自治体議員政策情報センター主催でありました。写真は、「議会改革と議会基本条例」と題して基調講演をされた、広瀬克哉さん(法政大学法学部教授、自治体議会改革フォーラム代表)と。
2006年5月に北海道の栗山町で議会基本条例が制定されてから、現在54議会で制定され、この6月議会制定を目指しているのが8議会、検討中が65議会です。
たくさんのことに気づかせていただきましたが(感謝!)、その一つが、合議制代表機関である議会がもつ「討論の広場」という役割です。議決以上に、「討議過程を通して論点・争点を発見し、公開することを重視する」と。議員になる前に栗山町・条例を読んだときには「当たり前」としか読めなかったのですが、実際には、自分の意見表明はできても、公開の場での議員同士の討論というのはないのです。
議会による「議会報告会」、市民からの多様な意見表明機会・参加の場の設定(例えば、請願者の意見を聞く)、議会の一問一答方式など、多くの自治体で具体化され始めています。全国的には風が動いているとのことで、少しずつでも実践していく機運がほしいところです……。
もう一人の基調講演は、前我孫子市長の福嶋浩彦さん。市民も議会も自治の力=意見・利益が違う人と対話と議論を通して合意する力をつけなくてはならないと。私自身も「自治の力」を育んでいかなければなりません。