栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

8/17~20の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2023-08-23 09:24:13 | 共有クラブ

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求が推奨したウールデュボヌール(牡2歳)が日曜札幌5Rの新馬戦(芝2000m)を勝ち上がりました。

ウールデュボヌール(牡・父キタサンブラック、母サンクボヌール)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104860/
ストキャスティーク(現2勝クラス)の半弟で、母ミュゲボヌールは現役時代に芝1800mで2勝を挙げた。母の父がハービンジャーで、それをサンデーサイレンスのクロスで挟むという配合構成は、まだ数は少ないもののメイケイエールやドゥラドーレスなどが出ており成功している。母方にデインヒル、Gone West、Nijinskyを併せ持つキタサンブラック産駒なので、皐月賞馬ソールオリエンスとそっくり。ソールオリエンスの2代母Light Questと、ハービンジャーの父Dansiliは配合構成がよく似ている。芝向きの中距離タイプ。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で栗山求が推奨したフォーディアライフ(牡2歳)が土曜札幌2Rの未勝利戦(ダ1700m)を勝ち上がりました。

★ジーワンサラブレッドクラブ
父ドレフォン
母ディアマイダーリン(ハーツクライ)
牡 募集価格:3600万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104770/
父ドレフォンは初年度産駒から皐月賞馬ジオグリフを出しましたが、現時点で芝16勝、ダート48勝。芝とダートの勝利数の比率は1:3です。母ディアマイダーリンはフローラS(G2)で2着となる一方、ダート1800mのクイーン賞(Jpn3)を勝っており、芝・ダート兼用タイプでした。2代母オネストリーダーリンが名繁殖牝馬ニキーヤ(ゴールドアリュールの母)の半妹であることがパワーの源泉でしょう。こうした血統背景を考えると、2歳戦はともかく、3歳以上になればダート方向に傾いていく可能性が高いのではないかと思われます。「ドレフォン×ハーツクライ」は2頭出走していずれも勝ち上がり、エーデルワイス賞(Jpn3・ダ1200m)2着のヒストリックノヴァが出ています。母はサンデーサイレンス、Nureyev、Reluctant Guestを併せ持つのでゴールドアリュールと血統構成が似ているのですが、「ドレフォン×ゴールドアリュール」も3頭中2頭が勝ち上がるという良好な成績です。ダート1800mがベストでしょう。(栗山)


■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2022)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したマテンロウカノン(牝3歳)が土曜札幌7Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。

マテンロウカノン(牝・父サトノダイヤモンド・母ウォークロニクル)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2020103254/
クロノジェネシスやノームコアの姪。母母クロノロジストはフサイチリシャールと同血で、その母インディスユニゾンはフサイチエアデールの全妹。最近も活躍馬が途絶えず大物が出ていて、また牝馬が走ることでも知られる牝系だ。サトノダイヤモンド×ウォーエンブレムは重厚な字面だが、クロノロジストがパワーマイラーなので好バランス。(望田)

マテンロウカノン(牝・父サトノダイヤモンド・母ウォークロニクル)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2020103254/
母ウォークロニクルは芝短距離で2勝クラスまで出世した。ノームコア(香港C、ヴィクトリアマイル)とクロノジェネシス(有馬記念、宝塚記念2回、秋華賞)の半姉にあたる良血なので繁殖牝馬として期待が掛けられる。父サトノダイヤモンドは母方からスピードを取り入れたいタイプなので、母が持つ Mr.Prospector 3×4、自身が持つサンデーサイレンス3×4は好ましく、Deputy Ministerが入るのもいい。仕上がりが早くスピード十分。(栗山)

■木曜門別11RブリーダーズゴールドC3着 カラフルキューブ(一口・栗山&POG・望田)
■日曜小倉9R西部スポニチ賞 アドマイヤラヴィ(POG・望田)
■日曜札幌9R大通公園特別 ミラクルティアラ(一口・望田&栗山、POG・望田)
■日曜小倉10R薩摩S フルヴォート(一口・望田)
■日曜小倉11R北九州記念3着 ストーンリッジ(ディープ・望田)
■日曜札幌11R札幌記念3着 ソーヴァリアント(POG・望田)



ウールデュボヌールは母系にLe FabuleuxとTehran二つが入るのでキタサンブラックの底力が活きた配合といえますが、押し出されて先頭に立ったら物見して川田が制御するのに苦労していて、しかしユタカがスッとハナに行ったら落ち着きを取り戻して叩き合いで底力を発揮
キタサンブラック×ハービンジャーはイクイノックスのようにWorden≒Le Fabuleuxのニアリークロスになるので大物が出る可能性はあると思いますが、母母がマイラー質でないとスピード面で苦戦するかもという配合でしょうね



カラフルキューブはドレフォン×フジキセキ×クロフネ、ドレフォンは基本ダートのマイラーのイメージですが、配合に素直で母系にフジキセキをもつ場合は芝0勝ダ16勝、母系にフレンチデピュティをもつ場合は芝2勝ダ16勝、Deputy MinisterにWar Relic≒Eight Thirty≒Good Example的な血を合わせると猛烈にダートに振れます



土曜の札幌芝はインが強く逃げた馬が[6-0-0-1]でしたが、このバイアスを唯一外から差し切ったのが5R新馬のラヴスコール
武史も絶賛してたらしいですが、配合的にも母系にMixed Marriage(Known Fact経由)が入ってNureyev≒Sadler's Wellsの3/4同血クロス5×5をもつというのはドゥラメンテ黄金配合のど真ん中
母カレドニアレディはコーラルチャージスプリントS(英G3・芝約5F)勝ち馬、全姉スコールニユバンスも好きな馬でよく狙ってますが、姉よりモノは上で距離ももちそうですね

コメント (7)
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