栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したインファイター(牡3歳)が土曜京都6Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。
★シルクホースクラブ
父エピファネイア
母インヘリットデール(ルーラーシップ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021105405/
牡 募集価格：6000万円
フサイチリシャールやライラプスの甥で、母母フサイチエアデールは重賞4勝。クロノジェネシスやノームコアも同牝系です。母インヘリットデールはルーラーシップ産駒らしく芝中距離でしぶといところを見せました。そこにエピファネイアだと中距離×中距離で重厚で緩くなりすぎる心配もあるのですが、母母が一流マイラーのフサイチエアデールなので、エフフォーリアやデアリングタクトのような好バランスになりました。クロスがサンデーサイレンス4×3とSadler's Wells≒Nureyev4×6、大望を抱けるエピファ牡駒だと思います。(望田)
【8月1日追記】
父エピファネイアは、エフフォーリアやデアリングタクトの父。「キングカメハメハ+エアグルーヴ牝系」の繁殖牝馬と相性が良く、この組み合わせからスカイグルーヴ(京王杯SC-2着)、ソネットフレーズ(デイリー杯2歳S-2着)が出ています。本馬の母の父ルーラーシップは、「父キングカメハメハ、母エアグルーヴ」ですから、成功パターンをなぞる配合構成です。2代母フサイチエアデールは重賞を4勝した名牝。母インヘリットデールが持つMr.Prospector4×3、自身が持つサンデーサイレンス4×3は、スピードや決め手を補うので好ましいでしょう。芝向きの中距離タイプ。(栗山)
■土曜京都9R五条坂特別 スマラグドス(POG・望田)
■土曜中山9R菜の花賞 ミラビリスマジック(POG・栗山)
■土曜中山11RニューイヤーS パラレルヴィジョン(一口・望田＆栗山、POG・望田)
パラレルヴィジョンはマイルで人気になってるので大丈夫かいなと思ってたんですが、3番手でうなりながら抜け出してきたのは鞍上ルメールもビックリで、いつの間にかおぬしバスラットレオンになってたんか
上のようにパラレルとバスラットは母系にGreen DesertとSadler's Wellsが入る点が共通しますが、このパターンは以下のようにJRA出走4頭全て活躍、牡もめちゃんこ走るキズナの黄金配合(･∀･)
2歳では母アップワードスパイラルの牝(スパイラルノヴァの全妹、ワカウカド募集)と母マイダイアリーの牡(セレクションセール3300万円)がこの配合パターンですね
キズナのニックスといえば3歳世代でもミラビリスマジックが出た母父シンボリクリスエス、キズナの同期のライバルといえば産駒が日曜の両重賞を制したエピファネイア、ライバルの血を取り込む配合は成功するのです(･∀･)
ヤマニンウルスが無敗の4連勝でオープン入り、スワーヴリチャード×Danzigが成功していることは何度か書いていますが、ジャスタウェイもダノンザキッド、テオレーマ、マスターフェンサー、ルージュエヴァイユ、ヴェロックス、アドマイヤポラリスと、代表産駒のほとんどがDanzigもちで、トモが緩いハーツクライ系にはDanzigを持たせて旅をさせよ
