でも「平和資料館」の建設に向けて、資料集めがスタートします。市民の協力がないといい資料館にはなりませんが、人びとの想いが柱となるよう建設過程を大切にしていかなければなりません。

 
 

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