■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2020)』で推奨したオメガロマンス(牝3歳)が土曜中山6Rの新馬戦(芝1600m)を勝ち上がりました。
オメガロマンス(牝・父ハーツクライ・母オメガスピリット)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2018104563/
ヌーヴォレコルトやオーケストラの全妹で、ゴッドインチーフの姪。母系にChief's Crownを持つハーツクライ産駒はベルラップやプリンスオブペスカなどがおり、JRA出走28頭中18頭が勝ち馬と相変わらず高確率。ジャスタウェイの代でもヴェロックスが出ているニックスだ。良血ハーツらしい体の線がきれいな馬です。(望田)
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2019)』で望田潤が推奨したスティクス(牝3歳)が土曜小倉2Rの未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がりました。
★シルクホースクラブ
父ロードカナロア
母ペンテシレイア(ネオユニヴァース)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2018105259
牝 募集価格:3000万円
母ペンテシレイアはダービー馬ロジユニヴァースの全妹にあたり、自身も大井で2勝、中央再転入後に2勝の計4勝をあげました。500キロを超える大型でダ1800を先行して好走しましたが、そこにロードカナロアが配された本馬は、Kingmamboとソニンクを通じるMr.ProspectorとNureyevのクロスで、他にTerlingua≒Sir Ivorのニアリークロス4×6も。母にカナロアのしなやかさをプラスしたような馬で、中距離をこなすマイラーとして上級は計算できるでしょう。そして古馬になって更に良くなりそうなタイプでもあるので、長く楽しめる馬だろうとみています。(望田)
■『ディープインパクト好配合リスト(2020)』で望田潤が推奨したイズンシーラブリー(牝3歳)が日曜中山5Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。
◎イズンシーラブリー(牝、母ブルーミンバー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2018104765/
トーセンブレスやブルーミングスカイの全妹でニジブルームの姪。母タヤスブルームはフェアリーS勝ち馬。ディープインパクト×Fairy Kingはジュールポレールやコントラチェックなど牝が非常によく走る配合だが、ディープ×ファルブラヴもJRAに6頭が出走し5頭が勝ち馬で、前記トーセンブレスにハープスターにワントゥワンとやはり女性上位。(望田)
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2019)』と『望田潤のPOG好配合馬リスト(2020)』で望田潤がダブル推奨したウィンドリッパー(牡3歳)が日曜中京5Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。
★シルクホースクラブ(追加募集)
父ルーラーシップ
母スピードリッパー(ファルブラヴ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2018105105/
牡 募集価格:3500万円
母スピードリッパーは重賞2着が3回あるオープン馬。その兄ポップロックとは父(ファルブラヴとエリシオ)の血脈構成もよく似ているので7/8同血ぐらいの間柄ですね。ルーラーシップとの配合はNureyev≒Fairy King5×3で緩い父母相似配合になり、母が競走能力が高かったので信頼度の高い配合といえます(父ロードカナロアの兄2頭もともにJRA勝ち馬となっている)。ルーラーシップ×ファルブラヴはJRAに10頭が出走しディアンドル、テトラドラクマ、ヒシゲッコウ、グランレイなど5頭が勝ち馬。ファルブラヴの影響で適度に締まりのある体質も好感で、ヒシゲッコウより速くグランレイより長くというイメージで、ちょうど1800~2000mぐらいの馬になると思います。(望田)
ウィンドリッパー(牡・父ルーラーシップ・母スピードリッパー)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2018105105/
母スピードリッパーは重賞2着が3回。ルーラーシップとの配合はNureyev≒Fairy King5×3で緩い相似配合になり、母が競走能力が高かったので信頼度の高い配合といえる。ルーラーシップ×ファルブラヴはJRAに10頭が出走しディアンドル、テトラドラクマ、ヒシゲッコウ、グランレイなど5頭が勝ち馬。シルクの追加募集でいい馬だったのでこっちでも。(望田)
■土曜中京11R愛知杯3着 ウラヌスチャーム(一口・望田)
■日曜中山11R京成杯3着 テンバガー(一口・栗山)
■日曜小倉12R宇佐特別 ワールドウインズ(POG・望田)
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クロフネの配合のキモは、母ブルーアヴェニューがNasrullah≒Royal Charger≒Oil Capital≒Nizami4・5×5・5・6・6、Nearco5×4・6・7・7とまさに「3/4Nasrullah,3/4Nearco」、そこにNasrullahクロスを持たずNearco5×5のフレンチデピュティを配したという緊張→緩和の爆発にあると思っています
父のフレンチデピュティもいろいろ欠点はありますが優秀なDeputy Minister系の血なので、牝馬ばかり走って後継がほとんど残らなかったのが(種牡馬となっているのはテイエムジンソクだけ)残念ですね…
ハーツクライとChief's Crownのニックスについては何度か書いていますが、Chief's Crownはナスペリオン+Pretty PollyのIndian Hempの血を引くので、トニービンとわりとニックスで、ジャスタウェイの代表牡駒ツートップも母系にChief's Crownの血を引きます
以下にChief's Crown持ち牝馬との種牡馬成績をザッとまとめましたが、「トニービン持ち種牡馬×Chief's Crown持ち牝馬」という組み合わせだけでもそれなりに数字が上がることがまあ実感できるかと
●Chief's Crown持ち繁殖に対する種牡馬成績(黄色はトニービン持ち)
ちなみにドゥラメンテ産駒ではキッズリッカリッカ(0-0-0-3)、ラブリーデイ産駒ではスワーヴゾロ(0-0-0-1)、ともに既出走は1頭のみでした
以下のようにディープインパクト×Fairy Kingは全体として高確率で走ってますが、特に牝馬はほとんど外さずオープンまでいくんですよね…愛知杯も1着5着でした
アーモンドアイみたいな中距離型のほうが珍しいぐらいで、ロードカナロア牝駒は概ね短距離になりやすいんですが、War Relic≒Eight Thirty的な血を入れると(レディブラッサムがもつEight Thirty≒War Relic6×6・6と呼応するので)
なおさら短距離やダートに振れる傾向があります
スティクスも私は中距離もこなすマイラーのイメージやったんですが、ネオユニヴァースの母父KrisにはWar Relicの血が入るので、新馬戦も芝ダッシュは抜群でしたが高速馬場の芝1200をスイスイ逃げ切り、そうかおぬしジョーカナチャンやったんかと(^ ^;)
ちなみに母系にKris=Diesisを引くカナロア牝駒には、他にジョーカナチャン、エイシンデネブ、エアリーフローラ、カーティバルなどがおり、全13勝の内訳は1000m3勝、1200m7勝、1400m2勝、1800m1勝でした
ダノンスマッシュも平坦ではほぼ無敗のはず
何とか今いる世代からクロフネ後継出てほしいなと思います
パクスアメリカーナが順調であれば…
タマモホットポットの19とかホームランかっ飛ばしてくれないかな…