栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

今週の「重賞の見どころ」と「血統クリニック」

2014-09-22 16:47:35 | 血統予想

先ほど入稿しましたが、NETKEIBA「重賞の見どころ」(毎週月曜18時更新)では神戸新聞杯とオールカマーの上位人気馬の血統解説を書いています
また今週の「血統クリニック」は神戸新聞杯です、こちらもよろしくお願いします

ウインフルブルームの原稿書いてて思ったのは、「エルセンタウロの牝馬にLady Angela3×2のノーザンテーストをかけて、Nasrullah3×4のサクラユタカオーをかけて、そこにサンデー×マルゼンのスペシャルウィークをかけて、そうそう母は手堅い好位差しでターコイズ4着やったなあ…。近親にはサンライズジェガーとスプリングドリュー、なるほどやっぱりエルセンタウロやなあ…」と、ほんとに血統表見ただけでだいたい輪郭が描けるし、実馬もだいたいその輪郭に近いし、リアルタイムで実馬や産駒を見てきた積み重ねがあると、そういうピントはだいたい合うもんです

これが「Deputy Ministerの娘にNotebookがかけられて、そこにRunning Stagがかけられて、そこにHenny Hughesがかけられたのがアジアエクスプレスです」と言われてもぼんやりしたイメージしか浮かんでこないので(^ ^;)、血統表と実馬を一生懸命見て、「おおこれは、母父Running Stagの多芸なところも受け継いでおりますな~」とかなんとかすり合わせるしかないわけで…

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こちらにまとめて…

2014-09-21 19:57:41 | その他

なんかbotに載ったのを見ると、微妙に曲解されそうなのでこちらにまとめて…

競馬通信社をやめてフリーになって15年ぐらいかな?紙やネットのいろんな媒体で書かせてもらってきましたが、文章表現や内容についてあれこれ言われたのは、読者に何を伝えたいのかとかその説明や表現でいいのかとか、そういうことまで突っ込まれたのは、3年前に出会ったサラブレの近藤さんが初めてでした(笠シショーもそう言ってた)

それまでは(誤字脱字とか細かい言い回しとか表記の統一とか、そういうことで直しを入れられるぐらいで)誰にも何にも言われたことがなかったです

まあ望田だから誰も育てようとしなかったんかもしれないですが(^ ^;)、商業誌がライターを育てる土壌なんて昔からあったのかね?というのが一ライターとしての見方です

もちろん育てる土壌はあったほうがいいに決まってますが、私の経験でいうならばそんなもんは昔からあんまりなかったんじゃないか…ということが言いたいまで

その結果として商業誌はダメになったんじゃないかとか、ライターの質が落ちたんじゃないかとか、そういう批判や指摘は、一書き手として甘んじて受けます

別に業界を擁護する側に立ってるわけでもなく、たしかに言われてみればそれじゃなかなか育たないかもしれんなあ…とも思います

競馬マスコミ業界で飯を食いたい、という若い人たちにも、「やめといたほうがええで(少なくとも本業では)」という言い方しかできないのも事実

ちなみに近藤さんは私のブログに直接原稿依頼をしてきました
私もネットで発掘された人間の一人です

以上、あくまで私に関する事実と、私の考えです(すいません何回も書き直して…もう一時間前から酒入ってるもんで)

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日曜の重賞回顧~横綱相撲で発進

2014-09-21 17:42:45 | 血統予想

新潟11R セントライト記念
◎16.トゥザワールド
○5.イスラボニータ
△15.デルカイザー
良馬場で馬齢戦となるとイスラボニータに死角らしい死角は見当たらないが、トゥザワールドの皐月賞は少し後ろを待ちすぎた感もあったし、機動力と粘りで走る脚質は明らかに内回り向きで、一矢報いるとすればここしかないだろう。ハイペリオンの血が濃厚なフェアリードールの牝系で、トゥザヴィクトリーもトゥザグローリーも、デニムアンドルビーもアイスドールも、3歳秋~古馬になって一皮むけたから、そのあたりの成長力にも期待したい。一騎打ちだろうが、前走馬体増で動きに鋭さと力強さが出てきたデルカイザー(ムスカテールの弟らしいサウスポー)を少し。

阪神11R ローズS
◎6.ヌーヴォレコルト
○14.レッドリヴェール
▲11.サングレアル
桜花賞2着馬をつかまえて、しかもダービーで◎を打った馬にこんなことを言うのもなんなのだが、レッドリヴェールはステイゴールドだからやっぱり内回りの本番で◎を打ちたい。となると、母譲りのナスキロ斬れで差すサングレアルが狙い目だが、ヌーヴォレコルトもどちらかといえば外回りベターの脚質で、しかも追い切りの動きをみると秋を迎えての成長も感じられるのでここは◎とした。ラスヴェンチュラスやキョウワジャンヌに比肩するような夏の上がり馬は見当たらなかったので、シンプルにこの印で。

--------

セントライトは内回りの機動力戦でなはく、上がり6Fをずっと12秒で走り抜くロンスパ戦に

川田が持ったままで追走して、手応え十分に直線の後ろを振り返りながら先頭に立ったので、もうちょっとゆったり流れているのかと思ってたんですが、終わってみれば先行馬総崩れですからよく走ってると言うべきかと

新潟内2200mというのは上がりだけの機動力戦か5~6Fのロンスパ戦か、どちらか極端になることが多いイメージがあります

クラリティシチーとマイネルフロストはなまじ機動力があるだけにトゥザを捲ろうとして最後苦しくなり、3着争いはタガノグランパやステファノスやラングレーのような東京や外回りをストライドで差す馬たちの差し比べになった…とみたいですね~

イスラボニータはパドックをみると相変わらず身のこなしが笑っちゃうほど柔らかくて、しかしこんなに柔らかいのに運動神経がよく俊敏なのがこの馬の凄いところ

今日もスタートは一番いいぐらいで、そこから少しずつ外に持ち出してトゥザの直後という最高のポジションを難なく確保したように、蛯名の意のままに操れるというのもこの馬の強みと言えるでしょう

あとは菊に出るとなると(今のところ秋天説も有力ですが)、スローでの折り合いが課題ということになるでしょうが、ただどうですかね~、今日も実に強い内容でしたが、2200mでこのペースで流れると、皐月賞ほどは弾けなかったかな…という見方もできなくはないかと

トゥザワールドは外回りのロンスパ戦向きではないし、タガノグランパは外回り歓迎も距離延長はプラスではなく、今日も菱田くんが上手に乗ってイスラが抜け出した直後から叩き出しましたが、ゴール前の脚色はステファノスのほうがよかった

ローズはまずヌーヴォレコルトのスタートに注目していたら、ビシッと出て岩田はちょっと気合いを付けて好位へ

ハーツクライとその産駒たちが晩成なのは、何度も書いているように若い頃は腰や後駆が非力で出していけないというのが大きく、そこがパンとしてゲートが開いた瞬間に腰でグッと踏ん張って前に出れるようになったとき、無理なく先行できるようになったときが本格化のとき

そういう意味でもライバルたちに成長を見せつける横綱相撲だったと思うし、もともとビュンと加速するよりはHyperion的な持続力粘着力で伸びつづける脚質なので、この競馬でくるのならば内回りの本番でもそうそう減点できなくなりました

2着は「夏の上がり馬はいない」と書いたのにタガノエトワールに激走されてしまいましたね(^ ^;)

キンカメ×トニービンでHornbeamのクロスはルーラーシップやミッキードリームやラブリーデイやアドマイヤセプターなどと同じで、しかもこの馬は母母がHyperion4・6・6×5・6・6

スタミナのシーホークが入ってファンシミンの分枝でもローゼンカバリーやホクトスルタンやコルポディヴェントやタガノビッグバンなどのスタミナ自慢が出る牝系で、この馬も牝馬ながらミッキードリームを胴長で更にスタミナ寄りにしたようなタイプで、前走もなるほどスタミナがあるなあ~と思わせる勝ち方

いつも書くようにキンカメ×サンデーというのはほんとに配合に素直で、母母にNureyevとTudor Minstrelが入るとトゥザグローリーのような小脚型になるし、Mill Reefをクロスするとローズバドのような持続斬れになるし、トニービンとHerbagerを入れると“胴長ミッキードリーム”みたいな馬がちゃんと出るのです(・∀・)

無欲で最内ピッタリを回ってきたら、勝ち馬がスコーンと抜けて道ができて恵まれたところもありましたが、ゴール前は実にHyperion的な実直な伸び方で、この馬はまだまだよくなると思います

ただ京都内回りの高速戦となると、昨年のシャトーブランシュなんかに近い扱いになってしまうかなあ…とも

むしろリラヴァティのほうがHalo3×4でコスモネモシンを硬肉でスタミナ寄りにしたようなイメージですから、立ち回り次第では本番も複穴の資格アリかと

レッドリヴェールは馬体が維持できれば本番は巻き返すほうに賭けたいですが、サングレアルは外回りで見せ場なしとは、思ったより成長がないと言わざるをえないですかね~

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血統クリニック~セントライト記念再掲

2014-09-21 16:01:56 | 血統クリニック

回顧はローズと合わせて後ほど

トゥザワールド
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103975/
トゥザグローリーの全弟で、母トゥザヴィクトリーはエリザベス女王杯に勝ちドバイワールドC2着。キングカメハメハ×サンデーサイレンスはオールラウンドな配合だけに母母のところで何をクロスしONにするかがポイントで、Mill Reefをクロスすればローズキングダムになるし、Alibhai×Mahmoudをクロスすればソリタリーキングになるし、Hornbeamをクロスすればミッキードリームになる。本馬はNureyev4×3のクロスにSharpen UpからTudor Minstrelが絡み、コディーノ(Special≒ポッセのニアリークロス)にHyperionを大盛で追加トッピングしたような粘着力+機動力の脚質になったのは順当。皐月賞も弥生賞も持ち味を存分に発揮したレースだった。
ダービーは皐月のように出していかず、何となく差しに回ってしまったというポジショニング。直線は外から一瞬伸びかかったがゴール前では左手前に替えて失速気味だった。皐月を4角先頭で勝ちきるイメージで馬をつくってきた川田としては、その型にハメきったのにイスラボニータにアッサリ差し切られてしまっては、ダービーではもう打つ手がないというのが本音だったかもしれない。そんな思いを引きずったままの、やや消極的な差しだったように見えた。これからも東京のスローではナデ斬られつづけるだろう。ここは内回り2200mだから、少なくともダービーよりは強気に乗れる舞台。この馬がイスラに優るものは母系に流れるHyperionの血量だけといっても過言ではないのだから、内回り小回りで皐月賞以上に肉を斬らせてHyperionを振り絞っていくようなレースができれば、皐月賞の再現以上の結果が出る可能性も残されているのではないか。そしてもう一つ、母系のHyperionの血量からいえば、今後の成長曲線ではこちらが上回る可能性があるということ。内回りでの川田の立ち回りと秋を迎えての成長度、この二つを今回の見どころとしたい。

イスラボニータ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103565/
母イスラコジーンはミセスリヴィアS(米G2・芝8.5F)2着で、近親に目立った活躍馬はいない。フジキセキ×Cozzene×Crafty Prospectorという血統どおりの伸びのないマイラー寄りの体型だが、「サンデー×ミスプロ」の組み合わせでボルキロのクロスだから体質は柔らかく、前肢を美しく伸ばして走れる。しかも運動神経が良く俊敏さや器用さも兼ね備えていて、「しなやかに大きく、しかも速く」動ける馬だ。ただ伸びのない体型なのに可動域が大きくて全身運動で走るわけだから、力んでしまうとエネルギーを浪費しやすいタイプではあるだろう。ダービーは出していったぶん前半少し行きたがったのもあるが、最後は距離適性の差という2着だったように思う。ベストは1800~2000mで2200mも守備範囲、ここは定量戦だしあまり死角らしい死角がないというべきだろうが、あの斬れ味は高速馬場でこそだろう。連続開催で馬場が荒れてきた新潟で、一雨降ると絶対視はできないか。

デルカイザー
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103876/
ムスカテールの半弟でWinged Love(愛ダービー)やダイワカーリアンやアドマイヤビッグの甥。母母ジェドゥーザムールはHigh TopにRelianceにCharlottesvilleにBotticelliと傍系異系の欧血ばかりを重ねていてクロスがTantieme4×3、Northern Dancer4×4・6のキンカメに対してサンデーとアウトサイダー血脈を重ねたコディーノやディアデラマドレを思わせる配合パターンだ。アザレア賞では◎にしたら直線で内にモタれて四位が追いづらそうで、そんなところまでムスカテールに似なくてもいいのにと苦笑してしまったが、戦績どおりのサウスポーで、前走は体重が増えて動きに鋭さと力強さが出てきたので、ちょっと先物買いしたくなる。

ショウナンラグーン
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011102893/
母母メジロドーベルはオークスと秋華賞とエリザベス女王杯勝ちで、その父メジロライアンはHyperion5・6×5・5、母メジロビューティーはPerfume≒Nasrullah4×4・5。そこにHalo≒Boldnesian2×4のマンハッタンカフェが配され、Nasrullah≒Royal Charger5・5×5であまり強いクロスをもたないシンボリクリスエスが配されて、ショウナンラグーン自身はHail to Reason4×5、Boldnesian6×6など緩い父母相似配合になっている。(ここまでダービーと同文)
シンボリクリスエス×マンハッタンカフェでSeattle SlewとLaw Societyを通じるBoldnesianとPrincequilloとWar Admiralのクロス。父と母父を足して割ったような体型で、ショウナンマイティを少し硬質にしたような斬れで東京の直線を追い込んでくる。体型的にもストライドを伸ばして走りたいタイプだろうが、マンカフェの体質の硬さも少し出ているのでG1級のレースを差し切るほどはズバッと斬れない、というのは辛すぎる評価か。まだまだ良くなってきそうな素材ではある。内回りでもロンスパ戦になれば、持続力でソコソコ追い込めるだろう。

クラリティシチー
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011106372/
タイキフォーチュンやタイキリオンなどの近親で、母母タイキダイヤは京都牝馬Sと阪神牝馬Sで2着。タイキダイヤはオジジアンの母GonfalonとMiswakiの母Hopespringseternalを通じるRoyal Charger≒NasrullahとBlue Eyed Momo≒BusandaとPrincequilloのクロス、そこにスペシャルウィークが配された母タイキクラリティはマルゼンスキーとMiswakiを通じるBuckpasser5×5と、ともに繁殖牝馬としては期待できる配合をしている。そこにキングカメハメハが配されたクラリティシチーは、Mr.Prospector3×5にラストタイクーンとマルゼンスキーを通じるNorthern DancerとBuckpasserとMilan Mill≒Quillのクロス。ガリバルディを降して新馬を勝ったときから配合はほめてきた。
タイキダイヤとラストタイクーンの影響が強いマイラーっぽい体型で、体質はナスキロ柔いがTom Foolの継続クロスでもあるだけに動きや脚捌きに無駄がなく、スプリングSもラジオNIKKEIも外に出して捲りにかかるときの反応が抜群で、ラジオNIKKEIなどは反応が良すぎてウチパクは一気に捲りきらずに4角では一息入れさせてから追い出したほど。キンカメ×スペシャルウィークの字面ほどストライドで走るストレッチランナーではなく、1800mベストの機動力型でベストパフォはスプリング3着とラジオNIKKEI2着で、どちらも着順以上に中身のある競馬をしている。新潟内回りでも自在に立ち回ってくるだろうが、距離はギリギリ守備範囲というところであまりロンスパ戦になると際どいか。スロー希望だろう。

エアアンセム
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104182/
母エアマグダラはエアシェイディやエアメサイアの全妹で、自身も休みがちながら9戦4勝と素質をかいま見せた。その母エアデジャヴーは中山のクイーンSに勝ち、オークスは2着で桜花賞は3着。ブライアンズタイムと同じGolden Trailの牝系で、HerbagerやRibotのスタミナと同時に、Bold RulerやTudor MinstrelやRomanの機動力やパワーが強い牝系だ。エアシェイディは中山の鬼だったし、エアメサイアは秋華賞勝ち含め内回りでは[3.2.2.0])。エアデジャヴーの兄エアシャカールもベストパフォは皐月賞の捲りだろう。エアソミュールも鳴尾記念を見てのとおりジャンポケ産駒ながら内回りで器用な立ち回りができる馬で、中距離での機動力に秀でた馬が続出する。本馬は「Roberto父系×Golden Trail牝系」という組み合わせがブライアンズタイム的で、ブライアンズタイムがSeattle Slew的に少し長手になってBold Ruler的脚捌きで走っているような中距離馬で、中山内2000mをスルスルと捲ってくる。(ここまで弥生賞や京成杯とほぼ同文)
五稜郭は休み明けで1F短い1800m、そしてインベタ馬場で1,2着馬よりも2頭ぶん外を回らされての僅差4着だから、内容としては悪くなかった。直線カベでまともに追えなかった京成杯を除けば大崩れしておらず、内回りの中距離ならば安定味あるセカンドクラスの評価でいい。トップクラスに抜け出すにはもうワンパンチほしい。

メイクアップ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011102076/
母母Reine Mathildeはオペラ賞(仏G2・芝1850m)勝ち馬で、母エンプレスマティルダはNearco4×4、Hyperion5・6×5・6、Turn-to5×4の相似配合で、そこに強いクロスを持たないオレハマッテルゼをもってきて、自身はNorthern DancerとHail to Reasonのクロス。配合はソコソコ決まっているし同舞台の前走の勝ちっぷりも良かった。ここは一気の相手強化だが、ジワジワと力をつけているし相手ナリに駆けそうなタイプでもあるので、複勝やワイドの穴ならばというところ。

ワールドインパクト
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104051/
ダノンジェラート、ロジプリンセスの全弟で、母ペンカナプリンセスはフレッドダーリンS(英G3・芝7F)に勝ち愛1000ギニー2着。そこへディープインパクトで、AlzaoとShareef Dancerを通じるNorthern DancerとSir IvorのクロスにCozzeneからもSir Gaylordが重ねられて体質はナスキロ柔く、一方でLyphard4×5にBusted~CrepelloやBurghclere≒AureoleやCourt Martialのクロスでウインドインハーヘアのスタミナもシッカリ押さえて粘着力にも富む配合といえる。体型や走りはハイインロー的というか斬れよりも粘りで走りたいタイプなのだろうが、ディープのSir Gaylordクロスらしいナスキロ柔い体質で、だから追っての反応が少し緩慢なところがある。ここらがもっとHyperion的に頑強になってくればもう一皮むける余地もありそうだ。現状は直線の長いコースで少し上がりのかかる決着を直線先頭で流れ込む、というのがベストパフォーマンスを出せる条件だと思う。

ステファノス
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103854/
母母ゴールドティアラはSeeking the Gold産駒らしいダート巧者で南部杯など砂重賞を勝ちまくった。そこにクロフネが配された母ココシュニックはNorthern DancerとボルキロとEight Thirty≒Good ExampleとLa Troienneをクロスする相似配合で父母のパワーを増幅し、500キロを超える馬格を誇り全3勝をダートであげた。小柄でしなやかなディープインパクトにダート馬のパワーと馬格を補った配合と言っていいが、Burghclereのスタミナの血をいじってないので、ディープの芝中距離配合としては同じ母父フレンチデピュティ系のクロウキャニオン4兄弟ほどは評価できない(やはり母父フレンチデピュティのウリウリの母系にも「Alycidon+Fair Trial」のFair Alyciaが入る)。ディープ×クロフネやディープ×フレンチデピュティはなかなか確率の高い組み合わせだが、男馬ならなおのこと母母のところにVaguely NobleやAlycidonやWelsh Pageantのようなスタミナがあったほうがいい。
白百合ではピネオロとモーリスをねじ伏せて皐月賞5着がダテではないところを見せつけた。ここでも掲示板の真ん中は狙える地力の持ち主だが、どちらかといえば外回り向きの加速だし、皐月1,2着を食ってしまうほどの奥深さがあるかとなると、△で押さえるかどうかというところではないか。

マイネルフロスト
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011106350/
ブラックタイドはディープインパクトの全兄だが、しなやかさや俊敏さはあまり伝えず鋭い脚に欠けるので、相手牝馬からマイラーっぽいスピードを取り込んだ配合が成功している。シャイニーガール(母父アフリート)とフィールザスマート(Distant View)は母父がミスプロ系のマイラーだ。本馬は母父こそパワー中距離馬のグラスワンダーだが、母母父はDanzig×Mr.ProspectorのスプリンターDayjurで母はDanzig3×3。母の半兄にはダートの快速馬スリージェムがいる。ちなみにDanzigはテイエムイナズマの母父でもある。ダービーはビックリの4着好走で、上がり2位の脚で追い込んだテイエムイナズマの6着と重なるものがあったが、インをロスなく捌いた騎乗も大きかった。基本的にはテイエムイナズマと似たタイプで1800mぐらいで手堅い馬だろう。

サトノフェラーリ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104237/
サトノヒーローの全弟で、母サトノアマゾネスは560キロを超える超大型牝馬だった。その母母Crimson Saintはロイヤルアカデミーの母でStorm Catの母母でもある名繁殖。母父ArtichokeはグレイラグH(米G3・ダ9F)に勝った程度で大レースの勝ち鞍はないが、Secretariatと同じBold RulerとPrincequilloの組み合わせなので、母Prawn CocktailはStorm Catの母と似た血脈構成といえる。そこにディープインパクトが配されたのが本馬で、ディープ×Storm Cat的な組み合わせで柔らかくなりすぎそうなところにデインヒルのパワーを補っている。ちなみにディープ×デインヒルはエバーブロッサムやフィエロなどと同じ。
弥彦特別は重馬場(といってもかなり乾いてはいたが)で緩まず流れて持続力も要求されるレース、それをシッカリした脚どりで抜け出してきた。直近の連勝をみるとディープ×Storm Cat的なストレッチランナーのイメージで、しかしラングレーのような緩さを感じさせないのは好感。ただ直線ゴチャゴチャしてスペースがなくなった若竹賞を見てのとおり、小回り内回り向きの機動力はこのメンバーに入ると一枚落ちる。

タガノグランパ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105005/
キングカメハメハ×スペシャルウィークはクラリティシチーと同じで、母父がサンデー系でクロスがNorthern DancerとMill Reefだからローズキングダム的なアウトラインでもあり体質はナスキロ柔い。ラストタイクーンとタガノテイオー牝系のマイラーっぽさも出た体型で、母タガノグラマラス同様、この馬も外回りベターで1800mベストだろうと書いてきた。ダービーの好走は中だるみの上がりの競馬になったことで、先行の利があったし2400mも克服できたというべきだろう。皐月賞大敗やラジオNIKKEI5着をみても、内回り小回りでは少し戦闘能力は落ちる感。ここはダービーの着順をあまり鵜呑みにはできないのでは。

ラングレー
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104097/
母母MonevassiaはKingmamboの全妹。「ディープ×Storm Catはキズナやアユサンなどと同じだが、Storm CatのEight Thirty的パワーを増幅していないので、サトノアラジンとラングレーは少し馬が緩い」と春は書きつづけてきた。サトノアラジンは少しずつパワーアップしてきて神戸新聞杯でも人気を集めそうだが、本馬もこの休養で体質に頑強さが出てくればもう一皮むけることも可能だろう。もともと内回りより外回り向きの脚質だけにそこがカギだ。

サングラス
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105914/
母ノッティングギャルはダンスインザダーク×ブライアンズタイムだからスリーロールスと同じ配合で、両者のスタミナ源であるGraustarkを5×4でクロスする。父スタチューオブリバティはSecretariat≒Sir Gaylord3×4などStorm Catのスピードを強力に増幅した配合で、アクティブミノルやキクノストームやカシノピカチュウなど開花の早いスピードを伝える種牡馬。本馬は母父の影響も強い体型でGraustarkクロスの影響で肩が立っていて、スタチュー産駒にしては距離がもつがアクティブミノルのような快速ではなく、重心が高い走りなので小回りの1800mを先行流れ込む競馬が一番合っていそうだ。つまり前走は全て条件が揃ったわけで、それであの辛勝となるとここではまだ通用しないだろう。

アルテはマツリダゴッホ産駒らしい機動力型だが前走の内容ではさすがに通用しないか。オウケンブラックはラジオNIKKEIでインを巧く立ち回って入着、アグネスデジタル牡駒らしい中距離馬だが母がスタミナ型でバーンと弾ける脚に欠けるので、ここもバテた馬は交わすだろう。ダイワリベラルはダイワメジャー×トニービンだからHyperion的な粘着力はありトモの蹴っぱりがRoberto的で小回り向きの機動力もソコソコあるが、この相手だと馬場が渋ってほしい。ヨッヘイは母父にClever Trickのスピードが入って小回りを捲るタイプだが、2連勝は道悪と洋芝の助けもあった。

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週末の新潟は天気が崩れることはなさそうで、良馬場ならば速く大きく俊敏に動けるイスラボニータに死角はないと言わざるをえない。これと比較するとトゥザワールドは速く俊敏に動けるが、可動域やストライドの大きさでは明らかに見劣る。だからこそ内回りのここは何とかしたいところだろうし、そもそも可動域は大きくないけれどそれを実直に粘り強く持続できるのが“Hyperion的”だということなのだ。トゥザヴィクトリーもトゥザグローリーも、デニムアンドルビーもアイスドールも、3歳秋~古馬になって一皮むけた。牝系に流れる濃厚なHyperionの血量からいって、そういう成長の余地はイスラよりトゥザのほうがあるかもしれない。皐月の再現だろうが、逆転含みの一騎打ちという結論で。

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現時点でのハービンジャー産駒の傾向をTARGETで仕分けてみた

2014-09-21 11:32:45 | 配合論

他のお仕事で使ったデータなんですが、せっかくなのでとりあえずここで紹介しておきます

現時点で出走したハービンジャー産駒32頭を、「母Northern Dancerクロスあり」「母Northern Dancerクロスなし」でまず仕分けてみました

母がNorthern Dancer系のクロスあり…10頭が出走し[0.1.3.10]1走当賞金76万円
賞金上位3頭:レジメンタル、ドリームチェイサー、ポトマックリバー
(ちなみにレジメンタルとポトマックリバーは母母父サンデー、ドリームチェイサーは母父スペシャルウィーク)

母Northern Dancerクロスなし…22頭が出走し[7.5.1.24]1走当賞金170万円
賞金上位3頭:トーセンバジル、スワーヴジョージ、フローレスダンサー(他にジャズファンクやサンマルティンやカービングパスなど)

母Northern Dancerクロスなし(母父サンデーサイレンス)…12頭が出走し[6.4.1.13]1走当賞金218万円

母Northern Dancerクロスなし(母父サンデーサイレンス以外)…10頭が出走し[1.2.0.11]1走当賞金96万
賞金上位3頭:トーセンバジル、パイオニアステップ、ビップチャーチャン
(ちなみにトーセンバジルは母父フジキセキ、パイオニアステップは母母父サンデー、ビップチャーチャンは母父アグネスタキオン)

というわけで、Shareef DancerをいじくってるとかNorthern Dancerクロスの濃さとか細かい配合の話は抜きにして、現時点でのデータで大雑把に言うならば、「やはり母がNorthern Dancerクロスを持つことはデメリット」といえますが、「それよりもサンデーの血が入るメリットをまずは重視すべき」という、まあまあ予想どおりの傾向がみてとれます

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日曜のボツ予想~サンデー×トップガンの機動力

2014-09-21 10:10:50 | 血統予想

レインボーは少頭数で逃げ馬不在、大知なら前々で運んできそうな◎マイネルディーンから
長休明けの前走がちょっと格が違うという勝ち方で、母ムービースクリーンはHornbeam3×4、その父トニービンがHyperion5×3・5、母母ダイナビームがHyperion4・5×3、5歳に本格化が納得の母系で、もともと準オープンでも2着がある実力馬ですが更に地力強化しているとみました
○リベルタスはWild Riskクロスのナタ斬れで走るので東京と外回りではいつも狙ってきた馬、ルーラーシップやアイムユアーズと同じ「Special持ち種牡馬×ダイナカール牝系」のニックス配合▲ファントムライト、フジキセキにトニービンとHerbagerが入って胴が長い☆ミエノキセキまでが上位

美作は◎モンドシャルナ
きれいな父母相似配合でネオユニ産駒らしい捲り脚質、この捲りでオープンを張るにはもう少し馬体が増えてきてほしいところではありますが、それでも前走の4角の加速は春よりは凄みがありました
ピネオロがどちらかというと外回り向きのストライドで走るタイプだけに、1000万下で53キロなら勝ち負けじゃないかと
相手は○シャイニーハーツ、ハーツクライ産駒でサンデーとマヤノトップガンを通じるHalo≒Red Godのニアリークロス、このパターンはプリサイスマシーン、ムスカテール、ワキノカイザー、イケトップガン、タガノエルシコ、マイネルジェイドと内回り向きのHalo的機動力がONになりやすく、本馬も500万下勝ちとGブーツ2着が内2000m
仲秋のマイネルアダマスもアドマイヤマックス×マヤノトップガンで阪神内1400mは凡走なしですから印は要るでしょう

仲秋は◎ニシノビークイック、パワー型で急坂や洋芝でよく狙ってきた馬ですが距離も1400mがベスト、少頭数のわりには行く馬も多くて脚を余すことはないでしょう
○アドマイヤドバイと▲リヴェレンテ本線、ダローネガは連闘で1400mを使う理由が「前走引っかかったから」、これが本当ならば怒りの無印

「No.1予想」ではセントライト記念を、「馬券総合倶楽部」ではセントライト記念とローズSを予想していますので、そちらもよろしくお願いします

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「一口好配合」シルクHCから栗山求が4頭ピック

2014-09-20 16:07:02 | 共有クラブ

「一口馬主好配合馬ピックアップ(2014)」本日シルクホースクラブから栗山求が4頭ピックしました

うち1頭は望田とのダブルピックですが、他にも私が気になって保留していた馬も入ってて、あ~やっぱりそれきたかと(^ ^;)

これで現在、キャロット(9)、シルク(7)、東サラ(6)、ラフィアン(6)、ウイン(4)、ユニオン(4)、グリーン(1)、ターファイト(1)、ノルマンディー(1)、友駿(1)の計40頭をピックしています

栗山求・望田潤の「一口馬主好配合馬ピックアップ(2014-2015)」が今年もスタート!
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/91ee59d9a34fc4535de14253cf34837f

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土曜のボツ予想~ラトロ肩を内回りで

2014-09-20 09:56:12 | 血統予想

初風は◎シンボリディスコ
ノーザンテースト3×4とStriking≒Blue Eyed Momo5×6のアドマイヤマックス産駒で、ラトロ肩で可動域が小さいピッチ走法
前走はスローの上がりの競馬を鋭く差してきましたが、これで内回り小回りの1400m以下は[1.2.0.0]とパーフェクト
6~8月[1.3.0.1]の夏馬でもあり、もう涼しくなってはきましたがここはもうひと押し

ラジオ日本は新潟ダ1800mでもA.P.Indy重視といういつものスタンスで、◎インカンテーションと○サトノプリンシパルのレパード再戦に△ツクバコガネオー、いずれも回りの大きい1800~2000mがベスト

瀬戸内海は◎ダークマレイン
前走は現場でパドックを見てましたが、馬体は典型的なスプリンターではないし、そもそも中山マイルで勝ち上がった馬ですから、「これ1500mの内枠で出していったら面白いやろうけど、最近はすっかり短距離の差し馬になってしまってるからなあ…」と言ってたらほんとにサッと好位を取って穴をあけてしまいました…
ハンデ51キロも含め恵まれたのは事実ですが、しかしこの馬、Woodman譲りのラトロ肩で重心高めの走りで、中山1600mは[2.1.0.3]、新潟内1400mは[0.0.0.2]もいずれも4着後送
1400mベストの機動力型というのがおそらく落としどころで、前走のようにポンと出てイン好位が取れれば、△キンシノキセキや△ロノは外回りベターだけにけっこうやれそうで、☆フェブノヘア△デンコウデア△オースミマイカあたりに抜ければ美味かと(・∀・)

「No.1予想」では野路菊Sを、「馬券総合倶楽部」では野路菊Sと新潟12Rを予想していますので、そちらもよろしくお願いします

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明日9/19発売 『サラBLOOD!』vol.3

2014-09-18 20:56:24 | お知らせ

血統ファンに捧ぐ血統・配合専門誌『サラBLOOD!』vol.3が、明日9/19に発売になります



http://www.enterbrain.co.jp/product/mook/mook_sports/219_sarabure/14335201
http://www.amazon.co.jp/dp/4047300004

目次のタイトルは以下のとおり

【特集1】G1・6勝馬から大種牡馬へと転身中
愛・ギルタウンスタッド シーザスターズ探訪録

【特集2】浦河の血統マイスター
グランデファーム衣斐浩代表が語る配合の深淵

★競走馬理化学研究所・戸崎晃明博士の遺伝子講座 第3弾
エクイノム・スピード遺伝子検査の利活用

★南半球サイクル2013/2014シーズンの首位種牡馬はどんな馬?
世界のリーディングサイアーズ

★サンデー系が勝ち始めたアルゼンチン・ブラジルの主要レースを学ぶ
南米競馬GⅠ体系解説

★アラホウトク~ローレルシャイン~アラマサシャープ&エキマエ師弟の牝系
名門アラキファームの底力

★ガクニホシが種牡馬になれなかったことを惜しんでいる人いませんか?
田端到の血統小噺

★イギリスの失策と異系導入の重要性
ジャージーアクトから学ぶべき教訓

★望田潤が米二冠の素晴らしいポイントを解説
名配合百景③ California Chrome

★大きな心臓を得るための血統論を日高のGⅠ馬生産者が再び指南
続 Xファクター実践術 ~2014年度上半期のGⅠ勝ち馬より~

★Sadler’s Wells産駒なのに芦毛なのはおかしい!?
芦毛のEl Pradoは本当にSadler's Wellsの仔か??

★アウトブリードの大物も血統表から見抜く新鋭理論
「迂回血」という考え方

★9代血統表の表示も牝系図の出力も自由自在
JRA-VANデータを利用した簡単&便利な血統データ検索&機能

★産駒を日本で見かけた時は馬券にもつながる
加藤栄の海外新種牡馬レビュー2014

★栗山求が噂のオンライン書店を直撃
日本最大手の競馬古書店『蓑虫屋』の書棚を見た!

★生物学的観点から見る母系の重要性
ミトコンドリアとファミリーライン

★2014年1歳セールの売れ筋からも見えた
ハーツクライ 自身と産駒の魅力ある血統構成

★日本におけるダート王者過去5年の傾向分析と数年後予想
ダートのチャンピオンが産まれる配合

★100年後に解明された1909年の英二冠馬に残る日本人の謎
受け継がれた名前・ミノル物語

★ケーニッヒシュトゥール系、トライマイベスト系などを分けた理由とは?
長老&水兵の“勝手に父系認定”委員会

…と、このようにタイトルだけ見ても、今号も盛りだくさんというしかない内容になっとります

蓑虫屋さんの取材は栗山さん自ら手を上げたもので、競馬書籍オタ魂全開の企画ですな(・∀・)

あれは競馬通信社に入って間もない頃ですから、望田27歳栗山25歳ぐらいかな? 自宅に遊びに行って部屋に入ると、図書館にあるような二重構造でスライドする書棚ありますよね、あれの大きなやつが四方にそびえ立ってて、そこに入りきらない本が地べたにあちこち山積みになってて、その本だらけの部屋の真ん中に奴がちょこんと座ってました

「…これ、全部競馬の本?」
「うん…俺大きな地震がきたら、たぶん死ぬと思う…」

また「東京ナスキロ会」にいつも顔を出してくださるりろんちさんが「ミノル物語」を、幹事の生駒さんは「ダートのチャンピオンが生まれる配合」を執筆されています

vol.1から編集の中心として活躍されているKADOWAKAの近藤健之さん(「サラブレ」での笠・栗山・望田の担当でもあり、私が知る限り血統のあらゆる分野に最も造詣が深い編集者)は、りろんちさんに書いてもらいたいがためにわざわざナスキロ会に潜入してきたほどで(^ ^;)、そちらもぜひご一読ください

そうそう、私は「名配合百景」で米二冠California Chromeの配合について書いています
当ブログでも何度か取り上げてきたスーパー名配合ですが、父系母系を辿ってジックリ分析するのはこれが初めてかな

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「血統クリニック」セントライト記念をアップ&今週の新馬戦

2014-09-18 17:25:04 | 血統クリニック

先ほど「血統クリニック」セントライト記念をアップしました~
2勝馬はけっこうサラッと流してるのもいますがご了承ください(^ ^;)ネオリアリズムは出てくれば重めの印は用意してました

今週の新馬戦には土曜阪神5Rチェルカトーレ(一口ピック&POG書籍推奨)、日曜新潟5Rマイネルカサドール(一口ピック)がデビューします
昨日キャロットの1次募集最終結果が発表になり、私のピックした4頭のうち2頭はここで埋まってしまうようなので公表しますが、ケルアモーレ13とブロードアピール13です
前者は「父緊張×母緩和」、後者は「父緩和×母緊張」で、どちらも母が好配合で産駒もちゃんと走っているという、私が最もオススメしやすいパターンなのです(・∀・)

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