栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

日曜のボツ予想~一度は決まる、開幕週の北宏イン差し

2011-04-24 11:10:42 | 血統予想

メトロポリタンは◎アースシンボル
マーメイドSやレインボーSで◎で狙って歯ぎしりし続けてきましたが、この馬は母父のRobertoっぽさを受け継いでいて小回りでも器用に差せますが、トウカイテイオーらしい柔らかさも受け継いでいて、Roberto体型なのに柔らかくて無駄がなくて燃費のいい走りをするというのはだいたい距離がもつパターンで、この2400mぐらいが一番合っている感じはするので、開幕週に一度は決まる北宏のイン差し狙いということで(^ ^;)

ウインズ八代は前走に続いて◎デルフォイ
この馬はキャンペンガール≒デインヒルのニアリークロス2×2で体型や走法はデインヒル丸出しで、スペシャルウィーク産駒ですが平坦大回りより急坂小回り向きの捲り脚質で、前走や中山金杯を見ての通り内回りのほうが狙いやすい馬ですよ

東京はメインの頃には良かそれに近いところまで乾くとみていますが、けっきょく東京でも中山でも内伸びでも外差しでも、2000mの良のG1を勝つような馬は誰もがハッとするような凄いスピードや瞬発力や斬れ味を持っているもので、まあ馬券の入り方はいろいろあると思いますが、勝つのはそういう脚を持った馬だとは思います

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今日も宅ってるのでリアルタイム回顧~東京芝は1枠が絡む絡む

2011-04-23 16:02:43 | 血統予想

東京11R フローラS
◎9.アドマイヤセプター
○5.ピュアブリーゼ
◎はルーラーシップと父キンカメと母母エアグルーヴが共通する3/4同血で、ホーンビーム≒パロクサイドのニアリークロスになるのも同じだから、本領発揮は直線長いコースだとデビュー当初から書いてきた。ここまで小回り内回りばかりを使われてちょっと回り道してしまった感があるが、ルーラーシップもプリンシパルS圧勝でダービーに間に合ったことを思えば、ここは真価を問われる場だし、真価を発揮してくれるだろう。○は距離延長と馬場が渋るのは大歓迎の血統だし、長手の体型で追ってジワジワ伸びるストライドは東京向きで、軸としてならこちらから入る手も。ダンスはファルブラヴ牝駒らしい前向きな気性のマイラーで、体型走法も母と比べてもマイラーっぽい。

新潟11R 福島牝馬S
◎6.ソウルフルヴォイス
○15.スマートシルエット
▲16.サンデーミューズ
△3.ディアアレトゥーサ
×1.フミノイマージン
×9.オウケンサクラ
注5.コスモネモシン
◎○▲に魅力があるが、エーデルワイスでレディアルバローザを差し切った◎はキンカメ産駒らしく外回りも道悪も歓迎で、最近は勝ちきれないが着順以上に内容は良い。母がトニービン×ノーザンテーストだからハイペリオン基調の配合で、これからまだ強くなる馬でもあるだろう。

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バウンシーチューンは馬好きさんに聞かれて「中山向きじゃないか」とお答えしたんですが(^ ^;)、前走の勝ち方がいかにもジリ脚のピッチ走法で、これは東京で上がりが速くなるとこないタイプだよなあ~という印象で、しかしこれだけ悪くなるとそういう走法がむしろプラスだったとしかいえないですなあ…
そして東京芝は6R中5Rで1枠が連絡みという、開幕週やんといえばそれまでですがエライことになっとります
バウンシーも外から差しきったといっても、4角までは内にいたんですよね~

フミノイマージンは前走レディアルバローザの2着ですから、これをモノサシにすればソウルフルヴォイスで五分にやれるはずなんですが、それにしても4角最後方とは…

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土曜のボツ予想~雨のロブロイ

2011-04-23 11:20:39 | 血統予想

新緑賞は◎メイショウトチワカ○マイネルメダリストで買ってみたいですね~
メイショウの前走直線でモタれていたとのことですが、中間に一度長距離輸送があってどうもデキが落ちていたようで、あんなに負ける馬ではないと思いますよ

ムーニーバレーはもう大混戦ですが、渋った馬場のスローとなるとゼンノロブロイ×フレンチデピュティ×シンコウラブリイ牝系のアドマイヤパーシアから入る手もあるのではないか…と
ちなみにゼンノロブロイ産駒は
芝良【43.46.55.362】連対率17.6%
芝稍【6.7.4.47】連対率20.3%
芝重不【8.4.2.32】連対率26.1%

今日はフローラと福島牝馬を当てたいなあ~

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ステラロッサにも△を入れたいのですが…

2011-04-22 16:13:03 | 血統予想

ハーツクライ×Storm Catというのはアメリカンなパワーで突進するイメージですが、ステラロッサは(SolarioとSon-in-LawとHurry OnをクロスするMiss Glassoの牝系にSharpen Upをもってきた)Sharpmanが母母父なので、脚質的には父と重なる部分もあって、「サンデー×Lyphard×ハイインロー」的な、Court Martial的な粘りで走っているようにみえます
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102621/

鞍上の川田はこれまで重賞を20勝っていますが、うち14は以前に跨ったことのある馬での勝利で、決して天才肌ではないですが若手のなかでは思い切りと戦略に長けていて、キャプテントゥーレの皐月やビックウィークの菊をみての通り、失敗というほどではないですが持ち味を100%出し切れずに終わった次走、そこを理解し修正して思い切りよく乗ってきたときにファインプレーが出る乗り役だと思っています

だから私は、ちょっと癖がある乗り難しそうな馬にテン乗りできたときはちょっと評価を下げますが、そこで失敗してもまた次乗ってきたときは前回よりも評価は上げる…というような呼吸で付き合っています

アルメリア賞はトーセンレーヴの後ろからいって同じような脚色で交わせず、スプリングSはリスポリで追い込んで3着でしたが、この2戦で川田が何を感じたか、この枠順なら前々で立ち回ってくる可能性も少なからずあるんじゃないか…などと思いを巡らせていると、ただでさえ印が足りないのに△を打っておきたい馬がまた増えてくるんですよね~(^ ^;)

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何でもできるナカヤマナイト、鞍上の戦略は…?

2011-04-21 15:43:41 | 血統予想

ステイゴールドはタイトスポットやポリッシュネイビーやモガンボといった力馬っぽい肌馬との配合が成功しますが、それは斬れもスタミナも底力もあるけれど小柄で体格やパワーには恵まれていないという、その唯一の弱点を補うような配合が成功する…ということでもあるのでしょう

ナカヤマナイトの母フィジーガールは、カコイーシーズ×マルゼンスキーでNasrullah4・5×5・6、Tom Fool4×5、Real Delight≒Bull Page5×5ですから、やはり主にパワーを伝える繁殖牝馬といえます
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008105362/

体型なんかはけっこうAlydarっぽいんですが父の柔らかさやTom Foolの無駄のない脚捌きも受け継いでいて、突出した武器こそ持たないですがパワーも斬れもスタミナも俊敏さもソコソコ高いレベルで持ち合わせていて、逃げ差し自在で東京でも中山でもどこで走ってもパフォーマンスがほとんど変わらないという、この多芸さと安定味は配合からも頷けるものがあります

とにかく何でもできる馬だけにこの好枠も味方につけそうですが、鞍上があんまり戦略で乗る人ではないだけに、不安材料をあえてあげるとすればやっぱりそこですかね(^ ^;)

フローラSの血統クリニックもさっき入稿したんですが、まず入り口の一つとしてエリンコートというモノサシをどう使うかというのがあって、あの馬は母のナスキロ柔さが出たストライドで阪神なら内回りより外回りのほうが1~2馬身は強い馬だと私は考えているので、となると忘れな草組よりピュアブリーゼのほうが1~2馬身は強いだろう…というのが私の計測

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血統クリニック~皐月賞(ボツ部分)

2011-04-21 10:45:05 | 血統予想

皐月賞の原稿を書いているところですが、とにかく今年は大混戦で多士済々ですから、アッという間に文字数が限界を超えてしまいました(^ ^;)
泣く泣くはしょった部分をこちらに…

エイシンオスマンの母はアルゼンチンのG1を4勝した活躍馬。デインヒル系×フォーティナイナー系でクロスがNorthern DancerとBuckppaserだからパワーと粘りで走るタイプで、NZTのように時計や上がりがかかる決着が希望。距離は1800~2000mが合っている

オールアズワンは母がRoberto系×Danzig系だからグラスワンダー的な組み合わせで、そこにネオユニだからいかにも中山や阪神の内2000mがベストの捲り配合だが、Haloのクロスを持たないのでロジユニやヴィクトワールピサと比べるとやや手先の軽さに欠けるところはある。ここ2走はベスト条件だっただけに東京で巻き返しは厳しいか

ステラロッサはCourt Martialのクロスでハーツクライの粘り強さを受け継いで相手ナリに駆けるしぶとさがあるが、前走をみてももうワンパンチ欲しいし1800mがベストの感も

ノーザンリバーはルミナスポイントやノットアローンの全弟でロジユニヴァースの叔父。母母Sonic Ladyは英1000ギニー馬。ノットアローンと比較しても母系のマイラーっぽさが出た体型走法なので距離延長はプラスではないだろう

ロッカヴェラーノの母ルンバロッカは伊1000ギニー勝ち馬。母父がRoberto系でこの影響が強い走法は小回り向きだし、すみれSは開幕週の逃げ切りで相手と展開に恵まれた部分もあった

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持続力を信じられるか

2011-04-20 18:31:44 | 血統予想

焼き魚系で酒の肴として外せないこまいですが、しかし昨日食ったのは巨大で美味でしたね~
どれぐらいデカイか、ライター置いときました~

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ベルシャザールはkuwaさんのPOG指名馬だけあってなかなか凝った配合をしていますが、キンカメのハイインローとナスキロをちゃんと押さえていて、走りに母系のSecretariatの重厚さが出ているところはあのポップロックとダブるものがあります
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103004/

父母の持続力を受け継いで鋭敏な脚は全然ないですが(^ ^;)、ワンペースでジワジワジワジワ伸び続ける脚質で、スプリングSもオルフェーブルに並ぶまもなく交わされたものの、しかしあと200mからはまたジワジワ詰めていました

そういう馬に乗せたらそういう脚の使い方をしてくるアンカツさんが、これまで3回も跨ってそういう馬だとちゃんと理解しているところが、この馬の一番おっかないところだと思います

まあでも、ポップロックのイメージならやっぱり銀か銅という気はしますが…(^ ^;)

ダノンミルはジャンポケ×フジキセキの全妹という配合で、フジキセキ×トニービンといえばドリームパスポートやフィールドベアーやキタサンアミーゴなんかがいますが、サッカーボーイ牝系でWild Riskのクロスを持っていたドリパスのような斬れのイメージはなくて、やっぱりフィールドベアーやキタサンアミーゴに近い脚質というか、速い脚はないですが持続力に長けたタイプ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102875/

大跳びで東京は合いそうですが速い脚を要求されるとどうかという面はあるだけに、テン乗りのウチパクが持続脚質だと理解して乗れるかどうか、この馬もそこが大きなポイントでしょうね~

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ディープインパクトと「ナスキロ」

2011-04-19 14:27:43 | 血統予想

NETKEIBA「プレミアサービス」「競馬総合チャンネル」では、「POGレース分析」と題して新馬未勝利戦勝ち馬の血統解説と評価をしています
今週(木曜公開)の一部を掲載します

●レッドセインツ(牡)
父ディープインパクト、母サセッティ(その父Selkirk)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103154/
4/16阪神・はなみずき賞(芝1800m良)1分47秒2(クビ)
 ハーツクライやダイヤモンドビコーでおなじみのMy Bupers牝系。小柄で母父Selkirk(Qエリザベス二世S)のマイラーっぽさも出た体型走法で、ここ2走は2000mで結果が出ませんでしたが、距離短縮で変わり身をみせましたね。母系にRivermanが入ってナスキロのクロスになるので外回り向きの斬れもある馬です。
B:芝ダ1400~1800

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ここまでディープインパクト産駒は阪神外回りの重賞特別を4勝していますが、その4頭、マルセリーナ(Mill Reef,Sir Gaylord)、レッドセインツ(Riverman)、トーセンレーヴ(Caerleon,Sir Gaylord)、リベルタス(Mill Reef)はいずれもナスキロ血脈を持っています

また京都外回りの重賞特別は3勝していますが、マルセリーナ(前出)とダノンシャーク(Caerleon,Mill Reef)はナスキロ持ちで、きさらぎ勝ちのトーセンラーだけは母系にナスキロを持っていません

ここから推し量れることは、

・ディープインパクト(の母父Alzaoの母父Sir Ivor)にCaerleonやMill ReefやSir Gaylordといったナスキロ血脈を合わせると、外回り向き、長い直線向きの柔らかな斬れ味が表現されやすい

・トーセンラーのきさらぎ勝ちはyさんへのレスにも書いたように、斬れで差したというよりは「サンデー×Lyphard×ハイインロー」らしい前受けでの勝利とみたい

ということじゃないかと

たとえばドナウブルーやスマートロビンは母系にナスキロ血脈がないので、こういう配合は外回りで追い込んでもあんまり味がなくて、やっぱり内回りで俊敏さや粘っこさを活かす脚質に出やすいでしょう

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サンデー×Lyphardにみる“ハイインロー”の偉大さ(15)~ホワイトマズル×サンデー編

2011-04-18 10:56:51 | 配合論

ホワイトマズルはダンシングブレーヴの代表産駒の一頭で、ドーヴィル大賞典と伊ダービーに勝ち凱旋門とキングジョージで2着

母父がスタミナの塊のEla-Mana-Mou(Hyperion,Fair Trial,Alycidonのクロス)で、だから父よりも持続型でジワジワ伸びる脚質の中距離馬で、春天馬と菊花賞馬とオークス馬を出したように産駒も中長距離の活躍が目立ち、シルポートのようなマイラーのオープン馬は珍しいのですが、それはやっぱり母母フジャブがWoodman×Danzigという我の強いスピード血統だからでしょう
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2005109202/

そしてシルポートのような「ホワイトマズル×サンデーサイレンス」の組み合わせは、(Ela-Mana-Mouのスタミナが入るので)自ずと「サンデー×Lyphard×ハイインロー」の配合形になり、この配合形は前受けで粘りや頑張りを発揮するというのが持論ですが、シルポートの逃げはまさにそれを体現したものといえます

アサクサキングスの菊花賞と阪神大賞典と京都記念はいずれも4角2番手できさらぎ賞は逃げ切り、シャドウゲイトのシンガポール国際と中京記念は先行で中山金杯は逃げ切り、シンゲンはエプソムCと新潟大賞典を中団差しで勝ったものの、これは相手が弱いからできる芸当でもっと前受け脚質に移行すべきだと書いてきましたが、その後オールカマーでは5-4-3で抜け出しドリームジャーニーの追い込みを封じて勝ちました

他ではコロンバスサークルもオープン入り後は頭打ちにみえますが、昨秋のエリ女では緩みないラップを6-7-4-4と先行してアパパネやヒカルアマランサスと差のないところまで粘ったし、デリキットピースも忘れな草を3-3-2-2で勝ったまではよかったのですが、折り合いにくいからと短かいところを使うようになり、しかし1400mあたりだと折り合いはついても先行する脚はないので準オープンをなかなか抜け出せないでいるのがもどかしいです

最近ではロードオブザリングがいかにも持続力で走るタイプで、これも昨秋に前受けできるようになってから出世街道に乗りました

ナリタスレンダーはRound Tableのクロスなのでファストタテヤマみたいな京都外向き斬れ味を受け継いでいて、だから京都外マイルではよく狙ってきましたが、でもこういう斬れ味で追い込むスタイルでは、なかなかオープンにはいけないんですよね~

あと「牝馬特有の斬れ」という言い方をするように、前受けで踏ん張るというのは基本的に男性的な脚質というべきで、だからホワイトマズル×サンデーに限らず「サンデー×Lyphard×ハイインロー」の一流どころは圧倒的に牡馬が多く、ディープインパクト、ハーツクライ、ナカヤマフェスタ、ローズオングダム、バブルガムフェロー、キンシャサノキセキ、ザッツザプレンティ、キャプテントゥーレと、牡はホワイトマズル×サンデー以外にもこれだけのG1馬が出ているのに対し、牝のG1馬はリトルアマポーラとチアズグレイスの2頭だけで、やっぱりHyperionというのは男性的な血脈なんだろうと

サンデー×Lyphardにみる“ハイインロー”の偉大さ(14)~前受けで頑張れないディープ産駒に当惑
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/24c69774e463156e8cda404f175c8bbf

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100万馬券がかすったが…

2011-04-18 10:34:50 | 血統予想

阪神11R マイラーズC
◎13.ゴールスキー
○11.ダノンヨーヨー
▲18.アパパネ
△5.リーチザクラウン
△6.ショウリュウムーン
×4.ロードバリオス
×9.スマイルジャック
注2.ライブコンサート
注3.コスモセンサー
▲は今週の追い切りが柔らかみと余裕のあるいい動きだが、休み明けで引っかかって裏切っている前科が二度あるだけにこの外枠は気がかり。◎はヌレイエフとクリスを中心にハイペリオンとナスルーラとフェアトライアルの組み合わせでまとめた配合で、ヌレイエフのナタの斬れでドーンドーンと加速するので、俊敏さはあまりないが長くいい脚を使える長めマイラー。だから直線の長いコースでマイルCSのように持続戦になればしぶといが、東京新聞杯のようにゴチャゴチャしたところを進路変更しながら器用な脚を使えるほうではない。今の阪神は上がりがわりとかかる決着になるから、この馬の持続力がモノをいうと読んでみた。

阪神6R 3歳500万下
◎14.レッドエレンシア
○11.スマートオーシャン
▲3.サンライズアバカス
△16.ラインアンジュ
×9.ヤマニンパピオネ
×13.エーティーランボー
注7.ママキジャ
注17.セイユウハート
▲は「POG特集」の推奨10頭で取り上げたようにフレンチデピュティ産駒としては満点の好配合だが、全姉サンアディユとはタイプが違ってもう少し長いところの馬だろう。勝てばアッサリだと思うが、軸としては◎をとりたい。母父ブランアンズタイムが強いパワー型で前走をみると1200mは少し忙しく、芙蓉Sをみるとマイルは少し長い。クリアンサスに食い下がった1400mがベストで、府中の直線半ばの坂で後続を突き放して粘った脚からして、急坂小回り1400mこそベスト条件だろう。馬体の細化さえなければ力は出せるはず。

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阪神6Rはサンライズアバカスを▲にしてまで◎レッドエレンシアで入っただけに、ラフアウェイが抜けたのは痛恨でしたね~(レッド→エーティー→スマートは持ってたんですが…)
サンライズはやっぱりこの距離では行けないし、行けないと現状は力を出せないようで、行ける距離に出てきたら今度は◎で狙ってみようかなと

マイラーズはかすりもしなかったので直線は唖然としてみていましたが(^ ^;)、後続の騎手たちから「スローで動くに動けなかった」的なコメントが出ているのを読むと、じゃあガイジン騎手はなぜ動くに動けるのだろう…と

ダノンヨーヨーは好位からひと脚使う競馬ができたのは収穫でしたが、今日も「抜きん出た脚」を使えたのはあと200mまでで、最後は他馬と同じ脚色になってました
これを踏まえて次、ウチパクがどう乗ってくるのか注目したいですね~

ゴールスキーはバテずに伸び続ける脚質ですからこういう大敗をする馬ではないんですが、今日は行きっぷりからして悪すぎましたね…
まあいずれにしても、この馬は速い上がりを瞬発力で差すタイプではなくて、マイルCSはHペースの持続戦になったからこそ好走できたのだというのが私の解釈です

リーチとスマイルジャックは不本意な位置取りで不本意なレースになってしまいましたが、それはいつも言うようにマイルがベストではないという側面も多分にあるからだと思うわけで、たとえばスペシャルウィークとタニノギムレットが安田記念やマイルCSに出たとしても、同じように不本意なレースになってしまう可能性は、少なくとも2000mや2400mよりは高いだろうと思います

勝ち馬の血統については別エントリで

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